【ELプレビュー】ユナイテッドは曲者ロストフ、内田シャルケは同国対決! ベスト8進出を懸けた初戦
2017.03.09 09:00 Thu
▽ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・1stレグが9日に開催される。ヨーロッパ各国の強豪16チームが、ベスト8進出を懸けて戦うラウンド16初戦の展望を紹介していく。
◆ELラウンド16・1stレグ◆
▽3/9(木)
《27:00》
ロストフ vs マンチェスター・ユナイテッド
コペンハーゲン vs アヤックス
アポエル vs アンデルレヒト
《29:05》
セルタ vs FCクラスノダール
シャルケ vs ボルシアMG
リヨン vs ローマ
オリンピアコス vs ベシクタシュ
ヘント vs ヘンク
★優勝候補筆頭ユナイテッドは曲者ロストフと対戦

▽公式戦9試合無敗(7勝2分け)と好調を継続するユナイテッドは、ようやくチームとしての形ができ始めているものの、相変わらずFWイブラヒモビッチやMFポグバへの依存傾向が顕著で、両選手のパフォーマンスが低調だった直近のボーンマス戦で痛恨のドローを喫するなど、国内リーグではチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位に低迷。そのため、是が非でもクラブ史上初のEL制覇を成し遂げて来季のCL出場権を確保したいところだ。ただ、今週末には指揮官の古巣チェルシーとFAカップ準々決勝を控えており、過密日程を強いられる中、モウリーニョ監督の用兵に注目が集まる。なお、FA主催試合で3試合の出場停止を科されたイブラヒモビッチは1stレグ、2ndレグ共に出場する見込みだ。
▽一方、CLグループステージを3位で終えたロストフは、ELラウンド32でスパルタ・プラハを2戦合計5-1で破り、16強入りを決めた。国内リーグでは7位に甘んじているものの、CLグループステージではバイエルンから大金星を挙げ、アトレティコ・マドリー相手に善戦するなど、侮れない好チームだ。イラン代表のエースFWアズムーン、エクアドル代表MFノボア、ベテランのスペイン人DFセサール・ナバスと実力者を軸に、持ち味の堅守速攻でバイエルン戦に続く大金星を狙いたい。

▽主力を温存したPAOKとの2ndレグを含め、直近の公式戦5試合未勝利(2敗3分け)のシャルケは国内リーグで13位に低迷。その一方で、今季ELの舞台では安定した戦いぶりが目立つ。ドイツ勢同士の対戦となる今回の一戦では、ブンデスリーガのシャルケ、ELでのシャルケというどちらの側面が出るか。
▽一方、CLグループステージを3位で終えたボルシアMGは、ELラウンド32でフィオレンティーナとの強豪対決に臨んだ。ホームでの1stレグを0-1で落とし、2ndレグでも2点のビハインドを背負う絶体絶命の状況を強いられた。しかし、ここからMFシュティンドルが圧巻のハットトリックを記録するなど一気に4点を奪い、敵地で劇的な逆転勝利を収め、2戦合計4-3で16強入りを決めた。また、2連勝中の国内リーグではシャルケより上の9位に位置している。
▽なお、今季のブンデスリーガにおける両チームの対戦成績は1勝1敗。ボルシアMGホームの初戦はシャルケが4-0で圧勝し、奇しくも先週末に行われたシャルケホームの一戦は、ボルシアMGが4-2でリベンジしている。
★リヨンvsローマの名門対決!

▽現在、得点ランキングトップの8ゴールを記録するFWゼコにけん引されるローマは、今大会8試合で21ゴールを挙げるなど、今大会屈指の攻撃力を誇る。ただ、直近の公式戦2試合ではラツィオ、ナポリ相手に今季初の連敗を喫しており、調子は下降気味だ。
▽一方、CLグループステージを3位で終えたリヨンは、ELラウンド32でAZと対戦。1stレグをFWラカゼットの2ゴールなどで、4-1で先勝すると、2ndレグではFWフェキルがハットトリックを記録するなど、7-1で圧勝。対戦相手のローマに勝るとも劣らない攻撃力で2戦合計11-2の圧勝劇を披露した。また、国内リーグでは直近のボルドー戦こそ1-1のドローで終えたものの、その直前の2試合ではいずれも4ゴール以上を奪って快勝している。
▽なお、セリエAで2位に位置するローマ、リーグ・アンで4位に位置するリヨンの名門対決の一番の注目は、ゼコとラカゼットの両エースストライカー。ゼコは前述したようにEL得点ランクトップに加え、セリエAでも19ゴールを記録している。対するラカゼットは、リーグ・アンでゼコを上回る22ゴールを記録しており、今回の一戦では両エースの出来が勝敗のカギを握るはずだ。
★躍進ベルギー勢やスペイン勢最後の砦セルタに注目

