【原ゆみこのマドリッド】勝ってホッとはしている…
2017.10.24 08:00 Tue
▽「郷土愛もここまで来ると何て言っていいのやら」そんな風に私が目を丸くしていたのは月曜日、いえ、生まれ故郷のチームとの対戦が決まった時から、サウールの左腕に半分がアトレティコ、半分がエルチェ(2部B)の紋章のタトゥーがあるのは知っていたんですけどね(https://twitter.com/saulniguez/status/913506434393964544)。折しも今週から、リーガ1部チームが参加するコパ・デル・レイ32強対戦1stレグがいよいよ始まるとあって、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場ミニスタジアムのスタンドでインタビューを受けた当人が、その隣に「Dama de Elche(ダマ・デ・エルチェ/エルチェの貴婦人)」まで彫ってあるのを披露。
▽まあ、コパはまた後で話すとして、とりあえず先週末のマドリッド勢のリーガ戦の様子を報告しておかないと。この9節、土曜に先陣を切ったのはヘタフェだったんですが、アウェイのシュタット・デ・バレンシアではレバンテと1-1のドロー。後半13分、ファイルのエリア外からのゴールで先制したものの、その4分後にモラレスに同点弾を喰らってしまってはねえ。幸い最近、トラウマとなっている終盤の失点はなかったため、勝ち点1は確保できましたが、これで彼らはもう3試合連続白星なし。柴崎岳選手、パチェコ、アルバロ・ヒメネス、ジェファルソン・モンテーロと負傷離脱しているアタッカーの復帰もまだ先になるため、この火曜のコパ、アラベス戦はあまり力を入れず、コリセウム・アルフォンソ・ペレスにレアル・ソシエダを迎える日曜正午からのリーガに向けて、力を蓄えておいた方がいいかもしれません。
▽そして日曜には残りの3チームがプレーしたんですが、はあ。トップバッターだった午後4時15分からのアトレティコのセルタ戦は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で、どうせ前半は得点もないだろうとタカを括り、遅めのお昼ご飯にカラマレス(イカリング)とロモ(ブタ肉)のplatot combinado/プラート・コンビナードー(ワンプレート料理)を食べていた私でしたが、それはまあ正解だったかと。というのも最近の彼らはパスが3回と続かず、動きもやたら緩慢でとてもサッカーとは思えない惨状が続いており、正視に耐えないのはその日も変わらなかったから。
▽ただ、昨季は強風で屋根が剥がれ、レアル・マドリー戦を延期する憂き目にも遭ったバライドスの工事が遅れ、その試合はグラダ・デ・リオが封鎖となり、TV画面奥の正面スタンドが無人に。金曜夜にそれが決まってから、すでにチケットを買ったファンやアボナード(年間指定席保持者)8000人余りが入場できないことを受け、セルタも試合の順延や何を血迷ったか、ワンダ・メトロポリターノに急遽、会場変更を申し込んだらしいんですが、もちろんそんな無茶は実現せず。スタジアムの半分が静かだったせいで、敵も影響されてしまった?
