【原ゆみこのマドリッド】リーガが逃げて行く…
2017.10.31 23:00 Tue
▽「期待されてないのはわかるけど」そんな風に私が悲しくなっていたのは日曜の夜、テレデポルテ(TVE/スペイン国営放送のスポーツ専門局)のサッカー番組、エストゥディオ・エスタディオのコメンテーターたちがレアル・マドリーは今季のリーガ優勝を捨てたの何のと、口角泡を飛ばして議論しているのを聞いた時のことでした。というのも、その日の夕方、思いもかけず、ジローナ戦で躓いて、首位バルサとの勝ち点差が8に開いてしまったお隣さんなんですけどね。前日はアトレティコのビジャレアル戦も失意のうちに終わったため、それまで順位表など、見る気もしなかったものの、確認してみると、あら?4位のアトレティコは3位のマドリーと同じ勝ち点20で、首位との距離は変わらなかったから。
▽それにも関らず、優勝争い云々の話題が一切、出ていないというのは即ち、今季の彼らは候補にも入れてもらえていないんだってことだと思いますが、何せ、土曜はクラブが”El dia de las Penas/エル・ディア・デ・ラス・ペーニャス(ファンクラブの日)“と銘打って、スペイン内外から駆けつけた1万人余りの会員がワンダ・メトロポリターノを初体験。私もちょっと早めに行って、メトロ(地下鉄)7号線、エスタディオ・メトロポリターノ駅の1つ手前、ラス・ムサス駅で下車すると、途中にある広場、Plaza Grecia(プラサ・グレシア)にあるバル(スペインの喫茶店兼バー)の賑わいぶりを観察したり、更地の中央にそびえ立つスタジアムにファンたちが数方向から向かうパノラマを楽しんだりした後、今日こそはと座席でキックオフを待ったんですが…アップの時間、最後まで残って、シュート練習を繰り返していたグリーズマンの努力が実ることはありませんでしたっけ。
▽そう、サビッチのタックルでバカンブのシュートを間一髪のところで防いだものの、サウールの一撃もゴール前で敵DFの壁に跳ね返されてしまったアトレティコは恒例のようにスコアレスで前半を終了。それでも後半15分にはグリーズマンのクロスを受けたコレアが至近距離から決め、何とか先制したんですが、その5分後、ガメイロが絶好機でGKバルボサを破れないんですよ。うーん、マルカ(スポーツ紙)のコラムでクラブのレジェンド、横浜フリューゲルスでもプレーしたことのある元FWのフトレ氏も「カラのゴールを前にしたり、1対1でGKをかわして上手くゴールを挙げられるよう、que entrenamiento especifico piensas inventar para ensenar a tus cracks/ケ・エントレナミエントー・エスペシフィコ・ピエンサス・インベンタール・パラ・エンセニャール・ア・トゥス・クラックス(手持ちのクラックたちに教えるのにどんな特別な練習を考えているのか)」と、シメオネ監督に訊いてみたいと書いていましたけどね。
▽ガメイロと交代で入ったビエットも先日のコパ・デル・レイ32強対戦エルチェ戦1stレグでの続けざまの失敗の後、何かの特訓で決定力が改善したかどうか見せる機会もなく、アトレティコは時間が経つにつれ、またしてもリードをいいことにチーム全員が後ずさり。まあ、万全の守備を誇っていた時代の彼らなら、それで良かったんでしょうが、何せ今季はリーガ前節のセルタ戦でしか、その作戦、成功していませんからね。とうとう35分、CKからの空中戦でゴディンが競り負けて、バッカにヘッドで同点にされると、もう選手を代えても望みは薄いとシメオネ監督も達観していたんでしょうか。結局、交代枠を1人しか使わないまま、1-1のドローで終了し、10月は公式戦5試合中4引き分けとなれば、フラストレーションが溜まらないファンなんている?
