【原ゆみこのマドリッド】ツキはいつまで続くのか…
2017.04.08 10:00 Sat
▽「随分、近くにいたのねえ」そんな風に私がビックリしていたのは金曜日、アトレティコのコケがマドリッド市内の地下駐車場で強盗に遭い、7万ユーロ(約800万円)相当の腕時計を奪われたというニュースをお昼のTVで知った時のことでした。いやあ、現場の風景にもしやと調べてみると、その駐車場は私の家から徒歩数分の場所。時刻は午後7時だったそうで、丁度、自分も春めいてきた陽気に浮かれ、ダービーに着て行けるような明るい色の服をやはり、その近くにあるMANGO(スペインのファストファッションブランド)のお店で探していた頃だったんですけどね。別にこの地区は治安の悪いところでなく、というか、近年、マドリッドで選手自宅の空き巣被害の話はたまに聞くものの、ピストルを突きつけられてホールドアップって、もしやコケって、とっても運が悪いんじゃない?
▽まあ、そんなことはともかく、マドリーダービー直前の節だった今週、ミッドウィークのリーガがどうだったかをお話ししておかないと。先に試合があったのはアトレティコの方で、火曜にほんの少し前まで4位争いの手ごわいライバルだったレアル・ソシエダをビセンテ・カルデロンに迎えたんですけどね。序盤のプレーも先週末のマラガ戦より、平日の夜だというのに場内を満員にして応援してくれるサポーターの前ではあまり恥ずかしいことはできないという程度ぐらいにしか、改善はしておらず、ボールはほぼ相手に支配されっぱなし。それでも前半27分、グリースマン、フェルナンド・トーレスとパスが繋がり、最後はフィリペ・ルイスが決めて先制してくれたから、助かったの何のって。
▽え、ここまで最も多いシーズンでも3得点しかしていないフィリペ・ルイスがマラガ戦に続いてゴールだなんて、珍しいこともあるじゃないかって?そうですね、ただ本当にその1点は貴重で、何せその後、チャンスを迎えたトーレスはゴール左すぐ前からのシュートをポストに当ててしまうし、撃ち直しもサイドネットへ。GKルリと1対1だったカラスコも相手の正面に蹴って追加点にならないんですから、まったく困ったものです。おまけに後半になると、シメオネ監督も次の永遠のライバルとの対戦を考えたんですかね。相変わらず1-0というあやういスコアだったにも関わらず、ソシエダがイエローカードを連発する展開に怖くなったか、26分にはグリースマンをコレアに交代。ベンチに避難させることに。
▽何というか、ほとんど攻めていかないチームにどう対応していいか、ファンも考えあぐねていたところもあったと思うんですが、シメオネ監督の指示に忠実なのは選手もファンも同じ。ええ、終盤、数度のCKでコケとカラスコが時間稼ぎするのやら、ヒメネスがミドルシュートを飛ばすのを見守りながら、声の限りカンティコ(節のついたシュプレヒコール)を大合唱。うーん、ほとんどはダービーに向けて、お隣さんを落とす類いでしたけどね。そうこうするうちにタイムアップとなり、アトレティコは1-0で勝利をゲット。これで翌日のバルサvsセビージャ戦を待つことなく、2節連続の3位を死守することができました!
