【原ゆみこのマドリッド】大物がCLに残った…
2017.03.11 10:15 Sat
▽「来週には戻って来てくれるのかなあ」そんな風に私が心配していたのは金曜日、翌日にグラナダ戦を控え、記者会見に出たアトレティコのシメオネ監督が「今は回復の途中、esperamos que para el miércoles esté con nosotros/エスペラモス・ケ・パラ・エル・ミエルコレス・エステ・コン・ノソトロス(水曜にはいてくれることを期待している)」と、先週ミッドウィークのデポルティボ戦で頭を強打。病院に緊急搬送となって以来、いまだ全体練習に加わっていないフェルナンド・トーレスについて、そう語った時のことでした。いやあ、今週はガメイロも足の付け根を痛め、アンダルシア(スペイン南部)遠征に参加できなくて、それでもFWはグリースアンとコレアがいるんですが、木曜に22歳の誕生日を迎えたばかりの後者はどうにも先発した際のパフォーマンスに信頼が置けず。
▽ちなみに火曜にレアル・マドリーがプレーした、サン・パオロでのCL16強対決ナポリ戦2ndレグは、いえ、お昼(スペインのランチタイムは午後2時~4時なため、ニュースもこの時間にある)に現地からのTV中継の時点で、すでに観客がスタンドに多数。キックオフ前のレポーターコメントで午後5時頃にはほぼ満員状態になっていたと聞いた時には、ナポリファンはそこまで力が入っているんだと驚かされたものですけどね。当然ながら、選手たちもこの期待に応えたため、前半のマドリーはホームチームの大攻勢にさらされることに。おまけに前半23分にはとうとう、ハムシークのスルーパスを受けたメルテンスが先制点を決め、逆転突破まであと1点にされてしまったから、こちらもドキドキしたの何のって。
▽うーん、1-0でハーフタイムを迎え、後半のピッチに出て行く前、クリスチアーノ・ロナウドは「No sabemos defendernos/ノー・サベモス・デフェンデール(ウチは守ることを知らない)」と、チームメートを批判していたけど、それはまず自身が反省するべきことだと突っ込みたくなりましたけどね。何せ、前半のマドリーはやられっぱなしで、チャンスといってもロナウドのシュートがゴールポストに当たったぐらいしかなかったんですが、相手が1本しかゴールが決まらないのが不思議なくらい沢山、シュートを撃っていたのは別に守備陣の責任だけではなかったかと。
▽ただ試合後、サッリ監督が「マドリーはフィジカル的にウチよりずっと強い。一番小さい選手でも188センチある」と言ったのにはちょっと偏見があって、何せカルバハルやマルセロ、モドリッチらは175センチありませんからね。ナポリのDF陣も高さ的には遜色ないのですから、やっぱり点を取ることばかりを考えて、セットプレー守備の練習がおざなりになってしまった?これであと3ゴール必要になってしまったため、その後のナポリの勢いは緩んできたというか、ジダン監督が順々にベイルやベンゼマを下げ、働き者のルーカス・バスケスやモラタを投入。
▽チームのバランスを取ったため、最後はロスタイム、ロナウドがGKペペ・レイナに弾かれたボールをモラタがダメ押し点にして、昨季までセリエAのライバル、ユベントスで修業していたせいで、現地入りして以来、ナポリファンのブーイングの的になっていた鬱憤を、指を唇当て、沈黙を要求するポーズを取って晴らすことまでできましたっけ。
▽これで1stレグ同様、2ndレグでも1-3で勝利、総合スコア2-6で7年連続の準々決勝進出を決めたマドリーだったんですが、当然ながら試合後のヒーローはラモス、ラモス、ラモス。ここ4試合程、イタンビューの連続出場を続けているキャプテンですが、この日は敗戦や引き分けの言い訳をするためではなく、しかも自分の活躍で逆転敗退の危機を乗り越えたため、当人の嬉しそうなことといったらもう。ええ、ピッチではレポーターに訊かれもしないのに、「Qué mejor manera de celebrar mis 100 partidos que marcando los goles/ケ・メホール・マネラ・デ・セレブラル・ミス・シエン・パルティードス・ケ・マルカンド・ロス・ゴーレス(ゴールで100試合出場を祝えるなんて最高)」と、まずヨーロッパの大会出場数で節目に達したことを自らアピール。
▽続いて、2度目のヘッドが自身ではなく、メルテンスのオウンゴールにされたことに「No jodas, me han quitado el doblete/ノー・ホデス、メ・アン・キタードー・エル・ドブレテ(冗談だろ、ボクの2得点を取られたなんて)」と思わず、文句が出てしまったのはまあ、後で彼もミックスゾーンで言っていた通り、先日のバレンシア戦、マンガラにシュートが当たりながら、得点者はアトレティコのガメイロになったなんて例もありますから、ツキがなかったのを嘆く気持ちもわかりますけどね。でもゴールの後、自分が電話をかけるポーズをしたことについて、「Yo lo hice antes que Leo/ジョ・ロ・イセ・アンテス・ケ・レオ(ボクはメッシより先にやっていたよ)。疑うんなら、ビデオを見てみればいい」って、もしやゴールパフォーマンスの特許権でも争っている?
