ユベントスとのPK戦を制したミランが5年ぶり7度目の優勝《スーペル・コッパ》
2016.12.24 04:35 Sat
▽ユベントスvsミランのスーペル・コッパが23日にカタールのドーハで行われ、1-1で120分を終了し、PK戦の末に3-4としたミランが優勝した。ミランのMF本田圭佑はベンチ入りも出場機会はなかった。
▽昨季のセリエAとコッパ・イタリア王者であるユベントスと、コッパ・イタリア準優勝のミランによるスーペル・コッパ。
▽ユベントスは直近のローマとのセリエA頂上決戦を1-0で制し、2016年を首位で終えた。そのユベントスはローマ戦で負傷交代したピャニッチが先発となり、ローマ戦同様のスタメンを送り出した。
▽一方、直近のアタランタ戦を0-0で引き分けたミランは、その試合のスタメンから3選手を変更。バッカ、ロカテッリ、デ・シリオら主力が先発に戻った。
▽2分にストゥラーロが枠内シュートを浴びせ、続く7分にマンジュキッチが可能性のあるミドルシュートを放ったユベントスが、ポゼッションを高めながら試合を進めていく。すると17分に決定機。イグアインのスルーパスを受けたストゥラーロがボックス左から左足でシュート。しかし、GKドンナルンマの好守に阻まれた。それでも直後、ピャニッチの左CKにキエッリーニが右足で合わせて先制点を奪いきった。
▽1-1で迎えた後半、同点とされたユベントスが仕掛けていくと、55分にイグアインがミドルシュートでゴールに迫る。対するミランもスソがボックス内からシュートを浴びせると、直後の57分に決定機。右サイドからのスソの左足クロスにロマニョーリがヘディングで合わせたシュートがバーを直撃した。
▽ひやりとしたユベントスは60分にケディラがミドルシュートでGKドンナルンマを強襲。オープンな展開となる中、ケディラが枠内シュートを浴びせたユベントスは67分にピャニッチに代えてディバラをそのままトップ下に投入。ここから攻勢を強めると、77分にディバラが強烈なミドルシュートでミランゴールを脅かした。
▽左足を痛めたストゥラーロに代えてレミナを投入することとなったユベントスは、80分にもディバラが鋭いシュートでGKドンナルンマを強襲。劣勢のミランも83分にスソのクロスからバッカの叩きつけたヘディングシュートが枠を捉えたが、GKブッフォンの驚異の反応によるセーブに防がれた。
▽90分を1-1で終えて迎えた延長前半2分、ミランにビッグチャンスが訪れる。ボナヴェントゥーラの枠内シュートがGKブッフォンを強襲すると、ルーズボールをバッカが押し込みにかかったが、もたついてDFにブロックされてしまう。その後もミランが押し込む状況が続く中、102分に2枚代えを敢行。バッカと足をつったアバーテに代えてラパドゥーラとアントネッリを投入した。
▽ゴールが生まれず迎えた延長後半開始2分、イグアインがGKドンナルンマを強襲するシュートを浴びせたユベントスが一転して攻勢に出ていく。111分にはディバラのスルーパスを受けたエブラがネットを揺らすもオフサイドに阻まれた。そして116分にも絶好機。ボックス左のエブラのクロスにフリーのディバラがボレー。しかし、枠の上に外してしまった。
▽結局、ゴールが生まれず1-1で迎えたPK戦では、ラパドゥーラとマンジュキッチがそれぞれ外して3-3となった中、ユベントス5番手のキッカーを務めたディバラがドンナルンマに完璧に読まれて止められる。一方、パシャリッチが決めたミランが4-3でPK戦を制し、5年ぶり7度目の優勝を飾った。
◆PK戦
1.マルキジオ ○ × ラパドゥーラ
2.マンジュキッチ × 〇 ボナヴェントゥーラ
3.イグアイン 〇 〇 クツカ
4.ケディラ 〇 〇 スソ
5.ディバラ × 〇 パシャリッチ
