ミラン前会長が明かす不安「クラブは財政上の問題を抱えている。心配だ」
2017.10.24 16:50 Tue
4月までミランの名誉会長を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が23日、地元メディア『テレロンバルディア』の番組のインタビューに応じ、現体制に経営方針に疑問を呈した。
ベルルスコーニ氏は31年間にわたりミランのオーナーを務め、問題発言で物議を醸すことも多かったが、名物会長として親しまれた。今年4月にミランを中国グループに売却すると、クラブ幹部の職からは退いているが、現在もミランの動向は気になるようだ。
ミランは今夏、新体制の目玉として、2億ユーロ(約267億円)以上を投資し、ユヴェントスからイタリア代表のDFレオナルド・ボヌッチを引き抜くなど大型補強を行った。しかし、ベルルスコーニ氏はミランが財政上問題を抱えているとの情報を得ていると明かす。
「財政上、何らかの問題があることを知った。(ミランの現会長である)リー・ヨンホン氏が沈黙を貫いているため心配になる」
今シーズン、ミランはこれまで4勝4敗1分と低迷しており、1カ月も勝利から遠ざかっている。順位表では11位と沈み、目標とするチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内は遠のくばかりだ。ベルルスコーニ氏は、もしミランがCL出場を逃せば、財政上、厳しい状況が待ち受けていると指摘する。
「もし今のようなチームの不振が今後も続けば、春にはエリオット・マネジメントが引き継ぐ可能性もある。だが本当の問題は、チャンピオンズリーグに出場できなければ財政赤字が1億ユーロ(約133億円)を超えてしまうということだ。誰かがクラブを買収するとしても、当然、実質の価値よりも安く済む。だが長年にわたり、莫大な赤字の立て直しを行わなければならない。明るい見通しとは言えない」
提供:goal.com
ベルルスコーニ氏は31年間にわたりミランのオーナーを務め、問題発言で物議を醸すことも多かったが、名物会長として親しまれた。今年4月にミランを中国グループに売却すると、クラブ幹部の職からは退いているが、現在もミランの動向は気になるようだ。
ミランは今夏、新体制の目玉として、2億ユーロ(約267億円)以上を投資し、ユヴェントスからイタリア代表のDFレオナルド・ボヌッチを引き抜くなど大型補強を行った。しかし、ベルルスコーニ氏はミランが財政上問題を抱えているとの情報を得ていると明かす。
「財政上、何らかの問題があることを知った。(ミランの現会長である)リー・ヨンホン氏が沈黙を貫いているため心配になる」
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「もし今のようなチームの不振が今後も続けば、春にはエリオット・マネジメントが引き継ぐ可能性もある。だが本当の問題は、チャンピオンズリーグに出場できなければ財政赤字が1億ユーロ(約133億円)を超えてしまうということだ。誰かがクラブを買収するとしても、当然、実質の価値よりも安く済む。だが長年にわたり、莫大な赤字の立て直しを行わなければならない。明るい見通しとは言えない」
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