▽そのせいか、相変わらず、ボロボロだったアトレティコですが、前半27分、それまで好機の欠片もなかったにも関わらず、ガビのCKをセルタのセルジ・ゴメスが頭でゴール前にいたガメイロにアシスト。彼が右足高く上げてボールをネットに流し込み、今季初ゴールを挙げて、夏のバケーション終了直前にした恥骨炎の手術から完全に回復していることを証明してくれたから、ビックリしたの何のって。
▽これで虎の子の1点を手に入れた彼らはもうあとは専守防衛、シメオネ監督も「Lo importante es que demostramos saber sufrir/ロ・インポルタンテ・エス・ケ・デモストラモス・サベール・スフリル(大事なのはウチが苦しむことを知っているのを示すことだった)」と言っていたように、後半半ばにはガビをヒメネス、最後はコレアをフィリペ・ルイスへと代えて、元々ピッチにいたフアンフラン、ゴディン、サビッチ、リュカと合わせて6人DF体制で守り倒したんですが、この日もMVP級の働きをしたのはGKオブラクだったかと。ほとんど一方的に攻撃していたセルタのシュートを9度も止めてくれたため、0-1で試合は終了し、アトレティコは4試合ぶりに勝利をゲットすることに。
▽何はともあれ、「Esperemos que esto nos libere de cara a lo que viene。/エスペレモス・ケ・エストー・ノス・リベレ・デ・カラ・ア・ロ・ケ・ビエネ(この勝利がウチを来るべきものに向けて解放してくれることを期待している)」(シメオネ監督)という通りになってくれるといいと私も祈るしかありませんが、まずは水曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)からのエルチェ戦。そしてワンダ・メトロポリターノに戻れる土曜のビジャレアル戦でファンが見ていて悲しくならない試合をしてもらいたいものですが、さて。ええ、今のままだと弟分にも笑われてしまいますよ。
▽そう、丁度、アトレティコ戦の後、サンティアゴ・ベルナベウでのマドリーの試合との谷間だったため、私も全部は見られなかったんですが、レガネスはブタルケでアスレティックと対戦。ガリターノ監督など試合前、「Que seamos favoritos en las casas de apuestas me parece una chorrada/ケ・セアモス・ファボリートス・エンラ・カサス・デ・アプエスタス・メ・パレセ・ウナ・チョラーダ(ウチがブックメーカーで勝ち馬だなんて言うのは莫迦げている)」と一笑に付していたものの、同じ1-0勝利でもあちらはまったく危なげなかったよう。
▽そう、テクニシャンのシマノフスキが熱で欠場しながら、後半9分にボーヴュがセンターからスタートして敵エリアまでドリブル。最後はラポルテを切り返して決めたゴールなど圧巻でしたし、ここ5試合で無敗、うち3勝でとうとう5位まで上昇って、信じられない躍進ぶりじゃないですか。そんなレガネスには水曜のコパ、アウェイでのバジャドリッド(2部)でも頑張ってもらいたものですが、リーガではこの先、セビージャ、バレンシア、バルサと強敵が続きますからね。ガリターノ監督もローテーションする予定のようですし、元々、目標は1部残留のチームなので、あまりムリはしないつもりかもしれませんね。
▽え、それでホームでの不振が心配されていたマドリーのエイバル戦はどうだったのかって?そうですね、その日は「1カ月ケガで休んだ後、2試合プレーしたから3戦目は休ませる方がいい」というジダン監督の方針でベンゼマとマルセロが途中出場した彼らだったんですが、勝負が前半についたのはラッキーだったかと。まず17分にはアセンシオのクロスをセルヒオ・ラモスと空中で争ったパウロがオウンゴールに。36分にも今度はイスコのパスをアセンシオがワンバウンドからvolea(ボレア/ボレーシュート)で撃ち込んで、2-0で折り返したとなれば、前節から5人DF体制にシステム変更していたエイバルのやる気が削がれてしまったのも仕方ない?
