【原ゆみこのマドリッド】同じミッドウィークでもちょっと気が抜ける…
2018.04.21 19:30 Sat
▽「まさか、ワンダで2日連続バルサの優勝が決まるの?」そんな風に私がおののいていたのは木曜日、ミッドウィーク開催のリーガ33節でアトレティコがレアル・ソシエダに手も足も出ず、3-0と1年以上ぶりの大敗を喫した直後のことでした。というのもTVのアナウンサーが「優勝までバルサはあと勝ち点3になった」と言うのを聞いたからで、今週末は土曜にコパ・デル・レイ決勝があるため、34節のバルサvsビジャレアル戦が先送りに。となれば、日曜にはもう、頭の中にはすでに来週木曜のヨーロッパリーグ準決勝アーセナル戦1stレグのことしかないアトレティコが、来季のEL出場圏を争っている5位のベティスに午後8時45分(日本時間翌午前3時45分)からの試合で負ければ、その条件が満たされるんじゃないかと思ったんですけどね。
▽まあ、ヨソ様のチームが争うコパ決勝の話はともかく、このミッドウィークのリーガ戦の様子もお伝えしておかないと。またしても先陣を切ったのは弟分のレガネスで、火曜の夜にエスタディオ・セラミカでビジャレアルに挑んだんですが、やはり前節で残留がほぼ確定していたというのが気の緩みに繋がったんでしょうか。ええ、もう少しでハーフタイムという前半42分にCKから、ビクトル・ルイスに先制点を決められると、後半10分にもバッカにエリア外から撃ち込まれてしまう始末。37分にはブラサナツのゴールでようやく1点を返したんですが、今季コパ16強対決2ndレグと同じスコアとはいえ、その時は1stレグの1-0勝利がモノを言って、アウェイゴール差による準々決勝進出というご褒美があったのとは大違い。リーガではただの敗戦にすぎないなのは残念だったかと。
▽一方、もう1つの弟分、ヘタフェは翌水曜、こちらもアウェイでバレンシア戦だったんですが、いやあ、5位のベティスに勝ち点差10をつけて、ほぼ来季は3年ぶりのCLグループリーグ返り咲きが決まっている相手でもローテーションすると、意外と力が落ちるものですね。ボルダラス監督のチームもアンヘルが出場停止でいなかったものの、この日はエースのホルヘ・モリーナとペアを組んだレミが大当たり。前半15分にはダミアンのパスが先制ゴールを挙げると、後半3分にもモリーナの横パスを見事なワンタッチでGKジャウメ・コスタを破り、2点差にしてくれるんですから、嬉しいじゃないですか。
▽まあ、この辺が来季は試合数がぐっと増えるバレンシアの課題で何せ、CLとリーガを同時に戦い抜くにはとにかく、上質で厚い選手層が必要ですからね。このオフシーズンの動きが注目されますが、残留を達成しても万が一の7位のご褒美、EL出場権を目指して気を抜いていないヘタフェの健闘も称えてあげないと。唯一、気になるのはこの日も前節のエスパニョール戦に続き、出場機会のなかった柴崎岳選手ですが、この土曜午後1時(日本時間午後8時)からは乾貴士選手との日本人対決となるエイバル戦も控えていますしね。丁度、3連戦最後の試合となるだけに今度は先発を期待してもいいかも。
▽いやあ、実を言うと、私がオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の実況に耳を澄まし、ヘタフェの白星を喜ぶことができたのはサンティアゴ・ベルナベウのスタンドでのことで、というのもその直後にレアル・マドリーとアスレティックの試合がキックオフ。先週末のマラガ戦にはお休みをもらったクリスチアーノ・ロナウドやモドリッチ、マルセロらも復帰して、メンバー的には来週水曜のCL準決勝バイエルン戦1stレグの予行演習だったような感じでしたが、後でマルセロも「Esta complicado pero tenemos que jugar/エスタ・コンプリカードー・ペロ・テネモス・ケ・フガール(難しいけれど、プレーしないといけない)」と認めていた通り、優勝の可能性がほぼない状況では、選手たちにリーガ戦に真剣に取り組む意欲が起きないのは仕方なかったかと。
▽そのせいもあったんでしょうねえ、開始から7分にはサン・ホセの至近距離シュートをGKケイロル・ナバスがparadon(パラドン/スーパーセーブ)しなければならなかったと思えば、13分にはコルドバのスルーパスをウィリアムスがvaselina(バセリーナ/ループシュート)。「Aritz me suele decir que contra el portero hay que picarla/アリツ・メ・スエレ・デシール・ケ・コントラ・エル・ポウテーロ・アイ・ケ・ピカールラ(アドゥリスはボクによく、対GKではボールを突っつけと言うんだ)」とその日はベンチスタートとなった、37歳の大先輩FWのアドバイスがゴールに繋がったと当人は打ち明けていましたが、マドリーにとって誤算だったのはそのたった1点がなかなか返せなかったこと。