▽加えて、翌日に同じ16強対決2ndレグで4-0敗戦から、PSG相手に逆転を狙う永遠のライバルに対して、「Estaré más contento si pierde el Barcelona, dormiré más tranquilo/エスタレ・マス・コンテント・シー・ピエルデ・エル・バルセロナ、ドルミレ・マス・トランキーロ(バルサが負けたら満足だよ。落ち着いて眠れるね)」とまで来たら、3月下旬にはスペイン代表の合宿が迫っているのをすっかり忘れているんじゃないだろうかと、私が疑ってしまっても無理はなかったかと。
▽ただねえ、水曜にはマドリーの大先輩、ラウールも「Remontada del Barça? Esa es la especialidad del Real Madrid/レモンターダ・デル・バルサ?エサ・エス・ラ・エスペシアリダッド・デル・レアル・マドリッド(バルサの逆転劇?それはレアル・マドリーの専門だよ)」と言っていたように、どうにもこのクラブの人たちは奇跡のレモンターダは彼らの専売特許、他のクラブでは真似できないと信じきっているような傾向がなきにしもあらず。
▽ところがどっこい、翌日のカンプ・ノウでは「そうなるにはバルサが物凄い試合をして、同時にPSGが最低の試合をしないといけない」(ラウール)という条件が実現してしまったから、さあ大変!いえ、一応、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で私も物見雄山的な気分で見てはいたんですけどね。3点リードと、目標まであと2点と迫っていたバルサが後半、カバーニにゴールを奪われ、3-1になった時、意外にも店内からは歓声が上がったのはおそらく、その日、逆転を期待して応援に来ていたクレ(バルサファンのこと)が少なかった?それはともかく、残り30分であと3点が必要になったとなれば、大抵のチームだったら諦めてしまうはずですって。
▽そんな思いが私にもあり、用事もあったため、後半35分ぐらいにはバルを出たところ、まさか早めにカンプ・ノウから引き揚げた、決して少なくないファンたちと同じ憂き目に遭うことになろうとは!ええ、そこからネイマールの直接FKは決まるわ、後でPSG勢全員が憤っていた、チアゴ・シウバがエリア内でルイス・スアレスを倒したという怪しいPKで、またしてもネイマールが得点。挙句の果てにロスタイム5分、「Me tiré con todo, sin saber si estaba en línea/メ・ティレ・コン・トードー、シン・サベール・シー・エスタバ・エン・リネア(全力で突っ込んだ。オフサイドなのかどうかもわからなかったよ)」と、セルジ・ロベルトが逆転突破を確定する6点目もラジオで聴くだけしかできなかったんですから、逃がした魚は大きかった?