▽ただ残念だったのは後半9分、その日はトップ下として起用されていた乾貴士選手がエリア内にボールを追って入ったところにカゼミロが接近。足が接触して倒されたように見られたものの(http://www.marca.com/futbol/primera-division/2017/10/22/59ecfa1546163fcc7b8b465e.html)、ペナルティを取ってもらえなかったことで、いえ、後でマルセリーノ監督には「Se ha reído y ha dicho que no, que no le han tocado/セ・ア・レイドー・イ・ア・ディッチョー・ケ・ノー、ケ・ノー・レ・アン・トカードー(笑ってペナルティじゃないと言っていた。接触はないと)。乾はライバルを騙すことを知らないし、インチキする選手じゃないが、le falta un poco saber competir/レ・ファルタ・ウン・ポコ・サベール・コンペティール(ちょっと競うことに欠けているね)」と言われていたんですけどね。
▽試合後に当人に話を聞いたところ、「当たっていたけど、倒れる程じゃなかった。でもチームとしてPKになった方がいい場面だから、ちょっともらいにいって、審判も後ろにいたんだけどね」とのこと。うーん、やはり日本人は表現力不足で、ネイマールやルイス・ルアレスを見習った方がいいところもあるのかと思いましたが、そこは乾選手にも「昨季はクリロナやベイル、ハメス・ロドリゲスら個の力で崩す感じで、カウンター主体だったのが、今季はイスコやアセンシオが入って違うサッカーになりつつある。攻撃は凄く強いです」と称賛されていたマドリー。
▽少々、マンネリになりかけていた後半途中に選手交代するとまた息を吹き返し、36分にはベンゼマのtaconazo(タコナソ/ヒールキックパス)を起点にテオがサイドを駆け上がり、その日は中盤の左に入ったマルセロにパス。そこからベンゼマとワンツーでマルセロがチーム3点目を決めるって、まさに先日、名古屋グランパスでもプレーしたことのあるイングランドの元名ストライカー、ガリー・リネカー氏に「過剰評価されているのは私かベンゼマか。2試合に1ゴールはマドリーのような強豪チームでは全然特別じゃない。グレートじゃなくて控え目」(https://twitter.com/GaryLineker/status/920378807655305218)とケチをつけられたことに、ジダン監督が記者会見で猛反論した通り?
▽ええ、「カリムは年間60本ゴールを入れる訳じゃないが、30得点60アシストをする。Para mí es el mejor con diferencia/パラ・ミー・エス・エル・メホール・コン・ディフェレンシア(私にとっては違いのある最高の選手だ)」と言うんですが、こんな質の高いプレーを見せられてはエイバルも白旗を挙げるしかなかったかと。それでも「90分出るとは思ってなくて、60分か、下手したらハーフで交代かと予想していたから、最初から飛ばした」という乾選手は新しいポジションへの挑戦もあって、試合を楽しめたようですし、申し訳ないものの、前日には首位のバルサがマラガに勝っていたため、マドリーがこれ以上、勝ち点を失って、現在の5ポイント差がまた広がっても困りますからね。
▽降格圏ギリギリとなってしまったエイバルには週末のレバンテ戦で発奮してくれるように願うばかりで、とりあえず私も3-0でのマドリー勝利を喜んだんですが、今週の彼らの課題は木曜のコパ、午後9時30分(日本時間翌午前)4時30分)からのフエンラブラダ(2部B)戦。太もものケガが再発して日曜の試合を休んだGKケイロル・ナバスがリハビリ中のため、カシージャの連投になりますが、何せかなり格下の相手ですからね。すでにチケット完売ですし、セルカニア(国鉄近郊路線)の駅から遠いため、私も現地観戦は遠慮しますが、ジダン監督はRMカスティージャを率いて、エスタディオ・フェルナンド・トーレス(本人はプレーしたことないが出身地だったことからついた名称)を経験しているのは心強い?
