ボヌッチの幸運弾でミランがリーグ戦4試合ぶり勝利《セリエA》

2018.01.07 01:06 Sun
Getty Images
▽ミランは6日、セリエA第20節でクロトーネをホームに迎え、1-0で勝利した。
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▽前節フィオレンティーナ戦を守護神ドンナルンマの好守連発と、途中出場のチャルハノール弾で辛くも引き分けた10位ミラン(勝ち点25)は、フィオレンティーナ戦のスタメンからボリーニとモントリーボに代えてチャルハノールとビリアを起用した。
▽前節ナポリに0-1と惜敗した18位クロトーネ(勝ち点15)に対し、[4-3-3]を採用したミランは3トップに右からスソ、クトローネ、チャルハノール、中盤アンカーにビリアを据えた。

▽開始1分にスソが枠内シュートをマークしたミランだったが、自陣に引くクロトーネを相手にサイドからクロスボールを入れていったものの、チャンスを生み出すことはできない。

▽そんな中25分、ミランに最初の決定機が訪れる。ショートカウンターに転じてチャルハノールがドリブルでボックス左に侵入。左足でシュートに持ち込むも、GKコルダスにセーブされてしまう。
▽前半半ば以降も攻めあぐねたミランだったが40分、右サイドからカラブリアの上げた好クロスにボナヴェントゥーラがヘディングシュート。しかし、枠の右に外してしまう。さらに41分、ビリアの左足ミドルはGKコルダスの好守に阻まれ、直後のスソの右サイドからのカットインシュートもGKコルダスに弾かれて左ポストを直撃し、ゴールレスで前半を終えた。

▽迎えた後半もミランがボールを保持する流れとなると、54分に均衡を破った。チャルハノールの左CKをGKコルダスがパンチングでクリアにかかるも、ルーズボールがボヌッチの頭に当たってゴールに吸い込まれた。

▽ボヌッチの幸運なゴールで先制したミランはさらに59分、CKの流れからボックス右のケシエがゴールへ蹴り込んで追加点を奪ったかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってケシエのファウルを取られ、ゴールが取り消された。

▽突き放せなかったミランは64分にピンチ。トロッタにボックス左へ侵入されてシュートに持ち込まれたが、GKドンナルンマがファインセーブで凌いだ。

▽守護神の好セーブでリードを保ったミランは、クトローネに代えてカリニッチを投入。89分のボナヴェントゥーラのコントロールシュートはGKコルダスのビッグセーブに阻まれ、追加点を奪えなかったが、1-0で逃げ切り。リーグ戦4試合ぶりの勝利を飾っている。

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