【FIFA18体験記】“マドリッド・ダービー”の行方は!? リアルさを追求するあまり展開が…

2017.11.26 10:00 Sun
▽圧巻のグラフィックとリアルさを追求し、バーチャルとリアルの境界線を曖昧にするほどの表現を追求した『FIFA 18』。エレクトロニック・アーツ社(EA)が制作を手がける「FIFA」シリーズで初となる選手の実際のモーションや特徴をピッチ上での動きに反映。「リアルプレイヤーモーションテクノロジー」と呼ばれる、新しいモーションキャプチャー技術を用い、現実のサッカーを細部にまで再現している。

▽とは言え、一体どこまで現実世界の動きや特徴を反映しているのかは気になるところ。そこで、超ワールドサッカー編集部が『FIFA 18』をやり込み、皆さんにそのリアルさをお伝えしていきたい。選手の表情や動きだけでなく、結果もリアルに近付くのか?!第1回は18日に行われた、アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーの“マドリッド・ダービー”にそれぞれの視点で挑戦する。

◆新スタ“ワンダ・メトロポリターノ”
▽今シーズン最初のマドリッド・ダービーの舞台は、アトレティコの新本拠地となった“ワンダ・メトロポリターノ”。そして、アトレティコのクラブエンブレムのコレオグラフィーと、アトレティの気合十分な感じが伝わってきます。
▽今シーズンから使用されているワンダ・メトロポリターノでのマドリッド・ダービー。勝ち点で並ぶ両者にとっては、相手を上回るチャンスだけに選手たちも気合十分でしょう。
◆無敗のアトレティコの陣容は
▽ここまでリーグ戦無敗のアトレティコは、その勢いのままマドリーを下したいところ。フォーメーションは[4-4-2]にしましょう。

▽負傷離脱していた、コケとカラスコが復帰見込みとの報が入ったため、両選手を両サイドに配置。中央はガビとサウール・ニゲスに任せます。最終ラインもフィリペ・ルイス、ゴディン、サビッチ、ファンフランといつものメンバー。守護神は当然のことながらオブラク。2トップはアントワーヌ・グリーズマンとケビン・ガメイロのフランスコンビを組ませました。
◆アトレティコの“堅守速攻”がさく裂!
▽アトレティコを操作しての第1戦の狙いはマドリー両サイドバックの裏のスペース。アトレティコ特有の“堅守速攻”で挑みます。にしても、グリーズマンがそっくり。いや、クリスティアーノ・ロナウドも似ているんですが、リアルさという点では選手の顔もやっぱり似ている…。臨場感がかなりあります。
▽試合に話を戻すとして、アトレティコはサイドのスペース、最終ラインの裏のスペースを一気に突いてゴールを目指します。すると序盤にいきなりチャンス!左サイドのコケからの絶妙なスルーパスに抜け出したグリーズマン。ボックス内でGKと一対一になるとシュート。これは弾かれるも、カバーに入ったセルヒオ・ラモスに当たって入り、相手オウンゴールで先制します。
▽見事にサイドから崩したアトレティコ。最後はオウンゴールになりましたが、マドリッド・ダービーでの先制ゴールは大きなもの。グリーズマンもしっかり喜んでいます。
▽さらに22分にも再び左サイドを攻略。ドリブルで最終ラインを突破したグリーズマンが今度はGKとの一対一でパスを選択。中央に走り込んだガメイロが冷静に流し込み、リードを2点に広げます。(スクリーンショットを撮るのが下手すぎる…)
▽前半をアトレティコの2点リードで終えると、マドリーは反撃。60分には、カゼミロに代えてマテオ・コバチッチを投入しゴールを目指します。

▽突き放したいアトレティコも、終盤にガメイロに代えてフェルナンド・トーレスを投入。すると87分にビッグチャンス。見事な抜け出しからトーレスがゴールを狙いますが、シュートはわずかに枠を外れてしまいます。悔しいトーレスはこの表情。
▽結局そのまま試合は終了し、アトレティコが2-0でマドリッド・ダービーを制しました。自分で操作していながら、アトレティコの守備は固く、カウンター時の押し上げも早い印象…え?錯覚!? いや、リアルさを追求したからでしょう。


◆マドリーでリベンジなるか!?
▽「アトレティコを操作してプレーして、アトレティコが勝つなんて当然だろ!」という声が聞こえてくるとか来ないとか。確かに、それでは公平ではないので、マドリーを操作してマドリッド・ダービー2ndレグを実施しましょう。
▽リアルさを追求…ということで、マドリーのケガ人はしっかり外さないとですよね。ガレス・ベイルが負傷により欠場が濃厚。ダニエル・カルバハルも居ないとか…イスコはスペイン代表で負傷しましたが、間に合うそうなので、[4-3-3]ではなく中盤ダイヤの[4-4-2]にしましょう。イスコをトップ下に、クリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマの2トップ、右サイドバックにはヘスス・バジェホを起用してみました。中盤はトニ・クロース、ルカ・モドリッチ、カゼミロの3枚。左サイドバックにマルセロ、センターバックはセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランです。GKは前節に続きキコ・カシージャにします。

◆いきなりの失点…
▽見てください!このクリスティアーノ・ロナウドの気合がみなぎった表情を。まるで、先ほどの敗戦のリベンジを果たそうという意気込みに満ち溢れているではないですか。しかし、そんなマドリーの出鼻をくじく展開が…。22分、またしてもグリーズマンにやられます。「さっき自分がやったじゃないか!」と言いたくなるほど同じ形で崩され、早々にアトレティコが先制します。

▽先ほどはノーゴールに終わったマドリーですが、今回はしっかりと反撃です。30分、クリスティアーノ・ロナウドがドリブルを仕掛け、そのまま前線のベンゼマへパス。クリスティアーノ・ロナウドの走り方がリアルすぎて驚きながらも、パスを受けたベンゼマがしっかりと決めます。そしてこのガッツポーズ!貴重な同点ゴールです。冷静にGKの動きを見ていました!
▽畳みかけたいマドリーは、トップ下に配置したイスコが魅せます!前半アディショナルタイム、中盤でイスコがボールを持つと、ベンゼマへ縦パス。そのリターンを受けたイスコが、ボックス中央からダイレクトで沈め、前半のうちにマドリーが逆転です。喜びすぎて、画面がブレている…。
▽その後は追加点を奪うべく前掛かりになるマドリー。しかし、アトレティコの堅守をなかなか破れません…。1-2のまま迎えた終盤に大ピンチが!またしてもグリーズマンに裏を取られると、コースを狙ったシュートが…しかし、ここは守護神・カシージャがビッグセーブ!何とか失点を免れます。
▽粘りを見せたマドリーでしたが、結局試合は1-2で終了。勝利したものの、2戦合計では3-2でアトレティコが勝利するという結果となりました。無念…。
▽僕の操作のレベルはさておき、マドリッド・ダービーは終了。アトレティコの堅守速攻ぶりは自分でプレーしても、COMとして対戦しても感じさせられました。逆にマドリーの破壊力ある攻撃陣は健在。スペースを狙われるという点でも、リアルさを追求!?できたのかもしれません。今回は、この辺りで。次回は、今シーズンのプレミアリーグで圧倒的な強さを見せるあのチームが登場です。

★僕の「Alex Hunter」
▽前回お伝えした「The Journey: Hunter Returns」。みなさんも進めていますか? 僕のAlex Hunterはチェルシーに入ることはお伝えした通りです。アメリカで行われたプレシーズンマッチではゴールを量産。アントニオ・コンテ監督の評価もしっかりと上げることができたようです。いよいよ、プレミアリーグが開幕します。

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