【原ゆみこのマドリッド】今年はリーガもあと1試合…
2016.12.17 14:45 Sat
▽「要は何でも良かったのね」そんな風に私が笑っていたのは金曜日、AS(スペインのスポーツ紙)のネットページに不思議な写真を見つけた時のことでした(http://futbol.as.com/futbol/2016/12/16/internacional/1481900151_429578.html)。いやあ、開けてみると、クラブW杯準決勝で勝利したレアル・マドリーに日本のマスコミが賛辞を贈っているという記事だったんですが、おやおや。適当に選んだ新聞の一面の上に写真を貼りつけたものだから、丁度、クリスチアーノ・ロナウドの頭上に「広島災害不明51人」なんて、毎日新聞の物騒な見出しがついてしまい、それも当人には気の毒だったんですが、何だか合点がいかず、目を凝らして、日付を見てみたところ、8月22日って、一体、どこから探してきたのか。
▽まあ、そんなことはともかく、木曜の準決勝は私も午前11時半という奇妙な時間帯に家のTVで観戦できたんですが、選手たちにはまだ時差呆けもあったんですかね。別に敵にゴールを奪われる心配もほとんどなかったものの、ようやくクロースのスルーパスからベンゼマが決めて、マドリーに先制点が入ったのは前半ロスタイムに入ってからのこと。後半もロナウドが何度かシュートを撃ったんですが、バロンドール受賞4回目記念弾に懸ける当人の執念は、その日は筋肉痛でベンチ観戦をしたセルヒオ・ラモスが見守る中、因縁の93分を迎えるまで、実ることはありませんでしたっけ。
▽ただ、そのゴール、ハメスからのパスをエリア内からロナウドが鋭く決めたgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)だったんですが、問題はこの時、試験的にFIFAがこの大会で使用しているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)から連絡が主審に入ったようで、一度は得点とされたゴールがオフサイドの疑いで取り消され、その後、再度認められるというゴタゴタが。いえ、鹿島vsナシオナル戦のようにプレー再開から1分以上してから、思い出したようにPKを宣告したのとは違いましたし、今回の場合は点が入っても入らなくてもマドリーが勝っていたので、そんなに怒ることもないかと思ったんですけどね。やはり試合後には不満の声が多々聞こえてくることに。
▽何はともあれ、0-2で勝ったマドリーは無敗記録を36試合に伸ばして日曜午後7時半からの決勝に進出。特にまだ、ローテーションをするなどの情報は入っていないんですが、準決勝後にランニングをしていたラモスとペペがスタメンに入れるかは微妙かと。いえ、前者などは前回の2014年には大会MVPを取ったいい思い出もあるため、出場する気満々で、ただでさえ、横浜は寒いらしいのに冷水浴(https://www.instagram.com/p/BOCljv2FuF8/?taken-by=sr4oficial)までしてリハビリに努めていますし、金曜のセッションでも猛アピールしていましたけどね。
▽鹿島の攻撃陣がどれ程、優秀なのかはジダン監督も判断に迷うところでしょうから、バランとナチョのCBコンビがリピートという可能性もあると思いますが、とりあえずこの試合が終われば、マドリーはもうクリスマスのバケーション入り。年明けは1月4日前後のコパ・デル・レイの16強対戦1stレグから始まりますが、その相手も他のチームの32強対決2ndレグが来週終わり、組み合わせ抽選があるまでわからないため、当面はゆっくりできるかと。ええ、今週末のリーガ戦を来年に延期していても、2位バルサとは現在、勝ち点差6あるため、首位で年を超えることが確定しているせいで気も楽なはずですし、後はCL、UEFAスーパーカップに続く今年3つ目のタイトルを獲得して、有終の美を飾りたいといったところでしょうか。