▽え、つまりこれって、ラモスが心安らかに眠れなくなっただけでなく、アトレティコにも準々決勝でバルサに当たる可能性が出てきたってことじゃないかって?まあ、その通りなんですが、心配してくれたファンに感謝するため、クラブのオフィシャルページにインタビューを受けたフェルナンド・トーレスなど、「バルサの試合はnos tiene que servir para ver que nada está hecho/ノス・ティエネ・ケ・セルビル・パラ・ベル・エ・ナーダ・エスタ・エッチョー(ボクらにまだ何も終わっていないと思わせるために役立てないといけない)」と折良く、レバークーゼン戦2ndレグに向けて意識が高まったよう。
▽他の選手たちにもいい教訓になるんじゃないかと思いますが、とりあえずレバークーゼンを破っても次にバルサに当たったりしたら、彼らには先日のコパ・デル・レイ準決勝の苦い経験もありますからね。ただ、PSGのエメリ監督は「Tuvimos culpa nosotros, el Barça y el árbitro/トゥビモス・クルパ・ノソトロス、エル・バルサ・イ・エル・アルビトロ(この敗退の責任は私たち、バルサ、そして審判にある)」と言っていましたが、まずは1stレグでアトレティコが彼らに4点差もつけることなど想像できず。
▽となると、2015年のスペイン・スーパーカップでバルサを破ったアスレティックが、ツィッターで「Pues a nosotros no nos pareció tan difícil mantener el 4-0 de la ida/プエス・ア・ノソトロス・ノー・ノス・パレシオ・タン・ディフィシル・マンテネール・エル・クアトロ・ア・セロ・デ・ラ・イダ(ウチには1stレグの4-0勝利を守ることはそんなに難しく見えなかったね)」(https://twitter.com/AthleticClub/status/839597836660584453)というような前提は心配しなくてもいいんですけどね(2nレグ1-1で優勝)。
▽何かの間違いが起きて、そうなった場合でもPSGのようにアトレティコが消極的にプレーすることはないはずですが、ただまたしても逆転が必要になったりすると、1点を決めた後、留めの2点目をGKテア・シュテーゲンに阻まれてしまったカバーニや、撃っても撃っても枠を捉えられなかったナポリの例などはとても他人事とは思えない?そうとなれば、エースのグリースマンにも前節のバレンシア戦で彼女のエリカさんに捧げるメッセージを見せた件で後日、競技委員会から処分が通達。それに怒って、「Multa y amonestacion por felicitar a mi mujer y eso 3 dias despues... /ムルタ・イ・アモネスタシオン・ポル・フェリシタール・ア・ミ・ムヘル・イ・イソ・トレス・ディアス・デスプエス(ボクの彼女をお祝いしたら、罰金とイエローカード。しかも3日後に)」と、ツィッター(https://twitter.com/AntoGriezmann/status/839471972283269121)で文句のハッシュタグ、#PreocupateDeOtrasCosas(他のことを心配したらいい)なんて作っていないで、自身の決定力を少しでも上げるよう努力をしてもらいたいものですが、さて。
▽そんなアトレティコは土曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)からグラナダ戦なんですが、今週CLあったお隣さんは日曜にベティスをサンティアゴ・ベルナベウに迎えることに。うーん、マドリーはベイルが2試合目の出場停止処分で、先週末のエイバル戦に続き、またしても出られないんですが、ナポリ戦の例でもやはり、BBC(ベイル、ベンゼマ、ロナウドの頭文字)は揃い踏みしない方が、攻守にバランスの取れたいいチームになる感じが強まってしまいましたからね。今回はジダン監督も大手を振って、モラタやルーカス・バスケス、もしくはハメス・ロドリゲスやイスコ、アセンシオといったところを先発させられるのは嬉しいかも。