▽原因はアスレティックのGKケパで、ロナウドもバランもアセンシオもことごとくシュートを弾かれてしまったんですよ。何せ彼はこの冬、マドリー移籍が本決まりと言われていながら、最後はジダン監督の意向で破談に。結局、契約延長をして、ビルバオ(スペイン北部、アスレティックのホームタウン)に留まることを選んだんですが、まさか初めて立つサンティアゴ・ベルナベウの舞台で逃した魚は大きかったことを見せつけてくれるとは!それどころか、後半にはコルドバとラウール・ガルシアのダブルチャンスで相手がリードを広げかねなかったため、23分にはジダン監督もその日も期待に沿う働きができていなかったベンゼマ、そしてアセンシオをベイルとイスコに交代。いよいよ根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)態勢に入ったところ…。
▽やっぱり最後はロナウドです。ええ、かなり長い時間、アスレティックのエリアを取り巻いて攻撃していたマドリーでしたが、いよいよタイムアップが迫ってきた41分、モドリッチが撃ったシュートをゴール前で彼がtaconazo(タコナソ/ヒールキック)。コースの変わったボールにケパは届かず、土壇場で同点に追いついているんですから、ジガンダ監督が「Es una pena que tan cerquita del final nos hayan empatado/エス・ウナ・ペナ・ケ・タン・セルキータ・デル・フィナル・ノス・アジャン・エンパタードー(あれだけ最後が近づいてきた時に追いつかれたのは残念だ)」と嘆くのも当然だったかと。いかにも、ちょっと本気になれば、点が取れるタレント満載のチームなればこその所業ですが、優勝が懸かっていなかったためか、奇跡の93分弾は生まれず、試合は1-1の引き分けで終わりましたっけ。
▽そしてアスレティック戦後のジダン監督の記者会見でも大活躍だったケパの件を除けば、ほとんどの質問がバイエルン戦についてだったことからもわかるようにもう、この先のマドリー話題はCL準決勝一色。いえ、日曜夕方に練習が再開される前、セルヒオ・ラモスやセバージョスらはおめかししてセビージャに帰郷、フェリア・デ・アブリルのお祭り気分を満喫する機会を逃していませんでしたが、中には休日返上でバルデベバス(バラハス空港の近く)に通いつめ、リハビリを急ピッチで進めているナチョのような選手も。水曜の1stレグに間に合うかはわかりませんが、相手にも主力のアレクッス・ビダルが半月板手術で一足早く今季を終えるなど、負傷者が出ているため、まだその辺の選手情報は試合が近づくのを待って、お伝えすることになりましょうか。
▽え、怖いもの見たさじゃないけど、アトレティコ惨敗の詳細も知りたいって? いやあ、実は水曜、マドリー戦の前にマハダオンダ(マドリッド近郊)に彼らの練習を見に行った私だったんですが、選手たちがグループに分かれてパス&ゴーのエクササイズをやっている最中、驚かされたのはシメオネ監督が「パスは受け手のことを考えて出すこと。もらう方がいい感じで受けられるように」とやたら強調していたこと。いえ、だって少年サッカーじゃあるまいし、彼らはプロなんですよ。そんなの言うまでもないことなんじゃないかと思っていたところ、そのソシエダ戦ではまず、「パスは何もないところでも敵めがけてでもなく、味方に向けて出す」という指示から必要だったのかと考えさせられる破目に。
▽ええ、前半にはゴディンのヘッドが、アトレティコから2月に移籍したモヤが負傷したのに代わり、復帰してきたGKルリに上手くセーブされてしまうなんてこともあったんですが、全体的に動きの鈍かった彼らは26分、トマスのボールロストから、ジャヌザイに右サイドから折り返しノクロスを入れられ、ウィリアム・ホセに先制点を奪われてしまったんですよ。おまけに後半34分にはトマスから代わったガビのミスから、フアンミの独走に繋がって、またしても失点してしまったから、3季連続でのサモラ(リーガ1失点率の低いGKに与えられる賞)獲得に向け、バルサのテア・シュテーゲンと熾烈な争いを繰り広げているオブラクが気の毒だったの何のって。
▽うーん、その頃には総攻撃態勢を発動したシメオネ監督がフアンフランに代え、ビトロを投入していたため、累積警告のリュカを補ったベルサイコの後を継いで、サウールが不慣れな左SBにポジションチェンジ。間が悪くもオフサイドラインを乱してしまうという不運もあったんですけどね。更にガメイロが抜け出したチャンスは2度とも、不当なオフサイドと怪しげなフェルナンド・トーレスのハンドを取られてシュートまで行きつけずと、ジャッジとの相性も悪かったんですが、ロスタイムにもデ・ラ・ベジャのクロスをフアンミにヘッドで3点目を入れられていてはもう開いた口も塞がらないとはまさにこのこと?
