【六川亨の日本サッカー見聞録】FC東京のレジェンドが今季限りでの引退を表明

2017.08.04 12:30 Fri
©超ワールドサッカー
▽昨日8月2日、FC東京のレジェンドである“ナオ”こと石川直宏(36歳)が、今シーズン限りでの引退を発表した。たび重なるケガにもかかわらず、不死鳥のように復活してきた石川だったが、「必ずピッチに戻り、ピッチで貢献する。ファン、サポーターに喜ぶ姿を見せたかったが決断した」と語り、引退の直接の理由は「自分が皆さんの活力になるプレーをできるかというと、クエスチョンマークがついた。プレーを続けるべきではないと判断した」からだった。

▽昨夜は第41回クラブユースの決勝戦があり、FC東京U-18は浦和U-18と対戦した(2-0で勝利)。引退会見と重なったが、その理由は石川が8月2日に会見を開きたかったからだった。2年前の8月2日、FC東京はドイツ遠征に行き、2日のフランクフルト戦で石川は前左十字靭帯を断裂。そこから長いリハビリ生活に突入したため、「こういう思いで一歩踏み出したかった」のと、この日は妻である麻依子さんの誕生日でもあったからだ。

▽石川は神奈川県出身で、2000年に横浜F・マリノスのユースから横浜FMのトップチームに昇格したが、リーグ戦の出場は2試合にとどまり、翌2001年も13試合しか出場機会がなかった。転機となったのは2001年にアルゼンチンで開催されたワールドユース(現U-20W杯)だった。この試合を観戦していた原博実氏が石川のスピードに注目。原氏は2002年にFC東京の監督に就任すると、石川に移籍を打診。同年に期限付き移籍でFC東京に加入し、19試合で4ゴールを上げた。
▽2003年にFC東京に完全移籍したが、後押しをしてくれたのが故・松田直樹氏だった。松田氏は「横浜FMでは時間がかかるけど、いまのプレーを続けていたらFC東京の顔になれる。チームの象徴として戦うことができる」と言われたことで完全移籍を決断したと明かした。

▽奇しくも8月2日は、松本山雅に在籍中の松田氏が、午前中の練習中に心肺停止で倒れた日でもあった(2011年。その2日後に死亡)。
▽印象に残るゴールを聞かれた際は、「次の50ゴール目です。300試合出(現在J1で289試合に出場し、49ゴール)を目指していたけど、それは難しそう。5分だけ完璧に動ければ、ピッチで奪い取って次の50ゴール目」と、試合出場と節目の50ゴールに意欲を燃やしていた。

▽どんな状況でも記者の質問にはていねいに答えてきたし、その誠実な人柄はファン、サポーターもよく知るところだろう。彼に代わる選手が出てこないことも憂慮していた石川。J1リーグのホーム最終戦は12月2日のG大阪戦。元チームメイトの今野とのマッチアップがあるかもしれない。

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現役引退を発表したFC東京MF石川直宏「必ずピッチに戻る」《現役引退記者会見》

▽2日、今シーズン限りでの現役引退を発表したFC東京の元日本代表MF石川直宏の引退発表記者会見が、FC東京のクラブハウスで行われた。 ▽会見に先立ち、FC東京の大金直樹社長が挨拶。石川からの引退を伝えられた際には、「私自身、クラブとしてもまだやり遂げていない、成し遂げていないものがある中で、石川選手が引退というのを受け入れることは厳しい判断でした。昨年から続いているケガ、今の状況、彼の決意を聞きまして、今回クラブとしても、前向きに現役引退を受け入れようと考えました」と語り、石川の意思を尊重したことを明かしている。 ▽石川は自身のブログで先に発表した内容にも触れながら、引退を決断した経緯などを語った。 ◆MF石川直宏(FC東京) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20170802_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> 「今朝、自分の言葉で自分のブログから発信させていただきましたが、そこに書いてある通り、自分自身は6月の末に社長に自分の思いを伝え、その中で自分が今できること、今だからこそ伝えられることの価値を自分の中でハッキリと持っているものを伝えたいと。もちろんピッチでそれが表現できれば良いんですが、2015年8月から約2年間リハビリの時期が続いていまして、なかなかそういった姿で貢献できないもどかしさがある中、言葉として伝えられるものがあるんじゃないかと」 「そういったものを積み重ねていく中で、ラスト、6月末だったので半年弱、必ずピッチに戻って、それまでできることをしながら、ピッチでもう一度貢献する、自分らしいプレーをする、ファン・サポーターのみなさんが喜んでくれる姿が観たいという思いで決断に至りました」 「今の状況と致しましては、かなりペースも上がってきていて、練習合流ももう少ししたらできるじゃないかというところまできていたんですが、先週また、ヒザじゃないんですが、体が動けているからこそ、古傷のふくらはぎを痛めて張ってしまっている状態なので、メニューをコントロールしながら復帰を目指しているところです」 「今回こういった形で伝えさせて頂きましたが、僕なりの決断だったり決意というものは、そういったものを自分が伝えたから、チームメイト、クラブスタッフ、ファン・サポーターにその思いを一緒に持って戦ってくれと思っていなくて、あくまでも僕個人が決断した思いです」 「その思いがそういった雰囲気を作り出してひとつになって戦える、よりひとつになってこのクラブを成長させることができると自分の中で感じた部分があったので、ここから先は自分の中でも不安というよりは楽しみでしかなくて、どういった姿に自分もなるのか、クラブがなって行くのか。どういう影響を与えることができるのかというモチベーションの中で、きっとできるんじゃないかなと思います」 「半年あるので、今までの振り返りはせずに、前だけを見て、全てシーズンが終了した後に、また改めて言葉でもそうですし、プレーではどうだったという反省であり、次へ向かうステップにして、シーズンを終えたいと思っています」 ■出場記録(2017年8月2日現在) J1リーグ戦:289試合出場/49得点 J2リーグ戦:23試合出場/3得点 J3リーグ戦:2試合出場/0得点 カップ戦:61試合出場/13得点 天皇杯:29試合出場/6得点 ACL:6試合出場/0得点 2017.08.02 19:00 Wed
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【六川亨の日本サッカーの歩み】石川直宏の引退試合に思うこと