▽え、その間、最近非常に心配な状態になっているお隣さんは何をしていたのかって?まあ、月曜のビジャレアル戦が終わった後はミッドウィークに試合がないのもあって、毎日マハダオンダ(マドリッド郊外)の練習場でトレニーングに励んでいましたが、木曜にはアトレティコ恒例のメガクリスマスランチがロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)で、トップチームや女子チームの選手、スタッフ、従業員、選手OB、ペーニャ(ファンクラブ)代表など、総勢650人を集めて開催されることに。いえ、その前節に左肩を脱臼したGKオブラクは丁度、前日、ロンドンでベイルがお世話になったのと同じ、イギリス王室ご用達のキング・エドワード7世病院で関節鏡手術。最初の予想より短い2カ月で戻って来れそうだという朗報がありましたが、残念ながら、この食事会には出席できませでしたけどね。
▽その代わりという訳ではないんですが、先日、ヘルニアのせいで日常生活に支障をきたすまでに至り、27歳で現役引退を表明したドミンゲス(メンヘングラッドバッハ)が招待され、古巣の仲間たちと旧交を温めていましたが、それ以外にもカラスコ、サウル、モヤ、ファンフランらはスポンサー関連のイベントに出席して、そこそこマスコミを賑わすことに。当然ながら、そんな席での質問は現在、6位まで落ちてしまったチームの不調ぶりについてだったんですけど、カラスコなどに言わせると、「para mí esto no es una crisis/パラ・ミー・エスト・ノー・エス・ウナ・クリシス(自分にとって、これは危機じゃない)」のだそう。
▽曰く、「調子がいつより悪い時期があるのは当たり前。これまでウチはずっと高いレベルにあったんだから」だそうですが、でもねえ。たとえ、いいプレーができなくても勝てないと、とてもマドリーやバルサにはついていけないことをわかっている?一方、前節にチアゴが負傷したため、久々に先発できそうなサウルは、「ウチは堅い守備を取り戻さないといけないんだけど、敵も上手くやってくるからね」と最近、チームが大昔のように信じられないミスをして失点するようになってきた理由を説明。
▽それでも「No bajamos los brazos y no vamos a parar hasta encontrar la solución/ノー・バハモス・ロス・ブラソス・イ・ノー・バモス・ア・パラール・アスタ・エンコントラール・ラ・ソルシオン(解決策が見つかるまで、ボクらは決して降参したりしない)」と前向きだったんですが、土曜のラス・パルマス戦ではサウルが右サイドに行って、コケがボランチに戻るらしいといった予測も。うーん、今季はシメオネ監督も何だか一貫性がないというか、あまり変えてばかりだと、サウルもコケも混乱してしまうんじゃないかとか、私にも思うところはあるんですが、こればっかりはねえ。
▽その他、火曜に足の指を打撲したヒメネスは2日間で完治して招集リスト入り、先発ではGKがモヤ、右SBがファンフランからブルサリコにといったところが、ビジャレアル戦からの変更点ですが、コレアが累積警告で出場停止になったり、フィリペ・ルイスもまだ回復していないため、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からの一戦はまた、ビセンテ・カルデロンのサポーターの応現頼みになるのかも。ちなみに来週には火曜のコパ32強対決2ndレグのギフエロ戦(1stレグは0-6の勝利)をプレーして、バケーションに入る彼らですが、できればその前に少しでもリーガの順位を上げて、30日のサウジアラビア遠征、アル・イティハッドとの親善試合に晴れやかな気分の臨んでもらいたいものです。
▽そしてマドリッドの新弟分、レガネスは日曜にエイバルをブタルケに迎えるんですが、こちらもここ4試合勝利がないため、現在は降格圏と勝ち点3差の15位と少々、心もとない状況。多発しているケガ人も年内に戻って来られる選手はいないため、あまり期待はできないんですが、ただこのままのシーズン前半戦、ホームでは1勝だけとなってしまったら、1部での晴れ舞台に夢を抱いていたファンたちだって悲しいクリスマスになってしまうはず。となると、せっかく好調な乾貴士選手には悪いですが、やっぱり年内最後のリーグ戦はホームチームに花を持たせてあげたいですね。