▽ちなみにミックスゾーンではソシエダ側から、「Termina el partido y ves el equipo visitante cuatro tarjetas amarillas y el local ninguna/テルニマ・エル・パルティードー・イ・ベス・エル・キポ・ビシタンテ・クアトロ・タルヘタス・アマリージャス・イ・エル・ロカル・ニングーナ(試合が終わってみれば、ビジターチームはイエローカード4枚でホームチームはゼロ)。信じられない。ベラへのエリア前でのファールには出なくて、ラウール・ナバスがカラスコを倒したらもらった。おまけにガビなんて、審判に抗議しまくりだったのに」(ジュリ)なんて文句も出ていたんですが、いや、アトレティコも結構、ファールをスルーされていましたからね。そういうこともあるということで、何よりあと1枚で出場停止だったコケとサビッチが難を逃れたのは有難かったかと。
▽だって、水木金と過ぎてもガメイロもガイタンも回復せず、更にはブルサリコもモヤもアウグストもチアゴもリハビリ中のアトレティコには戦力的にまったく余裕がないんですよ。そうなると、リーガ5連勝で「Llegamos al Bernabeu en un muy buen momento/ジェガモス・アル・ベルナベウ・エン・ウン・ムイ・ブエン・モメントー(とてもいい時期にベルナベウに乗り込める)」(ゴディン)ぐらいは言っても良くても、とても「Llegamos al derbi en un momento inmejorable/ジェガモス・アル・デルビ・エン・ウン・モメントー・インメホラブレ(ウチはこれ以上ない時にダービーを迎える)」(フィリペ・ルイス)なんて、恐れおおいかと。
▽いえ、中にはグリースマンのように「Me veo favorito, confio en mis companeros y en el entrenador/メ・ベオ・ファボリート、コンフィオ・エン・ミス・コンパニェロス・イ・エン・エル・エントレナドール(ボクらが本命だと思う。チームメートと監督を信頼しているよ)」と強気な選手もいますけどね。サンティアゴ・ベルナベウでのリーガ戦ではここ3連勝中とはいえ、できれば、彼には試合前にPK練習の時間も作ってほしいかと。ここ5試合1失点と、堅固さを取り戻した守備陣にもマラガやソシエダのアタッカーとBBC(ベイル、ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウドの頭文字)は格が違うことを今一度、思い出してもらいたいと私が願っていたところ…。
▽翌日のプチダービーではその誰1人、ブタルケのピッチに現れなかったんですよ!ええ、今季から1部で頑張っているマドリッドの新弟分、レガネスとの試合ではロナウド、ベイルが招集外だっただけでなく、ベンゼマも控え、ご当地出身選手であるカルバハルまで累積警告の瀬戸際にあるということでベンチ見学に。前節のアラベス戦から7人も先発を変えたものの、ジダン監督も後で「Para mi no ha sido una apuesta atrevida, ha sido normal/パラ・ミー・ノー・ア・シードー・ウナ・アプエスタ・アトレビーダ(自分にとっては思い切った賭けではなかった)。ウチは全員いい状態で、多くの選手を変えることができる」と言っていた通り、やはりチーム力に差がありすぎたようです。
▽実際、マドリーはキックオフから落ち着きのなかったレガネスのミスを利用して、前半15分にはアセンシオが敵陣をドリブルで走破。そのラストパスをハメス・ロドリゲスが決めてあっさり先制すると、その3分後にも今度はハメスのCKをナチョが繋ぎ、モラタの山なりのヘッドが2点目に。更にモラタが22分にコバチッチのアシストで3点目を入れ、早くも勝負はついたかと思われたものの…そこからいきなり、「con el 0-3 nos hemos relajado un poco/コン・エル・セロ・トレス・ノス・エモス・レラハードー・ウン・ポコ(0-3になって、ウチはちょっとリラックスしてしまった)」(ナチョ)はどうにもいただけません。ええ、31分にはディエゴ・リバスが右サイドを抜け出し、ガブリエウにゴール前から1点を返された上、その2分後にはCKからシオバスが繋いだボールをルチアーノに決められ、あっと言う間に1点差になっているんですから、スタンドを埋め尽くした地元サポーターもどんなに喜んだことか。
▽でもねえ、気合も新たに同点を目指すはずだった後半開始直後、キャプテンのマントバーニがハメスのFKをバレーボールのトスもどきで自陣ゴールに入れてしまっては元も子もありません。いえ、主審はその前でジャンプしたモラタが大きくてよく見えなかったのか、得点者を彼にしていましたけどね。それをいいことにハットトリック達成と、いそいそ試合球を持ち帰り、チームメート全員にサインしてもらっていた当人にモヤッとした気持ちは微塵もなかった?この4点目があまりにショックだったか、エル・ザールもおたふく風邪で休んでいる、その後のレガネスは得点を増やすことができず。