▽うーん、試合後、「De los ultimos partidos, este fue el mejor, por intensidad y rendimiento individual de cada uno/デ・ロス・ウルティモス・パルティードス、エステ・フエ・エル・メホール、ポエル・インテンシダッド・イ・レンディミエントー・デ・カーダ・ウノ(ここ最近の試合では今日が一番良かった。プレーの激しさや各自のパフォーマンスの面でね)」と評価していたシメオネ監督はそれでも絶望せず、「選手たちを信じ続けている」と言っていましたけどね。ビジャレアル戦で唯一、アトレティコに得点をもたらしてくれたコレアにしても他にもチャンスはあった訳で、ゴールがなかなか入らない理由が「no tenemos suerte/ノー・テネモス・スエルテ(ツキがない)」となれば、もうお祓いにでも行く以外、どうしようもないじゃないですか。
▽そこはやはりアトレティコ男子の方が頼りになるのかもしれませんが、何せ今季はここまでグループ3試合で1勝も挙げられず。前節もバクーでカラバフと0-0で分けて戻って来たため、もう相手がアゼルバイジャンの無名チームだとか、格下だとか、言っていられないんですよ。勝ち点2しかない彼らの上にはチェルシーとローマがいるため、どうにもこの試合、まだ0ポイントの相手と3位のヨーロッパリーグ出場権を争うような様相を呈していなくもないんですが、いえ、ワンダ・メトロポリターノに私がカラバフの練習を見に行った時、顔なじみのベテラン、アトレティコ番ラジオ記者など、「リーガとは違う顔のアトレティコが絶対見られるよ」と慰めてくれたんですけどね。結局、コケもカラスコも負傷から回復せず、ビジャレアル戦と同じメンバーで戦うことになるため、火曜の午後8時45分(日本時間翌午前4時45分/先週末でスペインは冬時間、時差が8時間になった)を戦々恐々として迎えるのはきっと、私だけではないはず。
▽え、リーガに話を戻すと、土曜は弟分のレガネスもサンチェス・ピスファンで踏ん張りきれず。前半19分のベン・イエデルのゴールは後半早々、せっかくシマノフスキがPKを決めて同点に追いついたものの、9分にはサラビアのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)で勝ち越されてしまうことに。反撃もようようならなかったみたいで、午前零時15分過ぎには2-1の負けで終わったのも痛かったんじゃないかって?そうですね、おかげでセビージャが勝ち点1差の5位に迫ってきたのは気懸りではありますが、いくら今季序盤は快進撃を続けているとはいえ、レガネスの目標はあくまで1部残留。できたら、上位候補チームから勝ち点を奪ってほしいなんてアトレティコが思うのはおこがましいかと。今週末土曜にはメスタジャで2位バレンシアと対戦、代表戦明けにもバルサをブタルケに迎えることになるレガネスとあって、この強豪との対決3連戦、彼ら自身のためにも勝ち点1でも稼げるといいと祈るばかりでしょうか。
▽実際、前日がそんな風でしたから、日曜の朝、ヘタフェの試合を見にコリセウム・アルフォンソ・ペレスに向かった私も気が重かったんですが、いやあ、あるんですねえ。ツキがいきなり変わることって。いえ、レアル・ソシエダを迎えた弟分の片割れは開始早々、5分にはヤヌザイのスルーパスから、オヤルサバルがGKグアイタを破って先制されちゃったんですけどね。後半にボルダラス監督が投入した選手たちが大活躍。78分にポルティージョのクロスを頭で上手く落としたアンヘルが同点ゴールを叩き出すと、彼は85分にもイニゴ・マルティネスにエリア内で倒されてPKをゲットすることに。これをホルヘ・モリーナが決め、2-1で逆転勝利をモノにしてしまったから、嬉しかったの何のって。
▽というのもここまで、彼らにはリードや同点で終盤を迎えながら、守り切れず、惜しいところで勝ち点を失った試合がいくつもありませしたからね。ボルダラス監督も「El futbol nos devuelve lo que nos habia quitado/エル・フトボル・ノス・デブエルベ・ロ・ケ・ノス・アビア・キタードー(サッカーが我々から奪ったものを返してくれた)」と喜んでいましたが、これでホーム戦はようやく今季2勝目。負傷で2試合休む前は好調だったアンヘルが復帰してくれたのもありがたいですし、この試合がキッカケとなって、コリセウムで勝ち点を溜められるようなれば、柴崎岳選手が戻って来られる12月まで、何とか降格圏から離れていられるんじゃないでしょうか。