▽昨季のセリエAとコッパ・イタリア王者であるユベントスと、コッパ・イタリア準優勝のミランによるスーペル・コッパ。
▽ユベントスは直近のローマとのセリエA頂上決戦を1-0で制し、2016年を首位で終えた。そのユベントスはローマ戦で負傷交代したピャニッチが先発となり、ローマ戦同様のスタメンを送り出した。
▽2分にストゥラーロが枠内シュートを浴びせ、続く7分にマンジュキッチが可能性のあるミドルシュートを放ったユベントスが、ポゼッションを高めながら試合を進めていく。すると17分に決定機。イグアインのスルーパスを受けたストゥラーロがボックス左から左足でシュート。しかし、GKドンナルンマの好守に阻まれた。それでも直後、ピャニッチの左CKにキエッリーニが右足で合わせて先制点を奪いきった。
▽先制して自陣に引くユベントスに対し、ミランがポゼッションを高めて反撃を狙う。しかし、スソにボールを集めて打開を図ったものの、堅実な守備を見せるユベントスを崩せない。それでも、32分に太ももを負傷したアレックス・サンドロに代えてエブラを投入したユベントスから38分、同点弾を挙げる。右サイドからのスソの左足クロスに、左サイドからダイアゴナルに走り込んだボナヴェントゥーラのヘディングシュートがゴール左に吸い込まれた。
▽1-1で迎えた後半、同点とされたユベントスが仕掛けていくと、55分にイグアインがミドルシュートでゴールに迫る。対するミランもスソがボックス内からシュートを浴びせると、直後の57分に決定機。右サイドからのスソの左足クロスにロマニョーリがヘディングで合わせたシュートがバーを直撃した。
▽ひやりとしたユベントスは60分にケディラがミドルシュートでGKドンナルンマを強襲。オープンな展開となる中、ケディラが枠内シュートを浴びせたユベントスは67分にピャニッチに代えてディバラをそのままトップ下に投入。ここから攻勢を強めると、77分にディバラが強烈なミドルシュートでミランゴールを脅かした。
▽左足を痛めたストゥラーロに代えてレミナを投入することとなったユベントスは、80分にもディバラが鋭いシュートでGKドンナルンマを強襲。劣勢のミランも83分にスソのクロスからバッカの叩きつけたヘディングシュートが枠を捉えたが、GKブッフォンの驚異の反応によるセーブに防がれた。
▽90分を1-1で終えて迎えた延長前半2分、ミランにビッグチャンスが訪れる。ボナヴェントゥーラの枠内シュートがGKブッフォンを強襲すると、ルーズボールをバッカが押し込みにかかったが、もたついてDFにブロックされてしまう。その後もミランが押し込む状況が続く中、102分に2枚代えを敢行。バッカと足をつったアバーテに代えてラパドゥーラとアントネッリを投入した。
▽ゴールが生まれず迎えた延長後半開始2分、イグアインがGKドンナルンマを強襲するシュートを浴びせたユベントスが一転して攻勢に出ていく。111分にはディバラのスルーパスを受けたエブラがネットを揺らすもオフサイドに阻まれた。そして116分にも絶好機。ボックス左のエブラのクロスにフリーのディバラがボレー。しかし、枠の上に外してしまった。
▽結局、ゴールが生まれず1-1で迎えたPK戦では、ラパドゥーラとマンジュキッチがそれぞれ外して3-3となった中、ユベントス5番手のキッカーを務めたディバラがドンナルンマに完璧に読まれて止められる。一方、パシャリッチが決めたミランが4-3でPK戦を制し、5年ぶり7度目の優勝を飾った。
◆PK戦
1.マルキジオ ○ × ラパドゥーラ
2.マンジュキッチ × 〇 ボナヴェントゥーラ
3.イグアイン 〇 〇 クツカ
4.ケディラ 〇 〇 スソ
5.ディバラ × 〇 パシャリッチ
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