▽おかげで注目どころになってしまったのが、25分に最初の交代となったハメスが「La concha de tu madre, no me pone un partido completo/ラ・コンチャ・デ・トゥ・マドレ、ノー・メ・ポネ・ウン・パルティードー・コンプレトー(バカ野郎、ボクは試合丸々プレーされてもらえないのか)」と激怒。移動式で簡素な造りのブタルケのベンチの壁を力任せに叩いて、器物破損の罪になりかねなかったことですが、その日、大活躍だったアセンシオも、彼と交代にピッチに入ったイスコも、少ないプレー時間内にできるだけアピールしようと頑張っている仲間同士なんですから、あまり悪目立ちするのもどうかと。
▽結局、終盤はアシエル・ガリターノ監督もこの日曜の最下位オサスナとの残留を懸けた大一番に備え、主力を温存していましたしね。2-4で試合は終わり、直前にセビージャに3-0と快勝していたバルサに一時、抜かれていた順位も元に戻ったマドリーは満足して家路を辿ることに。ちなみにこちらはレガネス戦でも負傷者が増えることはなく、先週末に今季3度目となる左太ももの負傷で全治3週間となってしまったバラン以外は皆、コンディションに問題なし。ジダン監督も金曜には元気な選手全員をバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習施設内にある宿泊所に合宿させていましたしね。
▽実際、あれだけレガネス戦で働いたアセンシオレベルでも当日のベンチに入れるのかどうか、定かでない辺り、本当に贅沢なチームなんですが、スポーツ紙などによると、縁起を担いでか、昨年5月CLミラノ決勝で先発したメンバーをリピートするとか。そんな今シーズン後半戦のマドリーダービーは土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)キックオフ。11月はカルデロンで0-3と完敗してしまっただけにアトレティコも今回はリベンジに燃えているはずですが、心配なのは当人は普通の顔で練習していたんですが、あのコケの強盗事件被害のせいで、せっかくこのところ、ツキに恵まれている運気が下がってしまわないかということ。
▽何せ、どの試合でも守備で気が抜ける時間があるお隣さんでも、ダービーとなると気合が入りますからね。勝ち目があるとすれば、そのぐらいしか思いつかない私も悪いんですが、3位確定まではアトレティコもまだ努力が必要。もちろん勝って、首位との差が勝ち点7になれば、セビージャとの9差を4試合で引っくり返したような棚ボタもあるかもしれないとはいえ…いやいや、2位のバルサも好調ですし、いくら私でもそこまで夢を見てはいませんって。
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▽いえ、同日には彼のU21時代からのスペイン代表仲間、レアル・マドリーのイスコも友人とテラスで食事中の写真を自身のインスタグラムに載せたところ、テーブルの上にアスルグラナ(青と紫)色のポテトチップの袋が置いてあったことが問題に。慌てて違う写真に代えたて、後の祭りで(http://www.marca.com/futbol/real-madrid/2017/04/07/58e6bde546163f41508b45d8.html)、SNSでの反響は止まらず。結局は削除する破目になったものの、最近の彼は契約を延長するしないで、イロイロ話題となっていましたからね。▽おかげでバルサ移籍の噂を混じえて面白おかしくいじられたため、とうとう本人も「Que no me voy al Barça pesados!/ケ・ノー・メ・ボイ・ア・バルサ・ペサードス(ボクはバルサには行かないよ、しつこい奴ら!)」と自身のツイッター(https://twitter.com/isco_alarcon/status/850107273397633026)で逆切れする事件なども発生。その上、「ちなみに自分はそのポテチを味見してもいないよ。友達がボクにゲキを飛ばすために置いたんだ(https://twitter.com/isco_alarcon/status/850108105060954112)」と付け足していましたが、それってやっぱり、健康第一のサッカー選手でありながら、カロリーの高いスナックをバリバリ食べていると思われるのはイヤだったから?▽え、ここまで最も多いシーズンでも3得点しかしていないフィリペ・ルイスがマラガ戦に続いてゴールだなんて、珍しいこともあるじゃないかって?そうですね、ただ本当にその1点は貴重で、何せその後、チャンスを迎えたトーレスはゴール左すぐ前からのシュートをポストに当ててしまうし、撃ち直しもサイドネットへ。GKルリと1対1だったカラスコも相手の正面に蹴って追加点にならないんですから、まったく困ったものです。おまけに後半になると、シメオネ監督も次の永遠のライバルとの対戦を考えたんですかね。相変わらず1-0というあやういスコアだったにも関わらず、ソシエダがイエローカードを連発する展開に怖くなったか、26分にはグリースマンをコレアに交代。ベンチに避難させることに。