▽そして今節、最大のサプライズが待っていたのはヘタフェ(マドリッド近郊)から戻り、自宅近くのバルで見たジローナvsマドリー戦だったんですが、いえ、試合前の焦点は先日、カタルーニャ州議会のindependencia unilateral(インデペンデンシア・ウニラテラル/一方的独立)宣言を受け、スペイン中央政府が憲法155条に基づき、同州の自治権言を停止する事態に至ったため、モンテリビを訪問するマドリーがそのトバッチリを受けるんじゃないかということだったんですけどね。蓋を開けてみれば、警備は強化されていたものの、ジローナ(バルセロナの南東にある町)で騒ぎが起こることはなく、時間通り試合はキックオフ。
▽前半12分にはクリスチアーノ・ロナウドのシュートをGKボノが弾いたところ、駆けつけたイスコが押し込んで先制という辺りまで、まったく普段と同じだったんですが、後半がいけません。ええ、1点を奪われたものの、前半に枠に当たるシュートを2本放っていたジローナは8分、開幕アトレティコ戦で2ゴールを挙げていたストゥアーニが同点弾。その5分後にも、いえ、同選手のシュートはGKカシージャが弾いたんですけどね。その日はバルサ戦のように、メッシにマンマークで密着という難しい任務を与えられなかったからでしょうか。マフェオ自身は「Si tengo que seguir a Cristiano por todo el campo, lo hare/シー・テンゴ・ケ・セギール・ア・クリスティアーノ・ポル・トードー・エル・カンポ、ロ・アレ(ロナウドをピッチ中追い回さないといけないなら、やるよ)」を言っていましたが、おかげでエリア内まで上がれていた彼が出したラストパスをポルトゥがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で決め、勝ち越し点まで奪われてしまったから、さあ大変!
▽え、その2点目、リプレーで見ると、fuera de juego/フエラ・デ・フエゴ(オフサイド)じゃなかったかって?まあ、そうなんですが、プレーしているのは天下のマドリーですよ。まさか1点リードされたぐらいで、ジダン監督がマルセロとアクラフの両SBに代えてアセンシオとルーカス・バスケス、2人のアタッカーを投入。カゼミロのポジションを下げて、3バックにしたのも大袈裟に感じましたが、いくら珍しく、お隣さん並にクロースやモドリッチら中盤がパスミスしようが、そこは奇跡のremontada(レモンターダ/逆転劇)が売りの彼ら。私もいつ、ゴールが入るか入るかと待っていたところ…。
▽そのまま終わっちゃったんですよ。うーん、何とかしようと孤軍奮闘していたイスコなど、「後半最初の数分、試合から気持が離れてしまったツケを払った」と言っていましたけどね。ジダン監督も「No creo que jugaramos mal. No ha faltado intensidad/ノー・クレオ・ケ・グファラモス・マル。ノー・ア・ファルタードー・インテンシダッド(悪いプレーをしたとは思わない。激しさが足りないこともなかった)。失点した2度のプレーの時だけ,集中力が欠けていた」と選手たちを庇っていましたが、いや、ここまで来ると、まだリーガで1得点だけのロナウドとか、心配にならない方がおかしいですって。
▽おかげで前日アスレティックにも0-2と勝利、開幕から全勝しているバルサとの差が3試合分になってしまったとなれば、今からクラシコ(伝統の一戦)では2勝しないといけないとか、ライバルの日程表を見て、勝ち点を落としそうな試合を予想するとか、逆転優勝を目指して、また鬱陶しい雰囲気になりそうなのがイヤなんですが、さて。幸い今週は水曜午後8時45分に控えたトッテナムとのCL4節が優先されるため、リーガはまた後で考えればいいんですが、月曜には負傷のリハビリ中のベイルとGKケイロル・ナバスがロンドンでの試合に間に合わないことが判明。
▽ジローナ戦ハーフタイムでナチョと交代したヴァランもケガをしているようですし、ウィルス性の心膜炎は全快したカルバハルもまだ、実戦復帰は早いと言われているのは辛いところかと。イスコも足を打撲しており、月曜はジムごもりと、先発できるか微妙なようですしね。ポチェッティーノ監督のチームにもエースのハリー・ケインがギリギリ間に合うかどうかという、厳しい台所事情があるようですが、ウェンブリーでのこの一戦、勝ってグループ首位に君臨するのはどちらになるんでしょうか。