▽ただ心配なのは、バルサの大逆転劇に感化されて終盤、本家本元、奇跡のレモンターダを見せつけてやるべく、前半は敵にリードさせてやろうなんて、選手たちがうっかり考えてしまわないかということですが、バレンシア戦やラス・パルマス戦のように完遂できない試合もありますしね。そこは中位にいるベティスとはいえ、決して油断せず、日曜にデポルティボ戦に挑むバルサに圧力をかけるためにも、しっかり勝ってもらいたいものです。
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▽といっても今回のリーガの相手は18位のチームですし、もちろん残留を争っているマドリッドの新弟分のために叩いておいてあげたいところですが、同日、3位のセビージャと当たるレガネスが、来季のCLグループリーグ出場権獲得を目指す兄貴分のために何かできるかというと、それも心もとないところですからね。ならば、ここは来週水曜のCL16強対決レバークーゼン戦2ndレグに備えて、休養の意味でもトーレスとガメイロはお休みさせて、人手不足に招集されたカンテラーノ(アトレティコBの選手)のFWシアッピカッセはともかく、カラスコやガイタン辺りにゴールを担当してもらうのも悪くはないかと。▽え、2月の1stレグでは2-4とアウェイで勝利、おかげでガビやフィリペ・ルイスにもイエローカードを取らせ、2ndレグで累積警告を消化させることにしたアトレティコなんだから、レバークーゼン戦に向けて、そんなに身構えることはないんだろうって?いやあ、そこがサッカーとはわからないもので、いい例だったのが今週、先行してプレーしたスペイン勢の2試合。どちらも予想外の展開となったため、決して気を緩めることはできないと、私も認識を新たにしたものでしたが…。▽うーん、1-0でハーフタイムを迎え、後半のピッチに出て行く前、クリスチアーノ・ロナウドは「No sabemos defendernos/ノー・サベモス・デフェンデール(ウチは守ることを知らない)」と、チームメートを批判していたけど、それはまず自身が反省するべきことだと突っ込みたくなりましたけどね。何せ、前半のマドリーはやられっぱなしで、チャンスといってもロナウドのシュートがゴールポストに当たったぐらいしかなかったんですが、相手が1本しかゴールが決まらないのが不思議なくらい沢山、シュートを撃っていたのは別に守備陣の責任だけではなかったかと。
▽もちろんこれにはジダン監督も休憩中のロッカールームで、「Lo que hablamos es como siempre, tienes que cambiar/ロ・ケ・アブラモス・エス・コモ・シエンプレ、ティエネス・ケ・カンビアール(話し合ったのはいつものように、状況を変えなければいけないということ)」と、選手たちに意識改革を訴えたんですけどね。その効用が発揮される前に飛び出したんですよ。苦境に立つと発現する、CKクロース+セルヒオ・ラモスのヘッド=ゴールというマドリーの黄金則が!ええ、まずは6分、元同僚のアルビオルを遥かに高く上回って同点弾を撃ち込むと、その5分後には再びヘッドを叩きつけ、ボールの軌道上にあった身長169センチのメルテンスの頭に当たって勝ち越しゴールになっているのですから、恐ろしいじゃありませんか。
▽ただ試合後、サッリ監督が「マドリーはフィジカル的にウチよりずっと強い。一番小さい選手でも188センチある」と言ったのにはちょっと偏見があって、何せカルバハルやマルセロ、モドリッチらは175センチありませんからね。ナポリのDF陣も高さ的には遜色ないのですから、やっぱり点を取ることばかりを考えて、セットプレー守備の練習がおざなりになってしまった?これであと3ゴール必要になってしまったため、その後のナポリの勢いは緩んできたというか、ジダン監督が順々にベイルやベンゼマを下げ、働き者のルーカス・バスケスやモラタを投入。
▽チームのバランスを取ったため、最後はロスタイム、ロナウドがGKペペ・レイナに弾かれたボールをモラタがダメ押し点にして、昨季までセリエAのライバル、ユベントスで修業していたせいで、現地入りして以来、ナポリファンのブーイングの的になっていた鬱憤を、指を唇当て、沈黙を要求するポーズを取って晴らすことまでできましたっけ。