▽これでガメイロもガイタンも負傷でいないため、カンテラーノ(アトレティコBの選手)以外のアタッカーが尽きたアトレティコは36分、トーレスもヒメネスに代え、CBの彼をボランチにして守り倒す体制に入ったんですが、この頃からだったでしょうか。シメオネ監督が激しい身振りで、「Estan dormidos? Alenta, que pareces del Real!/エスタン・ドルミードス?アレンタ、ケ・パレセス・デル・レアル(眠っているのか?まるでマドリーのファンみたいだぞ。応援してくれ)」とスタンドを鼓舞。いやあ、その日は遅いスタートでもう午後11時を回っていましたし、一応、リードしていましたし、ソシエダもエリア外からのシュート程度で「No hemos llegado al area con peligro ni ocasiones/ノー・エモス・ジェガードー・アル・アレア・コン・ペリグロ・ニ・オカシオネス(ウチは危険を伴って敵エリアに入ることもチャンスもなかった)」という状態でしたからね。
▽何というか、ほとんど攻めていかないチームにどう対応していいか、ファンも考えあぐねていたところもあったと思うんですが、シメオネ監督の指示に忠実なのは選手もファンも同じ。ええ、終盤、数度のCKでコケとカラスコが時間稼ぎするのやら、ヒメネスがミドルシュートを飛ばすのを見守りながら、声の限りカンティコ(節のついたシュプレヒコール)を大合唱。うーん、ほとんどはダービーに向けて、お隣さんを落とす類いでしたけどね。そうこうするうちにタイムアップとなり、アトレティコは1-0で勝利をゲット。これで翌日のバルサvsセビージャ戦を待つことなく、2節連続の3位を死守することができました!
▽ちなみにミックスゾーンではソシエダ側から、「Termina el partido y ves el equipo visitante cuatro tarjetas amarillas y el local ninguna/テルニマ・エル・パルティードー・イ・ベス・エル・キポ・ビシタンテ・クアトロ・タルヘタス・アマリージャス・イ・エル・ロカル・ニングーナ(試合が終わってみれば、ビジターチームはイエローカード4枚でホームチームはゼロ)。信じられない。ベラへのエリア前でのファールには出なくて、ラウール・ナバスがカラスコを倒したらもらった。おまけにガビなんて、審判に抗議しまくりだったのに」(ジュリ)なんて文句も出ていたんですが、いや、アトレティコも結構、ファールをスルーされていましたからね。そういうこともあるということで、何よりあと1枚で出場停止だったコケとサビッチが難を逃れたのは有難かったかと。
▽だって、水木金と過ぎてもガメイロもガイタンも回復せず、更にはブルサリコもモヤもアウグストもチアゴもリハビリ中のアトレティコには戦力的にまったく余裕がないんですよ。そうなると、リーガ5連勝で「Llegamos al Bernabeu en un muy buen momento/ジェガモス・アル・ベルナベウ・エン・ウン・ムイ・ブエン・モメントー(とてもいい時期にベルナベウに乗り込める)」(ゴディン)ぐらいは言っても良くても、とても「Llegamos al derbi en un momento inmejorable/ジェガモス・アル・デルビ・エン・ウン・モメントー・インメホラブレ(ウチはこれ以上ない時にダービーを迎える)」(フィリペ・ルイス)なんて、恐れおおいかと。
▽いえ、中にはグリースマンのように「Me veo favorito, confio en mis companeros y en el entrenador/メ・ベオ・ファボリート、コンフィオ・エン・ミス・コンパニェロス・イ・エン・エル・エントレナドール(ボクらが本命だと思う。チームメートと監督を信頼しているよ)」と強気な選手もいますけどね。サンティアゴ・ベルナベウでのリーガ戦ではここ3連勝中とはいえ、できれば、彼には試合前にPK練習の時間も作ってほしいかと。ここ5試合1失点と、堅固さを取り戻した守備陣にもマラガやソシエダのアタッカーとBBC(ベイル、ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウドの頭文字)は格が違うことを今一度、思い出してもらいたいと私が願っていたところ…。