▽いえ、後でサビッチなど、「No jugamos tan intenso porque hay veces que el rival no te lo permite/ノー・フガモス・タン・インテンソ・ポルケ・アイ・ベセス・ケ・エル・リバル・ノー・テ・ロ・ペルミテ(ウチはいつもように激しいプレーはしなかった。時に相手がそれを許してくれないこともある)」と弁解していたんですけどね。もうずっと、少数精鋭での週2試合ハードスケジュールが続いている彼らだけに疲労が溜まっているのもわかりますが、おかげでどんなに来週木曜のア-セナル戦が心配になったことやら。
▽とはいえ、目前に迫るは日曜のベティス戦で、まだこの時点ではジエゴ・コスタは回復していない見込み。それどころか、ロンドンでの1stレグに間に合うかもわからないんですが、ここは彼らを信頼してあげないと。同日、木曜には遅い試合でロスタイムにレバンテに決勝点を取られてマラガの降格が数字的に決定、同様にベティスに負けたラス・パルマスもほぼ2部行きが確実となり、早くも始まった金曜の34節では弟分のレガネスがデポルティボとスコアレスドローを演じ、更に相手を崖っぷちに追い落とすなど、上下ともにカタがつきかけているリーガですが、次に注目となるのは現在、スポルティングと同勝ち点で2位にいる2部のマドリッド弟分、ラージョの昇格がいつ決まるかでしょうかね。
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▽どうやらそれは早合点で、当然ながら、コパ決勝の相手であるセビージャとレアル・マドリーの試合も延期。3位のお隣さんにも数字的には僅かに可能性があるため、リーガ優勝決定は早くとも来週末になるとわかったんですが、まったくねえ。どうもここ数年、コパではいつもバルサがトロフィーを掲げているような気がするという私の感覚は間違ってなくて、現在、彼らは3連覇中。今季は丁度、両者ともCLを準々決勝で敗退したばかりという状況でコパ決勝に臨むんですが、火曜のリーガでデポルティボと0-0で引き分けてすぐ、フェリア・デ・アブリル(春祭り)で湧く地元を避け、マルベジャ(地中海沿岸のビーチリゾート)で合宿入り、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン相手に慣れていないビッグマッチで全力を振り絞ったセビージャの方が、疲れが溜まっているのでは?▽となると、CL準々決勝ローマ戦2ndレグで不覚の逆転敗退を喰らい、三冠の夢が消えたリベンジとして、二冠獲得に燃えているバルサがコパ4連覇を達成する方がありそうですが、そこは何が起こるかわからないサッカー。マドリッド勢からすると、セビージャ優勝の場合、コパ王者が来季ELグループリーグ出場権獲得となり、リーガの7位に回らず。そこまであと勝ち点3に迫っている弟分、ヘタフェなどにはちょっと残念なことにもなりますが、結局は、コパでバルサに負けてもセビージャがリーガ経由で6月末に始まる予選2回戦から、EL本大会出場への長き道をたどることになるかもしれませんしね。とりあえず土曜午後9時30分(日本時間翌午前3時30分)からのコパ決勝は今季、オープンしたワンダ・メトロポリターノ初の大舞台として、私も素直に試合を楽しみたいところです。▽一方、もう1つの弟分、ヘタフェは翌水曜、こちらもアウェイでバレンシア戦だったんですが、いやあ、5位のベティスに勝ち点差10をつけて、ほぼ来季は3年ぶりのCLグループリーグ返り咲きが決まっている相手でもローテーションすると、意外と力が落ちるものですね。ボルダラス監督のチームもアンヘルが出場停止でいなかったものの、この日はエースのホルヘ・モリーナとペアを組んだレミが大当たり。前半15分にはダミアンのパスが先制ゴールを挙げると、後半3分にもモリーナの横パスを見事なワンタッチでGKジャウメ・コスタを破り、2点差にしてくれるんですから、嬉しいじゃないですか。
▽これを機にバレンシアは15分、「creo que debo potenciar el ataque, las bandas, y tener un centro del campo más creativo/クレオ・ケ・デボ・ポテンシアール・エル・アタケ、ラス・バンダス、イ・テネール・ウン・セントロ・デル・カンポ・マス・クレアティーボ(攻撃と両サイドを強化して、クリエイティブな中盤にするべきだと思った)」というマルセリーノ監督の考えで、一気にビエット、マクシモビッチ、アンドレス・ペレイラをロドリゴ、ソレル、フェランに代える大技に出たんですが、幸いにも反撃は24分のロドリゴの一発止まり。残り5分にはキャプテンのパレホがモリーナにやり返してレッドカードを出されたことなどもあり、そのままヘタフェは1-2で逃げ切ることに成功します。