▽これで1stレグ同様、2ndレグでも1-3で勝利、総合スコア2-6で7年連続の準々決勝進出を決めたマドリーだったんですが、当然ながら試合後のヒーローはラモス、ラモス、ラモス。ここ4試合程、イタンビューの連続出場を続けているキャプテンですが、この日は敗戦や引き分けの言い訳をするためではなく、しかも自分の活躍で逆転敗退の危機を乗り越えたため、当人の嬉しそうなことといったらもう。ええ、ピッチではレポーターに訊かれもしないのに、「Qué mejor manera de celebrar mis 100 partidos que marcando los goles/ケ・メホール・マネラ・デ・セレブラル・ミス・シエン・パルティードス・ケ・マルカンド・ロス・ゴーレス(ゴールで100試合出場を祝えるなんて最高)」と、まずヨーロッパの大会出場数で節目に達したことを自らアピール。
▽続いて、2度目のヘッドが自身ではなく、メルテンスのオウンゴールにされたことに「No jodas, me han quitado el doblete/ノー・ホデス、メ・アン・キタードー・エル・ドブレテ(冗談だろ、ボクの2得点を取られたなんて)」と思わず、文句が出てしまったのはまあ、後で彼もミックスゾーンで言っていた通り、先日のバレンシア戦、マンガラにシュートが当たりながら、得点者はアトレティコのガメイロになったなんて例もありますから、ツキがなかったのを嘆く気持ちもわかりますけどね。でもゴールの後、自分が電話をかけるポーズをしたことについて、「Yo lo hice antes que Leo/ジョ・ロ・イセ・アンテス・ケ・レオ(ボクはメッシより先にやっていたよ)。疑うんなら、ビデオを見てみればいい」って、もしやゴールパフォーマンスの特許権でも争っている?
▽加えて、翌日に同じ16強対決2ndレグで4-0敗戦から、PSG相手に逆転を狙う永遠のライバルに対して、「Estaré más contento si pierde el Barcelona, dormiré más tranquilo/エスタレ・マス・コンテント・シー・ピエルデ・エル・バルセロナ、ドルミレ・マス・トランキーロ(バルサが負けたら満足だよ。落ち着いて眠れるね)」とまで来たら、3月下旬にはスペイン代表の合宿が迫っているのをすっかり忘れているんじゃないだろうかと、私が疑ってしまっても無理はなかったかと。
▽ただねえ、水曜にはマドリーの大先輩、ラウールも「Remontada del Barça? Esa es la especialidad del Real Madrid/レモンターダ・デル・バルサ?エサ・エス・ラ・エスペシアリダッド・デル・レアル・マドリッド(バルサの逆転劇?それはレアル・マドリーの専門だよ)」と言っていたように、どうにもこのクラブの人たちは奇跡のレモンターダは彼らの専売特許、他のクラブでは真似できないと信じきっているような傾向がなきにしもあらず。
▽ところがどっこい、翌日のカンプ・ノウでは「そうなるにはバルサが物凄い試合をして、同時にPSGが最低の試合をしないといけない」(ラウール)という条件が実現してしまったから、さあ大変!いえ、一応、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で私も物見雄山的な気分で見てはいたんですけどね。3点リードと、目標まであと2点と迫っていたバルサが後半、カバーニにゴールを奪われ、3-1になった時、意外にも店内からは歓声が上がったのはおそらく、その日、逆転を期待して応援に来ていたクレ(バルサファンのこと)が少なかった?それはともかく、残り30分であと3点が必要になったとなれば、大抵のチームだったら諦めてしまうはずですって。
▽そんな思いが私にもあり、用事もあったため、後半35分ぐらいにはバルを出たところ、まさか早めにカンプ・ノウから引き揚げた、決して少なくないファンたちと同じ憂き目に遭うことになろうとは!ええ、そこからネイマールの直接FKは決まるわ、後でPSG勢全員が憤っていた、チアゴ・シウバがエリア内でルイス・スアレスを倒したという怪しいPKで、またしてもネイマールが得点。挙句の果てにロスタイム5分、「Me tiré con todo, sin saber si estaba en línea/メ・ティレ・コン・トードー、シン・サベール・シー・エスタバ・エン・リネア(全力で突っ込んだ。オフサイドなのかどうかもわからなかったよ)」と、セルジ・ロベルトが逆転突破を確定する6点目もラジオで聴くだけしかできなかったんですから、逃がした魚は大きかった?