▽月曜にはFIFAベストプレーヤーを2連連続で受賞して、ここまで今季リーガでたった1ゴールの憂さを晴らしたクリスチアーノ・ロナウドを始め、ベストイレブンに入ったラモス、マルセロ、クロース、モドリッチらも最優秀監督賞をもらったジダン監督と共にロンドンでの表彰式に出席したため、お休みとなるもしれませんが、大丈夫。エイバル戦でも活躍したセバジョスやテオ、他にもマジョラルやマルコス・ジョレンテ、バジェホら若くて優秀なメンバーが沢山いるため、心配はいらないかと。彼らの次のリーガの試合は日曜のジローナ戦、来週はウェンブリーでのCLトッテナム戦もありますし、ここしばらく、マドリーのスタメンはローテーションが多くなるかもしれませんね。
PR
▽これはエルチェ(スペイン南東部)近辺で発見された紀元前4世紀頃の古代イベリア彫刻の有名な像で、実物はマドリッドの国立考古学博物館で展示。この夏には密封されたショーケースの中に蟻が発見される事件があり、おかげで以前から現地返還要求をしていた自治体との議論が再燃したなんてことも。まあ、それはともかく先日、アリカンテ(エルチェに近い地中海のビーチリゾート都市)であったスペイン代表W杯予選、アルバニア戦の時も親族が大勢応援に駆けつけたサウールだけに、今回もチケットの手配で大わらわなのは当然なんですけどね。▽え、彼は22歳と若手でも今季はチームの大黒柱と見なされるまで成長。コパ初戦はレギュラー陣の多数がお留守番というのが毎年恒例なだけにまず、シメオネ監督に自分は招集メンバーに入れるのか、確認するのが先じゃないかって?そうですけど、アトレティコでは先週末のリーガ戦、コケが太ももの浮腫で、カラスコもヒザのケガで欠場。トーマスとリュカ・エルナンデス以降、後者の年子の弟、テオが夏にお隣さんに移籍してしまったこともあって、めぼしいカンテラーノ(アトレティコBの選手)が育ってないという事情もありますしね。それでも頭数的に連れて行ってはもらえると思いますが…当人は体力があるつもりでもこの先、来週火曜などにはとにかく勝つしか、CL生き残りの道がないカラバフ戦もありますし、できれば温存されてくれた方が、実は私も嬉しかったりするんですよ。▽そして日曜には残りの3チームがプレーしたんですが、はあ。トップバッターだった午後4時15分からのアトレティコのセルタ戦は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で、どうせ前半は得点もないだろうとタカを括り、遅めのお昼ご飯にカラマレス(イカリング)とロモ(ブタ肉)のplatot combinado/プラート・コンビナードー(ワンプレート料理)を食べていた私でしたが、それはまあ正解だったかと。というのも最近の彼らはパスが3回と続かず、動きもやたら緩慢でとてもサッカーとは思えない惨状が続いており、正視に耐えないのはその日も変わらなかったから。
▽実際、私がマハダオンダに見学に行った金曜など、ハードルを3つ跳んだ後、かなり高いところから吊るされたボールをヘッドするなんて奇妙な練習をしていて、いやあ、グリーズマンはヒットしなかったものの、次のビエットは頭に当てていたから、別に背の高さは関係ないみたいでしたけどね。前回、行った時もフィジカルメニューに綱渡りまであって、もうどうして普通にパスを繋いだり、敵をかわしたり、GKに止められずにシュートするエクササイズをしないのかと、イライラしたものでしたけどね。
▽ただ、昨季は強風で屋根が剥がれ、レアル・マドリー戦を延期する憂き目にも遭ったバライドスの工事が遅れ、その試合はグラダ・デ・リオが封鎖となり、TV画面奥の正面スタンドが無人に。金曜夜にそれが決まってから、すでにチケットを買ったファンやアボナード(年間指定席保持者)8000人余りが入場できないことを受け、セルタも試合の順延や何を血迷ったか、ワンダ・メトロポリターノに急遽、会場変更を申し込んだらしいんですが、もちろんそんな無茶は実現せず。スタジアムの半分が静かだったせいで、敵も影響されてしまった?
