【倉井史也のJリーグ】今年こそはと思ってるけど、そんなレベルじゃないんじゃね?!の巻

2017.02.03 12:00 Fri
Getty Images
▽毎年、毎年、期待しては裏切られてることがあるんです。「今年こそは」って密かに思っているのに、全然達成できないこと——。禁酒じゃありません。宿命的独身主義者同盟からの脱退でもありません。したいけど。
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▽それは、J2から3チームが昇格するようになり、J2で一番下の成績だったチームが翌年J1に残留すること。2010年湘南、2011年福岡、2012年札幌、2013年大分、2014年徳島、2015年山形、2016年福岡と、すべて1年でJ2に逆戻りしてるんです。▽でもね、今年もしかしたら奇跡が起きるかもしれません。だって去年J2の4位ながらプレーオフを制して昇格してきたのはC大阪。現代表選手の山口蛍、ケガから戻った柿谷曜一朗に加えて、清武弘嗣まで帰ってきたじゃありませんか。なにこれ、この大変な布陣。11月の日本代表で、同じクラブに代表選手が2人いるチームって、浦和(西川周作、槙野智章)、FC東京(森重真人、丸山祐市)、G大阪(東口順昭、井手口陽介)だけなんですけど。もしかしてこれで柿谷が代表に復帰したら、代表チームの中の一大勢力に躍り出るんですけど。
▽いやいや、それでも今までのジンクスがあるから、というアナタ! 言いたいことはわかります。C大阪って昔から攻めるのはいいけど、守りがちょっとね、なんて声がありますから。

▽だけど、今年厳しく指導してるのは尹晶煥監督ですよ。鳥栖を率いていたとき、リードした途端、5バックにして30分以上守り一辺倒を続け、それでも勝っちゃったという、守らせたらもう大変な人物。勝つためのなりふり構わなさはJリーグの中でもピカイチ。ってことは、圧倒的な攻撃力に加えて、やたらめったら固い守備が身につくんじゃないでしょうか。ってことは、降格候補というより、優勝候補的な? いやむしろ優勝しなければおかしいみたいな?
▽ええ、もちろんリスクはあるでしょう。尹晶煥監督の言うことに選手が素直についてくるか。あるいは代表選手たちは今年の予選で消耗しちゃうんじゃないかとか。

▽でもね、それでも望みがあるんです。いざとなったら夏の補強でもう1人呼び戻しちゃって……。

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