▽近年、代表チームの躍進に続きクラブレベルでも躍進が目立つベルギー勢では、アンデルレヒト、ヘント、ヘンクの3チームがラウンド16進出を果たした。国内リーグでも首位を走るアンデルレヒトは、ラウンド32で優勝候補の一角にも挙がっていたロシアの雄ゼニトを2戦合計3-3も、アウェイゴール数で上回り、ジャイアントキリングを達成。そして、今回のラウンドではキプロス王者のアポエルと対戦する。
▽一方、ラウンド32で優勝候補トッテナムを相手に、2戦合計3-2で競り勝ちジャイアントキリングを達成したヘントは、MF瀬戸貴幸を擁するアストラに2戦合計3-2で競り勝ったヘンクとの同国対決に臨む。なお、国内リーグで7位と8位の中位に甘んじている両者は、今季2度の対戦を1勝1敗で終えている。
▽昨季セビージャが3連覇を達成するなど、ELで圧倒的な強さを見せてきたスペイン勢だが、ラウンド32でビジャレアルがローマに、ビルバオがアポエルに敗れた。それでも、セルタは今大会全勝中だったシャフタールを延長戦の末に2戦合計2-1で撃破し、スペイン勢として大会4連覇の望みを繋いだ。
▽そして、スペイン勢最後の砦となるセルタは、フェネルバフチェを撃破したロシアの強豪FCクラスノダールと対戦する。直近のバルセロナ戦で0-5の大敗を喫するなど、過密日程の中でコンディションを落とすセルタとしては、智将ベリッソの手腕の見せどころだ。
▽その他では、デンマークの新星FWドルベアやクライファートJr、魔術師ジイェフら若手タレントを擁すアヤックスvsコペンハーゲン、CL常連のオリンピアコスvsベシクタシュの強豪対決も要注目だ。
◆ELラウンド16・1stレグ◆
▽3/9(木)
《27:00》
ロストフ vs マンチェスター・ユナイテッド
コペンハーゲン vs アヤックス
アポエル vs アンデルレヒト
《29:05》
セルタ vs FCクラスノダール
シャルケ vs ボルシアMG
リヨン vs ローマ
オリンピアコス vs ベシクタシュ
ヘント vs ヘンク
★優勝候補筆頭ユナイテッドは曲者ロストフと対戦

Getty Images
▽今大会の優勝候補筆頭、マンチェスター・ユナイテッドは、ラウンド32で“ポグバ兄弟ダービー”となったサンテチェンヌ戦を2戦合計4-0で圧勝し、順当にラウンド16進出を決定した。そして、ベスト8進出が懸かる今回のラウンドでは、昨シーズンに“ロシアのレスター”と評された曲者ロストフと対戦する。▽一方、CLグループステージを3位で終えたロストフは、ELラウンド32でスパルタ・プラハを2戦合計5-1で破り、16強入りを決めた。国内リーグでは7位に甘んじているものの、CLグループステージではバイエルンから大金星を挙げ、アトレティコ・マドリー相手に善戦するなど、侮れない好チームだ。イラン代表のエースFWアズムーン、エクアドル代表MFノボア、ベテランのスペイン人DFセサール・ナバスと実力者を軸に、持ち味の堅守速攻でバイエルン戦に続く大金星を狙いたい。
★内田シャルケはボルシアMGとの同国対決