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▽そんなゲン担ぎの必要性をシメオネ監督も感じたか、月曜には6月にお別れした古巣、ビセンテ・カルデロンでCLカラバフ戦の前日練習を行ったアトレティコですが、いえ、これには前日の夕方、マハダオンダ(マドリッド近郊)のミニスタジアムで女子チームがリーガ優勝争いのライバル、バルサと対戦。相手に退場者が出るぐらいの熱いプレーの連続にピッチが痛んでいたという理由もあったようですけどね。男子同様、1-1の引き分けで終わったとはいえ、こちらは追いついてのドローですから、どちらの方が根性あるかわかるってもんですが、まあ、ヨーロッパの大会に関しては彼女たち、今季、初出場だった女子CLのラウンド32でヴォルフスグルクに総合スコア15-2で大敗という、突拍子しもないことをしてくれましたからね。
▽そこはやはりアトレティコ男子の方が頼りになるのかもしれませんが、何せ今季はここまでグループ3試合で1勝も挙げられず。前節もバクーでカラバフと0-0で分けて戻って来たため、もう相手がアゼルバイジャンの無名チームだとか、格下だとか、言っていられないんですよ。勝ち点2しかない彼らの上にはチェルシーとローマがいるため、どうにもこの試合、まだ0ポイントの相手と3位のヨーロッパリーグ出場権を争うような様相を呈していなくもないんですが、いえ、ワンダ・メトロポリターノに私がカラバフの練習を見に行った時、顔なじみのベテラン、アトレティコ番ラジオ記者など、「リーガとは違う顔のアトレティコが絶対見られるよ」と慰めてくれたんですけどね。結局、コケもカラスコも負傷から回復せず、ビジャレアル戦と同じメンバーで戦うことになるため、火曜の午後8時45分(日本時間翌午前4時45分/先週末でスペインは冬時間、時差が8時間になった)を戦々恐々として迎えるのはきっと、私だけではないはず。
▽え、リーガに話を戻すと、土曜は弟分のレガネスもサンチェス・ピスファンで踏ん張りきれず。前半19分のベン・イエデルのゴールは後半早々、せっかくシマノフスキがPKを決めて同点に追いついたものの、9分にはサラビアのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)で勝ち越されてしまうことに。反撃もようようならなかったみたいで、午前零時15分過ぎには2-1の負けで終わったのも痛かったんじゃないかって?そうですね、おかげでセビージャが勝ち点1差の5位に迫ってきたのは気懸りではありますが、いくら今季序盤は快進撃を続けているとはいえ、レガネスの目標はあくまで1部残留。できたら、上位候補チームから勝ち点を奪ってほしいなんてアトレティコが思うのはおこがましいかと。今週末土曜にはメスタジャで2位バレンシアと対戦、代表戦明けにもバルサをブタルケに迎えることになるレガネスとあって、この強豪との対決3連戦、彼ら自身のためにも勝ち点1でも稼げるといいと祈るばかりでしょうか。
▽実際、前日がそんな風でしたから、日曜の朝、ヘタフェの試合を見にコリセウム・アルフォンソ・ペレスに向かった私も気が重かったんですが、いやあ、あるんですねえ。ツキがいきなり変わることって。いえ、レアル・ソシエダを迎えた弟分の片割れは開始早々、5分にはヤヌザイのスルーパスから、オヤルサバルがGKグアイタを破って先制されちゃったんですけどね。後半にボルダラス監督が投入した選手たちが大活躍。78分にポルティージョのクロスを頭で上手く落としたアンヘルが同点ゴールを叩き出すと、彼は85分にもイニゴ・マルティネスにエリア内で倒されてPKをゲットすることに。これをホルヘ・モリーナが決め、2-1で逆転勝利をモノにしてしまったから、嬉しかったの何のって。
▽というのもここまで、彼らにはリードや同点で終盤を迎えながら、守り切れず、惜しいところで勝ち点を失った試合がいくつもありませしたからね。ボルダラス監督も「El futbol nos devuelve lo que nos habia quitado/エル・フトボル・ノス・デブエルベ・ロ・ケ・ノス・アビア・キタードー(サッカーが我々から奪ったものを返してくれた)」と喜んでいましたが、これでホーム戦はようやく今季2勝目。負傷で2試合休む前は好調だったアンヘルが復帰してくれたのもありがたいですし、この試合がキッカケとなって、コリセウムで勝ち点を溜められるようなれば、柴崎岳選手が戻って来られる12月まで、何とか降格圏から離れていられるんじゃないでしょうか。