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▽うーん、隣の朝日新聞の日付は12月16日で辻馬は合ったんですが、こちらもジダン監督の横に「医療や介護 高齢者負担増」って見出しも何となく、嫌味な感じがしなくもなし。大体、これももう1つの準決勝の後、大阪から流れてきたらしいコロンビアのメディアに「ああいうのは5カ月に1回ぐらいある試合。今日また戦ったら、勝っているはずだよ。Ojalá hubiera sido una final contra Nacional, pero el fútbol es así/オハラ・ウビエラ・シードー・ウナ・フィナル・コントラ・ナシオナル、ペロ・エル・フトボル・エス・アシー(ナシオナル相手の決勝だったら良かったけど、サッカーはこういうもの)」と、母国のチームと対戦できないことをハメス・ロドリゲスも嘆いていたように、当初の目論見が外れたせい。▽ええ、マドリーが日曜にプレーするのがアトレティコ・ナシオナルなら、記者たちも楽だったんですが、それが急遽、鹿島アントラーズになってしまったものだから、せっかく予定していた、通訳なしで話せる対戦相手の監督や選手インタビューもいらなくなり、かといって、Jリーグのチームの情報をそんなに探し出せる訳でもないですからね。結局、鹿島は世界的に名の知れているジーコが選手や監督として在籍したクラブというぐらいの紹介しかされていないんですが、決勝相手が日本のチームとなったせいか、クラブ・アメリカ戦ではやたら空席の目立った日産スタジアムのスタンドが今度はチケット完売で埋まりそうなのは朗報でしょうか。▽ただ、そのゴール、ハメスからのパスをエリア内からロナウドが鋭く決めたgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)だったんですが、問題はこの時、試験的にFIFAがこの大会で使用しているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)から連絡が主審に入ったようで、一度は得点とされたゴールがオフサイドの疑いで取り消され、その後、再度認められるというゴタゴタが。いえ、鹿島vsナシオナル戦のようにプレー再開から1分以上してから、思い出したようにPKを宣告したのとは違いましたし、今回の場合は点が入っても入らなくてもマドリーが勝っていたので、そんなに怒ることもないかと思ったんですけどね。やはり試合後には不満の声が多々聞こえてくることに。
▽ええ、この日のMVPに選ばれたモドリッチなど、「No me gusta esto del vídeoarbitraje porque crea mucha confusion/ノー・メ・グスタ・エストー・デル・ビデオアルビトラヘ・ポルケ・クレア・ムーチャ・コンフシオン(このビデオによるジャッジは好きじゃない。混乱するからね)。こういうのはサッカーじゃないよ」とはっきり言っていましたし、ジダン監督も「テクノロジーで改善したいなら、誰にとってもより明確にならないといけない」と効果の程に疑問を呈していましたが、それも当然。ゴールを喜んだり、悔しがったりと、リアクションを何度もしなければならなかったロナウドだって、これじゃカッコがつかないと思ったんじゃないでしょうか。
▽何はともあれ、0-2で勝ったマドリーは無敗記録を36試合に伸ばして日曜午後7時半からの決勝に進出。特にまだ、ローテーションをするなどの情報は入っていないんですが、準決勝後にランニングをしていたラモスとペペがスタメンに入れるかは微妙かと。いえ、前者などは前回の2014年には大会MVPを取ったいい思い出もあるため、出場する気満々で、ただでさえ、横浜は寒いらしいのに冷水浴(https://www.instagram.com/p/BOCljv2FuF8/?taken-by=sr4oficial)までしてリハビリに努めていますし、金曜のセッションでも猛アピールしていましたけどね。
▽鹿島の攻撃陣がどれ程、優秀なのかはジダン監督も判断に迷うところでしょうから、バランとナチョのCBコンビがリピートという可能性もあると思いますが、とりあえずこの試合が終われば、マドリーはもうクリスマスのバケーション入り。年明けは1月4日前後のコパ・デル・レイの16強対戦1stレグから始まりますが、その相手も他のチームの32強対決2ndレグが来週終わり、組み合わせ抽選があるまでわからないため、当面はゆっくりできるかと。ええ、今週末のリーガ戦を来年に延期していても、2位バルサとは現在、勝ち点差6あるため、首位で年を超えることが確定しているせいで気も楽なはずですし、後はCL、UEFAスーパーカップに続く今年3つ目のタイトルを獲得して、有終の美を飾りたいといったところでしょうか。