▽まあ、この辺が来季は試合数がぐっと増えるバレンシアの課題で何せ、CLとリーガを同時に戦い抜くにはとにかく、上質で厚い選手層が必要ですからね。このオフシーズンの動きが注目されますが、残留を達成しても万が一の7位のご褒美、EL出場権を目指して気を抜いていないヘタフェの健闘も称えてあげないと。唯一、気になるのはこの日も前節のエスパニョール戦に続き、出場機会のなかった柴崎岳選手ですが、この土曜午後1時(日本時間午後8時)からは乾貴士選手との日本人対決となるエイバル戦も控えていますしね。丁度、3連戦最後の試合となるだけに今度は先発を期待してもいいかも。
▽いやあ、実を言うと、私がオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の実況に耳を澄まし、ヘタフェの白星を喜ぶことができたのはサンティアゴ・ベルナベウのスタンドでのことで、というのもその直後にレアル・マドリーとアスレティックの試合がキックオフ。先週末のマラガ戦にはお休みをもらったクリスチアーノ・ロナウドやモドリッチ、マルセロらも復帰して、メンバー的には来週水曜のCL準決勝バイエルン戦1stレグの予行演習だったような感じでしたが、後でマルセロも「Esta complicado pero tenemos que jugar/エスタ・コンプリカードー・ペロ・テネモス・ケ・フガール(難しいけれど、プレーしないといけない)」と認めていた通り、優勝の可能性がほぼない状況では、選手たちにリーガ戦に真剣に取り組む意欲が起きないのは仕方なかったかと。
▽そのせいもあったんでしょうねえ、開始から7分にはサン・ホセの至近距離シュートをGKケイロル・ナバスがparadon(パラドン/スーパーセーブ)しなければならなかったと思えば、13分にはコルドバのスルーパスをウィリアムスがvaselina(バセリーナ/ループシュート)。「Aritz me suele decir que contra el portero hay que picarla/アリツ・メ・スエレ・デシール・ケ・コントラ・エル・ポウテーロ・アイ・ケ・ピカールラ(アドゥリスはボクによく、対GKではボールを突っつけと言うんだ)」とその日はベンチスタートとなった、37歳の大先輩FWのアドバイスがゴールに繋がったと当人は打ち明けていましたが、マドリーにとって誤算だったのはそのたった1点がなかなか返せなかったこと。
▽原因はアスレティックのGKケパで、ロナウドもバランもアセンシオもことごとくシュートを弾かれてしまったんですよ。何せ彼はこの冬、マドリー移籍が本決まりと言われていながら、最後はジダン監督の意向で破談に。結局、契約延長をして、ビルバオ(スペイン北部、アスレティックのホームタウン)に留まることを選んだんですが、まさか初めて立つサンティアゴ・ベルナベウの舞台で逃した魚は大きかったことを見せつけてくれるとは!それどころか、後半にはコルドバとラウール・ガルシアのダブルチャンスで相手がリードを広げかねなかったため、23分にはジダン監督もその日も期待に沿う働きができていなかったベンゼマ、そしてアセンシオをベイルとイスコに交代。いよいよ根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)態勢に入ったところ…。
▽やっぱり最後はロナウドです。ええ、かなり長い時間、アスレティックのエリアを取り巻いて攻撃していたマドリーでしたが、いよいよタイムアップが迫ってきた41分、モドリッチが撃ったシュートをゴール前で彼がtaconazo(タコナソ/ヒールキック)。コースの変わったボールにケパは届かず、土壇場で同点に追いついているんですから、ジガンダ監督が「Es una pena que tan cerquita del final nos hayan empatado/エス・ウナ・ペナ・ケ・タン・セルキータ・デル・フィナル・ノス・アジャン・エンパタードー(あれだけ最後が近づいてきた時に追いつかれたのは残念だ)」と嘆くのも当然だったかと。いかにも、ちょっと本気になれば、点が取れるタレント満載のチームなればこその所業ですが、優勝が懸かっていなかったためか、奇跡の93分弾は生まれず、試合は1-1の引き分けで終わりましたっけ。
