メッシ&アグエロ欠場のアルゼンチン、ブッフォン復帰のイタリアに快勝《国際親善試合》

▽国際親善試合、アルゼンチン代表vsイタリア代表が23日にマンチェスターで行われ、0-2でアルゼンチンが勝利した。

▽サンパオリ監督の下、ぎりぎりで南米予選を突破したアルゼンチンは、イカルディやディバラを招集外とした中、負傷によりアグエロが欠場、メッシがベンチスタートとなった。その一方で半年ぶりに代表復帰を果たしたイグアインがスタメンとなった。

▽一方、60年ぶりにワールドカップ出場を逃がす失態を犯したイタリアは、ヴェントゥーラ前監督を解任。ディ・ビアージョ暫定監督の下、代表引退を撤回した守護神のブッフォンが復帰し、先発での起用となった。そして、キエーザがスタメンで代表デビューを飾った。
▽3トップに右からランシーニ、イグアイン、ディ・マリアと並べ、中盤アンカーにビリアを配したアルゼンチンと、3トップに右からキエーザ、インモービレ、インシーニェと並べたイタリアの一戦。

▽試合はアルゼンチンがポゼッションを高める展開となると、17分に左CKからオタメンディの強烈なヘディングシュートが枠を捉えたが、GKブッフォンに横っ飛びでセーブされる。▽その後も左サイドのディ・マリアを起点にアルゼンチンが攻勢に出ると、前半終盤にかけてパレデスのミドルシュートやタグリアフィコの枠内シュートでGKブッフォンを強襲していく。

▽一方的に押し込んだアルゼンチンだったが、ブッフォンの牙城を崩すには至らず前半をゴールレスで終えた。一方、押し込まれ続けたイタリアは、シュート0本に終わった。

▽しかし後半開始3分、イタリアにビッグチャンス。インモービレのラストパスを受けたボックス中央のインシーニェがGKカバジェロと一対一となりシュート。しかし、枠の上に外してしまった。

▽さらに60分、ヴェッラッティの絶妙な浮き球パスをボックス左で受けたインモービレがシュートに持ち込んだが、GKカバジェロにセーブされた。

▽やや流れの悪いアルゼンチンはディ・マリアとパレデスに代えてペロッティとバネガを投入。それでも68分、イタリアに三度チャンス。ディフェンスライン裏を取ったインシーニェがボックス左からGKカバジェロを強襲するシュートを浴びせた。

▽攻勢のイタリアはインモービレに代えて代表デビューとなるクトローネを投入。しかし直後、ショートカウンターに転じたアルゼンチンが先制する。75分、ペナルティアーク左から放たれたバネガの左足ミドルが決まった。

▽さらに84分、ペロッティがGKブッフォンを強襲するシュートを浴びせると直後、再びカウンターに転じたアルゼンチンがゴールを奪う。イグアインのラストパスを受けたランシーニがボックス内から正確なシュートをゴール左上に突き刺した。

▽後半の2ゴールで勝利したアルゼンチンは4日後にマドリッドでスペイン代表と対戦し、イタリアは4日後にウェンブリーでイングランド代表と対戦する。

イタリア 0-2 アルゼンチン
【アルゼンチン】
バネガ(後30)
ランシーニ(後40)