▽そして今節、最大のサプライズが待っていたのはヘタフェ(マドリッド近郊)から戻り、自宅近くのバルで見たジローナvsマドリー戦だったんですが、いえ、試合前の焦点は先日、カタルーニャ州議会のindependencia unilateral(インデペンデンシア・ウニラテラル/一方的独立)宣言を受け、スペイン中央政府が憲法155条に基づき、同州の自治権言を停止する事態に至ったため、モンテリビを訪問するマドリーがそのトバッチリを受けるんじゃないかということだったんですけどね。蓋を開けてみれば、警備は強化されていたものの、ジローナ(バルセロナの南東にある町)で騒ぎが起こることはなく、時間通り試合はキックオフ。
▽前半12分にはクリスチアーノ・ロナウドのシュートをGKボノが弾いたところ、駆けつけたイスコが押し込んで先制という辺りまで、まったく普段と同じだったんですが、後半がいけません。ええ、1点を奪われたものの、前半に枠に当たるシュートを2本放っていたジローナは8分、開幕アトレティコ戦で2ゴールを挙げていたストゥアーニが同点弾。その5分後にも、いえ、同選手のシュートはGKカシージャが弾いたんですけどね。その日はバルサ戦のように、メッシにマンマークで密着という難しい任務を与えられなかったからでしょうか。マフェオ自身は「Si tengo que seguir a Cristiano por todo el campo, lo hare/シー・テンゴ・ケ・セギール・ア・クリスティアーノ・ポル・トードー・エル・カンポ、ロ・アレ(ロナウドをピッチ中追い回さないといけないなら、やるよ)」を言っていましたが、おかげでエリア内まで上がれていた彼が出したラストパスをポルトゥがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で決め、勝ち越し点まで奪われてしまったから、さあ大変!
▽え、その2点目、リプレーで見ると、fuera de juego/フエラ・デ・フエゴ(オフサイド)じゃなかったかって?まあ、そうなんですが、プレーしているのは天下のマドリーですよ。まさか1点リードされたぐらいで、ジダン監督がマルセロとアクラフの両SBに代えてアセンシオとルーカス・バスケス、2人のアタッカーを投入。カゼミロのポジションを下げて、3バックにしたのも大袈裟に感じましたが、いくら珍しく、お隣さん並にクロースやモドリッチら中盤がパスミスしようが、そこは奇跡のremontada(レモンターダ/逆転劇)が売りの彼ら。私もいつ、ゴールが入るか入るかと待っていたところ…。
▽そのまま終わっちゃったんですよ。うーん、何とかしようと孤軍奮闘していたイスコなど、「後半最初の数分、試合から気持が離れてしまったツケを払った」と言っていましたけどね。ジダン監督も「No creo que jugaramos mal. No ha faltado intensidad/ノー・クレオ・ケ・グファラモス・マル。ノー・ア・ファルタードー・インテンシダッド(悪いプレーをしたとは思わない。激しさが足りないこともなかった)。失点した2度のプレーの時だけ,集中力が欠けていた」と選手たちを庇っていましたが、いや、ここまで来ると、まだリーガで1得点だけのロナウドとか、心配にならない方がおかしいですって。
▽おかげで前日アスレティックにも0-2と勝利、開幕から全勝しているバルサとの差が3試合分になってしまったとなれば、今からクラシコ(伝統の一戦)では2勝しないといけないとか、ライバルの日程表を見て、勝ち点を落としそうな試合を予想するとか、逆転優勝を目指して、また鬱陶しい雰囲気になりそうなのがイヤなんですが、さて。幸い今週は水曜午後8時45分に控えたトッテナムとのCL4節が優先されるため、リーガはまた後で考えればいいんですが、月曜には負傷のリハビリ中のベイルとGKケイロル・ナバスがロンドンでの試合に間に合わないことが判明。
▽ジローナ戦ハーフタイムでナチョと交代したヴァランもケガをしているようですし、ウィルス性の心膜炎は全快したカルバハルもまだ、実戦復帰は早いと言われているのは辛いところかと。イスコも足を打撲しており、月曜はジムごもりと、先発できるか微妙なようですしね。ポチェッティーノ監督のチームにもエースのハリー・ケインがギリギリ間に合うかどうかという、厳しい台所事情があるようですが、ウェンブリーでのこの一戦、勝ってグループ首位に君臨するのはどちらになるんでしょうか。
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