▽先週末は慌ただしい日々が続いた。まず1日深夜、ロシアW杯の組分け抽選会があり、日本はコロンビア、セネガル、ポーランドとグループリーグを戦うことが決まった。第4シードということもあり、どこのグループに入っても苦戦は免れないものの、ベストではないがベターなグループだと思う。こちらについては、また別の機会に感想を書きたい。 ▽そして2日はJ1リーグの最終戦。川崎Fが大宮に5-0と大勝し、鹿島が磐田と引き分けたため、川崎Fのリーグ初優勝が決まった。これまでシルバーコレクターに甘んじていた川崎Fがタイトルを獲得したことで、ルヴァン杯を制したC大阪も含め、Jリーグには新しい風が吹いてきたことが予感される。 <span class="split"></span> ▽そして3日はJ1昇格プレーオフで名古屋が福岡と引き分け、1年でのJ1昇格を決めた。J3でも秋田が初優勝を飾り、2位の栃木がJ2復帰を果たすなど、全国各地で様々なドラマがあった。そうした中で、2日と3日はFC東京の石川直宏の引退試合を取材した。 ▽石川が横浜FMからFC東京に移籍したのは2002年のことだった。小学6年生の時に開幕したJリーグを国立で観戦し、「選手は何を考え、どんな思いでプレーしているのか知りたくなった」ことでプロのサッカー選手になることが夢になったという。その夢を叶えたものの、当時の横浜FMでは出番も限られていた。 ▽そんな石川に声を掛けたのが、2001年にアルゼンチンで開催されたワールドユースを視察した原博実だった。原はFC東京の監督に就任すると石川にオファーを出す。迷っている石川の背中を押したのが、チームメイトの松田直樹(故人)だった。「東京でいまのプレーを続けていたらチームの顔になれる。チームの象徴として戦うことができる」と言われたため、完全移籍を決断した。 ▽そして移籍した3日後の2002年4月27日、駒沢で行われたナビスコ杯初戦の清水戦で、44分にケリーのゴールをアシストする。 ▽それから16年、FC東京一筋にプレーを続けたが、右膝前十字靭帯、椎間板ヘルニア、左膝前十字靭帯と相次ぐ負傷に見舞われ、日常生活で階段の上り下りにも苦労する生活を強いられた。「朝、起きてみないと膝の状態はわからない」という毎日ながら、ここ2年間はリハビリの日々を続け、ようやく昨シーズン、J3の試合に2試合ほど交代出場できるまで復活した。 ▽そんな石川が現役引退を決断したのは今年の8月2日、奇しくも2年前のフランクフルト戦で左膝を負傷した日であり、奥さんの誕生日でもあった。引退試合はJ1最終節、12月2日のG大阪戦と、翌日のJ3C大阪戦。G大阪戦にはスタメンで出場し57分プレーした。不思議に「朝起きたら膝に痛みはなかった」と言う。そして「憧れのピッチにいるが、こんなに素晴しい、パワーのある場所とは知らなかった。全力でプレーできたことは誇りに思います」と、幼い頃からの夢を叶えてプロになれたことの感慨を口にした。 ▽さらに翌3日のC大阪戦では後半37分から試合に出場。対戦相手のリザーブには「負けたくない1人だったし、本当に嫌な相手だった。彼の良さはポテンシャルを感じたし、ずる賢さ、クレバーなところ。本当に嫌な相手だった」という、かつてのチームメイトの茂庭がいた。 ▽石川がピッチに入っても、C大阪ベンチに動きはない。するとFC東京のサポーターから「茂庭コール」が起こった。その雰囲気は、サッカー場といよりプロレス会場に近い。そして41分、茂庭がピッチに入った。 ▽試合は43分に石川の左CKからFC東京が追加点を奪い、これが決勝点となって2-1と有終の美を飾った。試合後のセレモニーで石川は、「駒沢のアシストで始まり、駒沢のアシストで終われた」と自身のサッカー人生を振り返った。これも何かの縁なのだろう。 ▽川崎Fの劇的な初優勝の陰で、1人のサッカー選手が注目を集めることなく引退したが、最後の勇姿を見られたことは幸せだった。駒沢には田中隼磨、塩田、権田、阿部らかつてのチームメイトや友人が駆けつけたことからも、石川の人柄を物語っていると言えよう。 2017.12.04 15:30 Mon
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