▽そのせいか、相変わらず、ボロボロだったアトレティコですが、前半27分、それまで好機の欠片もなかったにも関わらず、ガビのCKをセルタのセルジ・ゴメスが頭でゴール前にいたガメイロにアシスト。彼が右足高く上げてボールをネットに流し込み、今季初ゴールを挙げて、夏のバケーション終了直前にした恥骨炎の手術から完全に回復していることを証明してくれたから、ビックリしたの何のって。
▽これで虎の子の1点を手に入れた彼らはもうあとは専守防衛、シメオネ監督も「Lo importante es que demostramos saber sufrir/ロ・インポルタンテ・エス・ケ・デモストラモス・サベール・スフリル(大事なのはウチが苦しむことを知っているのを示すことだった)」と言っていたように、後半半ばにはガビをヒメネス、最後はコレアをフィリペ・ルイスへと代えて、元々ピッチにいたフアンフラン、ゴディン、サビッチ、リュカと合わせて6人DF体制で守り倒したんですが、この日もMVP級の働きをしたのはGKオブラクだったかと。ほとんど一方的に攻撃していたセルタのシュートを9度も止めてくれたため、0-1で試合は終了し、アトレティコは4試合ぶりに勝利をゲットすることに。
▽何はともあれ、「Esperemos que esto nos libere de cara a lo que viene。/エスペレモス・ケ・エストー・ノス・リベレ・デ・カラ・ア・ロ・ケ・ビエネ(この勝利がウチを来るべきものに向けて解放してくれることを期待している)」(シメオネ監督)という通りになってくれるといいと私も祈るしかありませんが、まずは水曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)からのエルチェ戦。そしてワンダ・メトロポリターノに戻れる土曜のビジャレアル戦でファンが見ていて悲しくならない試合をしてもらいたいものですが、さて。ええ、今のままだと弟分にも笑われてしまいますよ。
▽そう、丁度、アトレティコ戦の後、サンティアゴ・ベルナベウでのマドリーの試合との谷間だったため、私も全部は見られなかったんですが、レガネスはブタルケでアスレティックと対戦。ガリターノ監督など試合前、「Que seamos favoritos en las casas de apuestas me parece una chorrada/ケ・セアモス・ファボリートス・エンラ・カサス・デ・アプエスタス・メ・パレセ・ウナ・チョラーダ(ウチがブックメーカーで勝ち馬だなんて言うのは莫迦げている)」と一笑に付していたものの、同じ1-0勝利でもあちらはまったく危なげなかったよう。
▽そう、テクニシャンのシマノフスキが熱で欠場しながら、後半9分にボーヴュがセンターからスタートして敵エリアまでドリブル。最後はラポルテを切り返して決めたゴールなど圧巻でしたし、ここ5試合で無敗、うち3勝でとうとう5位まで上昇って、信じられない躍進ぶりじゃないですか。そんなレガネスには水曜のコパ、アウェイでのバジャドリッド(2部)でも頑張ってもらいたものですが、リーガではこの先、セビージャ、バレンシア、バルサと強敵が続きますからね。ガリターノ監督もローテーションする予定のようですし、元々、目標は1部残留のチームなので、あまりムリはしないつもりかもしれませんね。
▽え、それでホームでの不振が心配されていたマドリーのエイバル戦はどうだったのかって?そうですね、その日は「1カ月ケガで休んだ後、2試合プレーしたから3戦目は休ませる方がいい」というジダン監督の方針でベンゼマとマルセロが途中出場した彼らだったんですが、勝負が前半についたのはラッキーだったかと。まず17分にはアセンシオのクロスをセルヒオ・ラモスと空中で争ったパウロがオウンゴールに。36分にも今度はイスコのパスをアセンシオがワンバウンドからvolea(ボレア/ボレーシュート)で撃ち込んで、2-0で折り返したとなれば、前節から5人DF体制にシステム変更していたエイバルのやる気が削がれてしまったのも仕方ない?