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▽日本人選手として唯一ラウンド16にたどり着いたDF内田篤人を擁するシャルケは、ラウンド32でギリシャのPAOKを2戦合計4-1で撃破。迎える今回のラウンドでは、ボルシアMGとの同国対決に臨む。▽主力を温存したPAOKとの2ndレグを含め、直近の公式戦5試合未勝利(2敗3分け)のシャルケは国内リーグで13位に低迷。その一方で、今季ELの舞台では安定した戦いぶりが目立つ。ドイツ勢同士の対戦となる今回の一戦では、ブンデスリーガのシャルケ、ELでのシャルケというどちらの側面が出るか。
▽一方、CLグループステージを3位で終えたボルシアMGは、ELラウンド32でフィオレンティーナとの強豪対決に臨んだ。ホームでの1stレグを0-1で落とし、2ndレグでも2点のビハインドを背負う絶体絶命の状況を強いられた。しかし、ここからMFシュティンドルが圧巻のハットトリックを記録するなど一気に4点を奪い、敵地で劇的な逆転勝利を収め、2戦合計4-3で16強入りを決めた。また、2連勝中の国内リーグではシャルケより上の9位に位置している。
▽なお、今季のブンデスリーガにおける両チームの対戦成績は1勝1敗。ボルシアMGホームの初戦はシャルケが4-0で圧勝し、奇しくも先週末に行われたシャルケホームの一戦は、ボルシアMGが4-2でリベンジしている。
★リヨンvsローマの名門対決!

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▽ラウンド32でビジャレアルとの実力者対決を2戦合計4-1で圧勝し、ユナイテッドと並び優勝候補に浮上してきたローマは、ラウンド16の舞台でフランスの名門リヨンと対戦する。▽現在、得点ランキングトップの8ゴールを記録するFWゼコにけん引されるローマは、今大会8試合で21ゴールを挙げるなど、今大会屈指の攻撃力を誇る。ただ、直近の公式戦2試合ではラツィオ、ナポリ相手に今季初の連敗を喫しており、調子は下降気味だ。
▽一方、CLグループステージを3位で終えたリヨンは、ELラウンド32でAZと対戦。1stレグをFWラカゼットの2ゴールなどで、4-1で先勝すると、2ndレグではFWフェキルがハットトリックを記録するなど、7-1で圧勝。対戦相手のローマに勝るとも劣らない攻撃力で2戦合計11-2の圧勝劇を披露した。また、国内リーグでは直近のボルドー戦こそ1-1のドローで終えたものの、その直前の2試合ではいずれも4ゴール以上を奪って快勝している。
▽なお、セリエAで2位に位置するローマ、リーグ・アンで4位に位置するリヨンの名門対決の一番の注目は、ゼコとラカゼットの両エースストライカー。ゼコは前述したようにEL得点ランクトップに加え、セリエAでも19ゴールを記録している。対するラカゼットは、リーグ・アンでゼコを上回る22ゴールを記録しており、今回の一戦では両エースの出来が勝敗のカギを握るはずだ。
★躍進ベルギー勢やスペイン勢最後の砦セルタに注目

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▽その他の対戦カードで注目したいのが、ラウンド16に最多3チームを送り込んでいるベルギー勢と、ELに無類の強さを見せるスペイン勢最後の砦、セルタ。▽近年、代表チームの躍進に続きクラブレベルでも躍進が目立つベルギー勢では、アンデルレヒト、ヘント、ヘンクの3チームがラウンド16進出を果たした。国内リーグでも首位を走るアンデルレヒトは、ラウンド32で優勝候補の一角にも挙がっていたロシアの雄ゼニトを2戦合計3-3も、アウェイゴール数で上回り、ジャイアントキリングを達成。そして、今回のラウンドではキプロス王者のアポエルと対戦する。
▽一方、ラウンド32で優勝候補トッテナムを相手に、2戦合計3-2で競り勝ちジャイアントキリングを達成したヘントは、MF瀬戸貴幸を擁するアストラに2戦合計3-2で競り勝ったヘンクとの同国対決に臨む。なお、国内リーグで7位と8位の中位に甘んじている両者は、今季2度の対戦を1勝1敗で終えている。
▽昨季セビージャが3連覇を達成するなど、ELで圧倒的な強さを見せてきたスペイン勢だが、ラウンド32でビジャレアルがローマに、ビルバオがアポエルに敗れた。それでも、セルタは今大会全勝中だったシャフタールを延長戦の末に2戦合計2-1で撃破し、スペイン勢として大会4連覇の望みを繋いだ。
▽そして、スペイン勢最後の砦となるセルタは、フェネルバフチェを撃破したロシアの強豪FCクラスノダールと対戦する。直近のバルセロナ戦で0-5の大敗を喫するなど、過密日程の中でコンディションを落とすセルタとしては、智将ベリッソの手腕の見せどころだ。
▽その他では、デンマークの新星FWドルベアやクライファートJr、魔術師ジイェフら若手タレントを擁すアヤックスvsコペンハーゲン、CL常連のオリンピアコスvsベシクタシュの強豪対決も要注目だ。
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