▽翌日のプチダービーではその誰1人、ブタルケのピッチに現れなかったんですよ!ええ、今季から1部で頑張っているマドリッドの新弟分、レガネスとの試合ではロナウド、ベイルが招集外だっただけでなく、ベンゼマも控え、ご当地出身選手であるカルバハルまで累積警告の瀬戸際にあるということでベンチ見学に。前節のアラベス戦から7人も先発を変えたものの、ジダン監督も後で「Para mi no ha sido una apuesta atrevida, ha sido normal/パラ・ミー・ノー・ア・シードー・ウナ・アプエスタ・アトレビーダ(自分にとっては思い切った賭けではなかった)。ウチは全員いい状態で、多くの選手を変えることができる」と言っていた通り、やはりチーム力に差がありすぎたようです。
▽実際、マドリーはキックオフから落ち着きのなかったレガネスのミスを利用して、前半15分にはアセンシオが敵陣をドリブルで走破。そのラストパスをハメス・ロドリゲスが決めてあっさり先制すると、その3分後にも今度はハメスのCKをナチョが繋ぎ、モラタの山なりのヘッドが2点目に。更にモラタが22分にコバチッチのアシストで3点目を入れ、早くも勝負はついたかと思われたものの…そこからいきなり、「con el 0-3 nos hemos relajado un poco/コン・エル・セロ・トレス・ノス・エモス・レラハードー・ウン・ポコ(0-3になって、ウチはちょっとリラックスしてしまった)」(ナチョ)はどうにもいただけません。ええ、31分にはディエゴ・リバスが右サイドを抜け出し、ガブリエウにゴール前から1点を返された上、その2分後にはCKからシオバスが繋いだボールをルチアーノに決められ、あっと言う間に1点差になっているんですから、スタンドを埋め尽くした地元サポーターもどんなに喜んだことか。
▽でもねえ、気合も新たに同点を目指すはずだった後半開始直後、キャプテンのマントバーニがハメスのFKをバレーボールのトスもどきで自陣ゴールに入れてしまっては元も子もありません。いえ、主審はその前でジャンプしたモラタが大きくてよく見えなかったのか、得点者を彼にしていましたけどね。それをいいことにハットトリック達成と、いそいそ試合球を持ち帰り、チームメート全員にサインしてもらっていた当人にモヤッとした気持ちは微塵もなかった?この4点目があまりにショックだったか、エル・ザールもおたふく風邪で休んでいる、その後のレガネスは得点を増やすことができず。
▽おかげで注目どころになってしまったのが、25分に最初の交代となったハメスが「La concha de tu madre, no me pone un partido completo/ラ・コンチャ・デ・トゥ・マドレ、ノー・メ・ポネ・ウン・パルティードー・コンプレトー(バカ野郎、ボクは試合丸々プレーされてもらえないのか)」と激怒。移動式で簡素な造りのブタルケのベンチの壁を力任せに叩いて、器物破損の罪になりかねなかったことですが、その日、大活躍だったアセンシオも、彼と交代にピッチに入ったイスコも、少ないプレー時間内にできるだけアピールしようと頑張っている仲間同士なんですから、あまり悪目立ちするのもどうかと。
▽結局、終盤はアシエル・ガリターノ監督もこの日曜の最下位オサスナとの残留を懸けた大一番に備え、主力を温存していましたしね。2-4で試合は終わり、直前にセビージャに3-0と快勝していたバルサに一時、抜かれていた順位も元に戻ったマドリーは満足して家路を辿ることに。ちなみにこちらはレガネス戦でも負傷者が増えることはなく、先週末に今季3度目となる左太ももの負傷で全治3週間となってしまったバラン以外は皆、コンディションに問題なし。ジダン監督も金曜には元気な選手全員をバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習施設内にある宿泊所に合宿させていましたしね。
▽実際、あれだけレガネス戦で働いたアセンシオレベルでも当日のベンチに入れるのかどうか、定かでない辺り、本当に贅沢なチームなんですが、スポーツ紙などによると、縁起を担いでか、昨年5月CLミラノ決勝で先発したメンバーをリピートするとか。そんな今シーズン後半戦のマドリーダービーは土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)キックオフ。11月はカルデロンで0-3と完敗してしまっただけにアトレティコも今回はリベンジに燃えているはずですが、心配なのは当人は普通の顔で練習していたんですが、あのコケの強盗事件被害のせいで、せっかくこのところ、ツキに恵まれている運気が下がってしまわないかということ。
▽何せ、どの試合でも守備で気が抜ける時間があるお隣さんでも、ダービーとなると気合が入りますからね。勝ち目があるとすれば、そのぐらいしか思いつかない私も悪いんですが、3位確定まではアトレティコもまだ努力が必要。もちろん勝って、首位との差が勝ち点7になれば、セビージャとの9差を4試合で引っくり返したような棚ボタもあるかもしれないとはいえ…いやいや、2位のバルサも好調ですし、いくら私でもそこまで夢を見てはいませんって。
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