▽え、その間、最近非常に心配な状態になっているお隣さんは何をしていたのかって?まあ、月曜のビジャレアル戦が終わった後はミッドウィークに試合がないのもあって、毎日マハダオンダ(マドリッド郊外)の練習場でトレニーングに励んでいましたが、木曜にはアトレティコ恒例のメガクリスマスランチがロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)で、トップチームや女子チームの選手、スタッフ、従業員、選手OB、ペーニャ(ファンクラブ)代表など、総勢650人を集めて開催されることに。いえ、その前節に左肩を脱臼したGKオブラクは丁度、前日、ロンドンでベイルがお世話になったのと同じ、イギリス王室ご用達のキング・エドワード7世病院で関節鏡手術。最初の予想より短い2カ月で戻って来れそうだという朗報がありましたが、残念ながら、この食事会には出席できませでしたけどね。
▽その代わりという訳ではないんですが、先日、ヘルニアのせいで日常生活に支障をきたすまでに至り、27歳で現役引退を表明したドミンゲス(メンヘングラッドバッハ)が招待され、古巣の仲間たちと旧交を温めていましたが、それ以外にもカラスコ、サウル、モヤ、ファンフランらはスポンサー関連のイベントに出席して、そこそこマスコミを賑わすことに。当然ながら、そんな席での質問は現在、6位まで落ちてしまったチームの不調ぶりについてだったんですけど、カラスコなどに言わせると、「para mí esto no es una crisis/パラ・ミー・エスト・ノー・エス・ウナ・クリシス(自分にとって、これは危機じゃない)」のだそう。
▽曰く、「調子がいつより悪い時期があるのは当たり前。これまでウチはずっと高いレベルにあったんだから」だそうですが、でもねえ。たとえ、いいプレーができなくても勝てないと、とてもマドリーやバルサにはついていけないことをわかっている?一方、前節にチアゴが負傷したため、久々に先発できそうなサウルは、「ウチは堅い守備を取り戻さないといけないんだけど、敵も上手くやってくるからね」と最近、チームが大昔のように信じられないミスをして失点するようになってきた理由を説明。
▽それでも「No bajamos los brazos y no vamos a parar hasta encontrar la solución/ノー・バハモス・ロス・ブラソス・イ・ノー・バモス・ア・パラール・アスタ・エンコントラール・ラ・ソルシオン(解決策が見つかるまで、ボクらは決して降参したりしない)」と前向きだったんですが、土曜のラス・パルマス戦ではサウルが右サイドに行って、コケがボランチに戻るらしいといった予測も。うーん、今季はシメオネ監督も何だか一貫性がないというか、あまり変えてばかりだと、サウルもコケも混乱してしまうんじゃないかとか、私にも思うところはあるんですが、こればっかりはねえ。
▽その他、火曜に足の指を打撲したヒメネスは2日間で完治して招集リスト入り、先発ではGKがモヤ、右SBがファンフランからブルサリコにといったところが、ビジャレアル戦からの変更点ですが、コレアが累積警告で出場停止になったり、フィリペ・ルイスもまだ回復していないため、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からの一戦はまた、ビセンテ・カルデロンのサポーターの応現頼みになるのかも。ちなみに来週には火曜のコパ32強対決2ndレグのギフエロ戦(1stレグは0-6の勝利)をプレーして、バケーションに入る彼らですが、できればその前に少しでもリーガの順位を上げて、30日のサウジアラビア遠征、アル・イティハッドとの親善試合に晴れやかな気分の臨んでもらいたいものです。
▽そしてマドリッドの新弟分、レガネスは日曜にエイバルをブタルケに迎えるんですが、こちらもここ4試合勝利がないため、現在は降格圏と勝ち点3差の15位と少々、心もとない状況。多発しているケガ人も年内に戻って来られる選手はいないため、あまり期待はできないんですが、ただこのままのシーズン前半戦、ホームでは1勝だけとなってしまったら、1部での晴れ舞台に夢を抱いていたファンたちだって悲しいクリスマスになってしまうはず。となると、せっかく好調な乾貴士選手には悪いですが、やっぱり年内最後のリーグ戦はホームチームに花を持たせてあげたいですね。
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