▽え、つまりこれって、ラモスが心安らかに眠れなくなっただけでなく、アトレティコにも準々決勝でバルサに当たる可能性が出てきたってことじゃないかって?まあ、その通りなんですが、心配してくれたファンに感謝するため、クラブのオフィシャルページにインタビューを受けたフェルナンド・トーレスなど、「バルサの試合はnos tiene que servir para ver que nada está hecho/ノス・ティエネ・ケ・セルビル・パラ・ベル・エ・ナーダ・エスタ・エッチョー(ボクらにまだ何も終わっていないと思わせるために役立てないといけない)」と折良く、レバークーゼン戦2ndレグに向けて意識が高まったよう。
▽他の選手たちにもいい教訓になるんじゃないかと思いますが、とりあえずレバークーゼンを破っても次にバルサに当たったりしたら、彼らには先日のコパ・デル・レイ準決勝の苦い経験もありますからね。ただ、PSGのエメリ監督は「Tuvimos culpa nosotros, el Barça y el árbitro/トゥビモス・クルパ・ノソトロス、エル・バルサ・イ・エル・アルビトロ(この敗退の責任は私たち、バルサ、そして審判にある)」と言っていましたが、まずは1stレグでアトレティコが彼らに4点差もつけることなど想像できず。
▽となると、2015年のスペイン・スーパーカップでバルサを破ったアスレティックが、ツィッターで「Pues a nosotros no nos pareció tan difícil mantener el 4-0 de la ida/プエス・ア・ノソトロス・ノー・ノス・パレシオ・タン・ディフィシル・マンテネール・エル・クアトロ・ア・セロ・デ・ラ・イダ(ウチには1stレグの4-0勝利を守ることはそんなに難しく見えなかったね)」(https://twitter.com/AthleticClub/status/839597836660584453)というような前提は心配しなくてもいいんですけどね(2nレグ1-1で優勝)。
▽何かの間違いが起きて、そうなった場合でもPSGのようにアトレティコが消極的にプレーすることはないはずですが、ただまたしても逆転が必要になったりすると、1点を決めた後、留めの2点目をGKテア・シュテーゲンに阻まれてしまったカバーニや、撃っても撃っても枠を捉えられなかったナポリの例などはとても他人事とは思えない?そうとなれば、エースのグリースマンにも前節のバレンシア戦で彼女のエリカさんに捧げるメッセージを見せた件で後日、競技委員会から処分が通達。それに怒って、「Multa y amonestacion por felicitar a mi mujer y eso 3 dias despues... /ムルタ・イ・アモネスタシオン・ポル・フェリシタール・ア・ミ・ムヘル・イ・イソ・トレス・ディアス・デスプエス(ボクの彼女をお祝いしたら、罰金とイエローカード。しかも3日後に)」と、ツィッター(https://twitter.com/AntoGriezmann/status/839471972283269121)で文句のハッシュタグ、#PreocupateDeOtrasCosas(他のことを心配したらいい)なんて作っていないで、自身の決定力を少しでも上げるよう努力をしてもらいたいものですが、さて。
▽そんなアトレティコは土曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)からグラナダ戦なんですが、今週CLあったお隣さんは日曜にベティスをサンティアゴ・ベルナベウに迎えることに。うーん、マドリーはベイルが2試合目の出場停止処分で、先週末のエイバル戦に続き、またしても出られないんですが、ナポリ戦の例でもやはり、BBC(ベイル、ベンゼマ、ロナウドの頭文字)は揃い踏みしない方が、攻守にバランスの取れたいいチームになる感じが強まってしまいましたからね。今回はジダン監督も大手を振って、モラタやルーカス・バスケス、もしくはハメス・ロドリゲスやイスコ、アセンシオといったところを先発させられるのは嬉しいかも。
▽ただ心配なのは、バルサの大逆転劇に感化されて終盤、本家本元、奇跡のレモンターダを見せつけてやるべく、前半は敵にリードさせてやろうなんて、選手たちがうっかり考えてしまわないかということですが、バレンシア戦やラス・パルマス戦のように完遂できない試合もありますしね。そこは中位にいるベティスとはいえ、決して油断せず、日曜にデポルティボ戦に挑むバルサに圧力をかけるためにも、しっかり勝ってもらいたいものです。
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