リーガの日本人はどう変わったか、乾と柴崎がそれぞれの時間で勝ち取った信頼-木村博嗣コラム(WOWOW)

2018.04.21 18:00 Sat
Getty Images
■“移籍先濃厚”ベティス戦で乾が受けた拍手
乾貴士が交代でグラウンドに入るとベティスの本拠地ベニート・ビジャマリンを埋めた観客から拍手と歓声が巻き起こった。まるで地元のヒーローを迎えるように。

「良い選手にはここのファンは誰であれ拍手するものだよ」と、私の質問に“キケ”・セティエン監督はとぼけたが、乾のベティス移籍は公然の秘密となっている。拍手はベティスファンたちが彼のプレーを楽しみにしている証拠だ。この移籍に疑問の声はほとんどない。

興味深いのは乾への第一の評価はドリブルやシュートに対するものではなく、献身さやエイバルへの忠誠心に対するものだったこと。スペインのサッカーファンはシャツの色を感じてプレーする選手を高く評価する。この点でどんな試合でも全力を尽くす乾は、「死ぬまでベティス」が合言葉の熱い魂を持つファンをも揺さぶった。「エイバルに忠誠を誓う彼はベティスには来ないのでは……」と心配する声もあったほどだ。
東洋の国の注目が集まることがクラブに経済的な利益をもたらすことはもちろん承知しているが、ファンの関心は戦力として活躍してくれるかどうかだけ。自由契約で移籍金が発生しないという追い風があった反面、貴重なEU外選手枠のうち1つを占めざるを得ないというハンディもあった。ベティスという伝統あるクラブ、来季は欧州カップ戦出場を目指す中堅から戦力として求められる際に、日本人であることがプラスにもマイナスにも働かなかったことこそ、乾がリーガでの3年間で勝ち取ったものだろう。

■柴崎のセンスは傑出しているが時間も必要
この“日本人だからスポンサー付の移籍”だとか“日本人だから下手”だとか“日本人だからチーム愛がない”という偏見を払しょくしリーガへの道を拓いた開拓者が乾だとすると、その先輩の馴らした道にスポーツカーで乗り込んで来たのが、柴崎岳である。
乾が準レギュラーとなるまで少なくとも半シーズン必要だったが、柴崎は2部テネリフェでの経験があったとはいえ、ヘタフェの開幕戦でいきなり先発デビューしたのだから。監督に使ってもらうには戦術理解、チームメイトとの呼吸、戦える心と体という部分で評価されるのが大前提で、日本で高く評価される個人技はプラスαに過ぎない。監督や仲間の求めることを理解するために必要なのは言葉以上に勘でありセンスである。1年1年積み上げるように成長していった乾に比べて柴崎のセンスは傑出しているように感じる。もっとも、乾のようにファンに尊敬される選手になるにはプレーで心をつかむ必要があり、そこは当然、柴崎には時間が足りていない。

■2人の現在地、後の日常
今季ここまでの2人の足取りを振り返ると、乾の方はレギュラーでフル出場が当たり前だったが、ここにきて途中交代や途中出場も増えている。大黒柱ペドロ・レオンが復活、似たタイプのテクニシャン、オレジャナが冬の移籍で加入したことで、アレホとだけポジション争いをしておけば良かった前半戦よりも競争のレベルが格段に上がっているのだ。柴崎の方は、ケガの間にセカンドトップのレギュラーをアンヘルに奪われ、左右サイドやボランチで使われているが、もう一つ結果が出ていない。アンヘルには決定力で、アマットにはスピードで及ばず、ポルティージョはキャプテンであり、ボランチだと柴崎の攻撃センスが生きない。控えの一番手として信頼されているが、先発するほどではない、というところだ。

だから、ヘタフェがエイバルを迎える今週末の日本人対決でもどちらか、あるいは2人ともベンチスタートという可能性はある。だが、日本人として悲観すべきことだろうか? 私はそうは思わない。城彰二の挑戦からここまで18年もかかっている。やっと欧州カップ戦の王者を輩出するリーグでレギュラー争いができるレベルまで来たのだ。一喜一憂せず同胞として温かく見守ろうではないか。
(文/木村浩嗣)

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