リベロ・長谷部誠が評された“皇帝”ベッケンバウアー【PR】

▽現在ブンデスリーガで3位(第18節終了時点)に位置するフランクフルト。ニコ・コバチ監督が率いるフランクフルトは、昨シーズンはプレーオフを制してブンデスリーガ残留を勝ち取り、今シーズンは前評判以上の成績を残している。

▽そんなフランクフルトにおいて重要な存在となっているのが、日本代表でもキャプテンを務めるMF長谷部誠だ。開幕前こそレギュラー取りが危ぶまれていたものの、シーズンが始まってみればコバチ監督にとっては欠かせない存在となった。

▽長谷部は本職のボランチでプレーしているが、相手が2トップの際にはチームが3バックとなり、「リベロ」のポジションで出場することとなる。3バックの中央に陣取る長谷部のプレーは秀逸で、コバチ監督やブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツディレクター)が絶賛。ドイツを代表するレジェンドで“皇帝”の名で知られるフランツ・ベッケンバウアー氏になぞらえ「日本の“ベッケンバウアー”」と賞賛された。
▽これらの評価は何事にも代えがたい賞賛と言えるだろう。ベッケンバウアーといえば「リベロ」の代名詞とも言える存在。ベッケンバウアーと言えばリベロ、リベロと言えばベッケンバウアーと、切っても切れない関係性だ。

▽バイエルンの下部組織出身のベッケンバウアーは、1964年にバイエルンでプロキャリアをスタート。デビュー戦ではリベロではなく、ウイングでの出場となった。バイエルンではフォワードとしてプレーした後、中盤の攻撃的なポジションを務めるようになる。同時に西ドイツ代表でも中盤でプレー。1970年代からリベロとしてプレーを始めた。▽「リベロ」とは、「攻撃参加もするスイーパー」と説明されることが多い。従来のスイーパーは、3バックの中央で、両サイドのCBよりも1列下がったポジションを取る。カバーリングを主に担当し、守備網を突破した相手選手を抑える役割を担うものだった。

▽しかし、元々フォワードとしてプレーしていたベッケンバウアーは、スイーパーのポジションに入っても攻撃参加。持ち前の攻撃センスを発揮すると、パスでの組み立てやゴールを奪うなど徐々に「リベロ」としての役割を確立していった。

▽ベッケンバウアーは、西ドイツ代表として1972年のユーロを制すると、1974年の西ドイツ・ワールドカップで優勝を果たす。さらに、ブンデスリーガで5度の優勝(バイエルンで4回、ハンブルガーSVで1回)を達成すると、ヨーロッパ・チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)でも3度優勝。個人タイトルとしてもバロンドールを2度受賞するなど、「リベロ」としての地位を築いた。

▽守備をこなしながらも最前線まで上がりゴールを奪う攻撃的なスタイルで活躍したベッケンバウアー。“皇帝”になぞられた長谷部がどこまで近づけるのか、この先の進化にも期待が懸かる。仮に現代サッカーでベッケンバウアーがプレーしたとしても、攻守両面での能力の高さは生きるに違いない。

▽そんなベッケンバウアー氏と『ポケットサッカークラブ』がコラボレーション!ゲーム内に「フランツ・ベッケンバウアー」氏がキャラクターとして登場するぞ。この機会にプレイしてみよう。



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