ユベントス、伊紙が「バロテッリ並みの逸材」と評する16歳FWケアンと契約更新を急ぐユベントス

2016.11.22 15:20 Tue
ユベントスは、19日のペスカーラ戦でセリエAデビューを果たした16歳の逸材、FWモイゼ・ケアンの契約更新を考えていると、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じた。

19日のペスカーラ戦では、84分にFWマリオ・マンジュキッチに代わってピッチに投入され、約8分間プレーした。16歳8ヶ月20日の記録は、ユベントスにおいては、セリエA創設以来の最年少デビューとなった。セリエA全体においても、2000年代生まれとしては、初めての選手になる。

『コリエレ』紙は、MFジャンニ・リベラやMFアンドレア・ピルロのような才能を開花させる可能性を感じると同時に、問題点も指摘している。才能を生かせるかどうかは、本人の性格や意志、自己管理能力といったメンタル面が大きく関わってくる。

ケアンと同様に、アフリカ系イタリア人の代表として、ニースのFWマリオ・バロテッリが挙げられる。類まれな才能を持ちながら、メンタル面に問題を抱えていたことで十分に力を発揮することができず、ピッチ外の問題行動で目立つことが多かった。

バロテッリのように、ケアンもインスタグラムでの発言を好む傾向にある。しかし、プレーにより集中することで、同じくユヴェントスで覚醒したMFポール・ポグバのような活躍を期待できると評している。

16歳の逸材との契約更新に向けて、ユベントスのベッペ・マロッタGMは、敏腕代理人、カルミネ・ライオラ氏の動向を窺う。

「契約更新前に、ケアンをライオラが別のチームに連れて行ってしまう可能性はないと信じたい。ライオラとは公正で透明性のある関係があるので…」

ユベントスは、クラブの宝であるケアンの成長を支えるのに最適のクラブであるという自負を持っている。しかし万が一、アーセナルやマンチェスター・シティといった国外のビッググラブへ流出することになれば、数百万ユーロにも上る争奪戦となることも自覚している。マロッタGMは流出阻止へ向けて、更新を急ぐと見られている。


提供:goal.com

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