▽ただ残念だったのは後半9分、その日はトップ下として起用されていた乾貴士選手がエリア内にボールを追って入ったところにカゼミロが接近。足が接触して倒されたように見られたものの(http://www.marca.com/futbol/primera-division/2017/10/22/59ecfa1546163fcc7b8b465e.html)、ペナルティを取ってもらえなかったことで、いえ、後でマルセリーノ監督には「Se ha reído y ha dicho que no, que no le han tocado/セ・ア・レイドー・イ・ア・ディッチョー・ケ・ノー、ケ・ノー・レ・アン・トカードー(笑ってペナルティじゃないと言っていた。接触はないと)。乾はライバルを騙すことを知らないし、インチキする選手じゃないが、le falta un poco saber competir/レ・ファルタ・ウン・ポコ・サベール・コンペティール(ちょっと競うことに欠けているね)」と言われていたんですけどね。
▽試合後に当人に話を聞いたところ、「当たっていたけど、倒れる程じゃなかった。でもチームとしてPKになった方がいい場面だから、ちょっともらいにいって、審判も後ろにいたんだけどね」とのこと。うーん、やはり日本人は表現力不足で、ネイマールやルイス・ルアレスを見習った方がいいところもあるのかと思いましたが、そこは乾選手にも「昨季はクリロナやベイル、ハメス・ロドリゲスら個の力で崩す感じで、カウンター主体だったのが、今季はイスコやアセンシオが入って違うサッカーになりつつある。攻撃は凄く強いです」と称賛されていたマドリー。
▽少々、マンネリになりかけていた後半途中に選手交代するとまた息を吹き返し、36分にはベンゼマのtaconazo(タコナソ/ヒールキックパス)を起点にテオがサイドを駆け上がり、その日は中盤の左に入ったマルセロにパス。そこからベンゼマとワンツーでマルセロがチーム3点目を決めるって、まさに先日、名古屋グランパスでもプレーしたことのあるイングランドの元名ストライカー、ガリー・リネカー氏に「過剰評価されているのは私かベンゼマか。2試合に1ゴールはマドリーのような強豪チームでは全然特別じゃない。グレートじゃなくて控え目」(https://twitter.com/GaryLineker/status/920378807655305218)とケチをつけられたことに、ジダン監督が記者会見で猛反論した通り?
▽ええ、「カリムは年間60本ゴールを入れる訳じゃないが、30得点60アシストをする。Para mí es el mejor con diferencia/パラ・ミー・エス・エル・メホール・コン・ディフェレンシア(私にとっては違いのある最高の選手だ)」と言うんですが、こんな質の高いプレーを見せられてはエイバルも白旗を挙げるしかなかったかと。それでも「90分出るとは思ってなくて、60分か、下手したらハーフで交代かと予想していたから、最初から飛ばした」という乾選手は新しいポジションへの挑戦もあって、試合を楽しめたようですし、申し訳ないものの、前日には首位のバルサがマラガに勝っていたため、マドリーがこれ以上、勝ち点を失って、現在の5ポイント差がまた広がっても困りますからね。
▽降格圏ギリギリとなってしまったエイバルには週末のレバンテ戦で発奮してくれるように願うばかりで、とりあえず私も3-0でのマドリー勝利を喜んだんですが、今週の彼らの課題は木曜のコパ、午後9時30分(日本時間翌午前)4時30分)からのフエンラブラダ(2部B)戦。太もものケガが再発して日曜の試合を休んだGKケイロル・ナバスがリハビリ中のため、カシージャの連投になりますが、何せかなり格下の相手ですからね。すでにチケット完売ですし、セルカニア(国鉄近郊路線)の駅から遠いため、私も現地観戦は遠慮しますが、ジダン監督はRMカスティージャを率いて、エスタディオ・フェルナンド・トーレス(本人はプレーしたことないが出身地だったことからついた名称)を経験しているのは心強い?
▽月曜にはFIFAベストプレーヤーを2連連続で受賞して、ここまで今季リーガでたった1ゴールの憂さを晴らしたクリスチアーノ・ロナウドを始め、ベストイレブンに入ったラモス、マルセロ、クロース、モドリッチらも最優秀監督賞をもらったジダン監督と共にロンドンでの表彰式に出席したため、お休みとなるもしれませんが、大丈夫。エイバル戦でも活躍したセバジョスやテオ、他にもマジョラルやマルコス・ジョレンテ、バジェホら若くて優秀なメンバーが沢山いるため、心配はいらないかと。彼らの次のリーガの試合は日曜のジローナ戦、来週はウェンブリーでのCLトッテナム戦もありますし、ここしばらく、マドリーのスタメンはローテーションが多くなるかもしれませんね。
PR
|