▽そしてアスレティック戦後のジダン監督の記者会見でも大活躍だったケパの件を除けば、ほとんどの質問がバイエルン戦についてだったことからもわかるようにもう、この先のマドリー話題はCL準決勝一色。いえ、日曜夕方に練習が再開される前、セルヒオ・ラモスやセバージョスらはおめかししてセビージャに帰郷、フェリア・デ・アブリルのお祭り気分を満喫する機会を逃していませんでしたが、中には休日返上でバルデベバス(バラハス空港の近く)に通いつめ、リハビリを急ピッチで進めているナチョのような選手も。水曜の1stレグに間に合うかはわかりませんが、相手にも主力のアレクッス・ビダルが半月板手術で一足早く今季を終えるなど、負傷者が出ているため、まだその辺の選手情報は試合が近づくのを待って、お伝えすることになりましょうか。
▽え、怖いもの見たさじゃないけど、アトレティコ惨敗の詳細も知りたいって? いやあ、実は水曜、マドリー戦の前にマハダオンダ(マドリッド近郊)に彼らの練習を見に行った私だったんですが、選手たちがグループに分かれてパス&ゴーのエクササイズをやっている最中、驚かされたのはシメオネ監督が「パスは受け手のことを考えて出すこと。もらう方がいい感じで受けられるように」とやたら強調していたこと。いえ、だって少年サッカーじゃあるまいし、彼らはプロなんですよ。そんなの言うまでもないことなんじゃないかと思っていたところ、そのソシエダ戦ではまず、「パスは何もないところでも敵めがけてでもなく、味方に向けて出す」という指示から必要だったのかと考えさせられる破目に。
▽ええ、前半にはゴディンのヘッドが、アトレティコから2月に移籍したモヤが負傷したのに代わり、復帰してきたGKルリに上手くセーブされてしまうなんてこともあったんですが、全体的に動きの鈍かった彼らは26分、トマスのボールロストから、ジャヌザイに右サイドから折り返しノクロスを入れられ、ウィリアム・ホセに先制点を奪われてしまったんですよ。おまけに後半34分にはトマスから代わったガビのミスから、フアンミの独走に繋がって、またしても失点してしまったから、3季連続でのサモラ(リーガ1失点率の低いGKに与えられる賞)獲得に向け、バルサのテア・シュテーゲンと熾烈な争いを繰り広げているオブラクが気の毒だったの何のって。
▽うーん、その頃には総攻撃態勢を発動したシメオネ監督がフアンフランに代え、ビトロを投入していたため、累積警告のリュカを補ったベルサイコの後を継いで、サウールが不慣れな左SBにポジションチェンジ。間が悪くもオフサイドラインを乱してしまうという不運もあったんですけどね。更にガメイロが抜け出したチャンスは2度とも、不当なオフサイドと怪しげなフェルナンド・トーレスのハンドを取られてシュートまで行きつけずと、ジャッジとの相性も悪かったんですが、ロスタイムにもデ・ラ・ベジャのクロスをフアンミにヘッドで3点目を入れられていてはもう開いた口も塞がらないとはまさにこのこと?
▽いえ、後でサビッチなど、「No jugamos tan intenso porque hay veces que el rival no te lo permite/ノー・フガモス・タン・インテンソ・ポルケ・アイ・ベセス・ケ・エル・リバル・ノー・テ・ロ・ペルミテ(ウチはいつもように激しいプレーはしなかった。時に相手がそれを許してくれないこともある)」と弁解していたんですけどね。もうずっと、少数精鋭での週2試合ハードスケジュールが続いている彼らだけに疲労が溜まっているのもわかりますが、おかげでどんなに来週木曜のア-セナル戦が心配になったことやら。
▽とはいえ、目前に迫るは日曜のベティス戦で、まだこの時点ではジエゴ・コスタは回復していない見込み。それどころか、ロンドンでの1stレグに間に合うかもわからないんですが、ここは彼らを信頼してあげないと。同日、木曜には遅い試合でロスタイムにレバンテに決勝点を取られてマラガの降格が数字的に決定、同様にベティスに負けたラス・パルマスもほぼ2部行きが確実となり、早くも始まった金曜の34節では弟分のレガネスがデポルティボとスコアレスドローを演じ、更に相手を崖っぷちに追い落とすなど、上下ともにカタがつきかけているリーガですが、次に注目となるのは現在、スポルティングと同勝ち点で2位にいる2部のマドリッド弟分、ラージョの昇格がいつ決まるかでしょうかね。
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