【原ゆみこのマドリッド】まだ強いのかはわからない…
2016.09.07 13:00 Wed
▽「寒かった訳じゃなかったんだ」。そんな風に私が呟いていたのは月曜日、マルカ(スポーツ紙)のアトレティコページでフェルナンド・トーレスがこの代表戦期間中、肩から左腕全体を覆う大作タトゥーを入れていたことを知った時のことでした(https://www.instagram.com/p/BJ3GKHmhE1p/?taken-by=fernandotorres&hl=ja)。いやあ、ここ数日、9月とは思えない熱波に襲われているスペインですが、その日のマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場でのセッションは午前9時半から。月曜などはまだ先週と同様、トーレス、ガビ、チアゴ、ファンフランの30代カルテットに、木金休んで週末と合体して、故郷のブエノスアイレスで過ごしてきたシメオネ監督が加わっただけという淋しいメンバーだったんですけどね。
▽ただねえ、4日前の試合に比べ、スタメンはトップがモラタ(マドリー)からジエゴ・コスタ(チェルシー)、右SBがカルハバル(マドリー)からセルジ・ロベルト(バルサ)に代わった程度だったんですが、これがまた、前後半であまりに対照的な展開になったから、驚いたの何のって。
▽そう、開始早々9分にはコケ(アトレティコ)のFKを、やはりまだ2年前のリーガ優勝チームのコネクションは残っていたんでしょうね。コスタがラモスに競り勝って頭で押し込み、代表戦12試合目で自身2点目をゲット。スペインがあっさり先制してくれた上、当然のごとく、ボールを一方的に支配した彼らのペースで進んでいたから、すぐにも追加点が入るだろうと期待したものの、相手に守り倒されて1-0のまま前半は終了します。おまけに39分には数人懸かりでゴール前から狙いながら、コケなど2度もGKに弾かれるわ、最後はオフサイドの笛が鳴るわでゴールできずと、まるでここ最近のアトレティコのようなもたつき具合だったため、ちょっと心配になったんですけどね。
▽当人も「昨季は試合前、どこでプレーするかわからなかったけど、今季はほとんどSBをしている。Cada vez me está gustando más aunque era una posición nueva para mí/カーダ・ベス・メ・エスタ・グスタンドー・マス・アウンケ・エラ・ウナ・ポシシオン・ヌエバ・パラ・ミー(自分にとって新しいポジションだったけど、だんだん好きになってきているよ)」と自身のクラブ同様、競争率の低いSBでの出場をアピールしていたものの、ここでロペテギ監督は練習の大部分を非公開にした成果を披露。「セルジ・ロベルトが先発すれば、後でポジションを変えてMFを増やすことができる。DF3人制もオプションとして練習していた」と、リヒテンシュタインがまったく攻めてこないのをいいことに、システムを4-3-3から3-3-3-1にしているんですから、その辺、50歳と若いだけあって対応が柔軟?
▽いえ、それに私が気づいたのは後半9分、ノリートのゴール前へのラストパスにセルジ・ロベルトが中央から突っ込んで来て2点目が入った時で、何で右SBがそんなところにいるのかと、違和感を覚えたからだったんですけどね。よく見れば、SBは卒業したはずのラモスがスローインしているし、その後もセルジ・ロベルトは頻繁にエリアに顔を出しているしと、いえ、もちろん「Hemos mejorado la presión, la rapidez y han llegado los goles/エモス・メホラードー・ラ・プレシオン、ラ・ラピデス・イ・アン・ジェガードー・ロス・ゴーレス(ボクらはプレスやスピードが良くなって、ゴールが入りだした)」(コケ)というのも、スペインの攻撃が効率的になった原因にはあったでしょうけどね。
▽その先はマドリー戦でもそうそうは見られないgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)の開幕で、13分にはビトロ(セビージャ)のパスからシルバが得点。その1分後にはそのシルバがビトロにお返して4点目が入ると、20分には最初のシュートはGKに弾かれたものの、跳ね返りを頭で決めてコスタが自身、この試合2点目をモノにします。うーん、ノーゴールだったベルギー戦の後には「自分がマドリーやバルサにいたら、生粋のスペイン人だったら、凄い試合をしたとマスコミに褒めてもらえるのに」と愚痴っていた彼でしたけどね。さすがにこの日は当人も満足したか、「Fue un calentón, pido perdón, lo que dije no fue de mala fe/フエ・ウン・カレントン、ピド・ペルドン、ロ・ケ・ディヘ・ノー・フエ・デ・マラ・フェ(カッとしたはずみだった。謝るよ。悪気があって言ったんじゃないんだ)」と試合後には素直に反省。
▽2点目のゴールのすぐ後、モラタと交代することになった時もエスタディオ・レイノー・デ・レオンのサポーターたちが温かい拍手を贈ってあげたのも良かったですし、これからもコスタには気分良く、代表に貢献してもらいたいものですが…実はまだゴレアダは続くんです。そう、ロペテギ監督就任初試合では先発に指名されたものの、この日は2番手に甘んじてしまい、モラタも発奮したんでしょうね。アセンシオ(マドリー)がビトロに代わってピッチに入り、A代表公式戦デビューを果たした後の36分と37分、立て続けにゴールを決め、存在感をアピール。何せ彼の場合、マドリーでは開幕から2試合連続スタメンを張ったものの、早ければこの週末にクリスチアーノ・ロナウドとベンゼマが復活するかもしれないため、そうなるとベンチ要員に格下げは避けられませんからねえ。
▽そうなると、コンテ監督にアトレティコ復帰を阻止され、ケガor出場停止処分でない限り、ほぼ出場が保証されているコスタにこの先、差をつけられてしまう恐れがあるため、すでにチームは大勝していても、できる限り自身のゴール嗅覚を見せつけておくのは正解かと。そして最後に試合を締め括ったのはシルバで、こちらはロスタイム1分、直前に決めたゴールがコケがオフサイドの位置にいたため、認められなかった悔しさを晴らそうと、ノリートのアシストから撃ち込んだものだから、とうとうスコアは8-0にもなってしまいましたっけ。
▽え、これなら2008年から2012年まで国際主要大会3連覇を成し遂げた後、2014年W杯グループリーグ敗退、今夏のユーロはベスト16敗退と衰退期に入ったスペインにも持ち直しが期待できるんじゃないかって?いや、これはあくまで人口3万5000人程のリヒテンシュタイン相手の話で、2001年から同国代表のGKを務めているイェーレなど、スペイン戦7試合で計31失点していますからね。この日も例外でなかっただけで、むしろ「En los próximos partidos, contra Italia, se va a ver cómo estamos/エン・ロス・プロキシモス・パルティードス、コントラ・イタリア、セ・バ・ア・ベル・コモ・エスタモス(次の数試合、イタリア戦とかでボクらの状態がわかるだろう)」(モラタ)というのが正論。
▽ただそれでも、招集した選手たちにかなり配慮していたデル・ボスケ監督時代とは違い、カシージャスの最多出場試合記録を伸ばすためにあった不自然なGK交代もなく、控えGKのレイナ(ナポリ)とアドリアン(ウェストハム)はデ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)を陰からしっかり支えていましたし、フィールドプレーヤーでもハビ・マルティネス(バイエルン)、パコ・アルカサル(バルサ)、マタ(マンチェスター・ユナイテッド)と、プレー時間がまったくなかったメンバーもいたりして、そういう意味ではチーム内に久しくなかった競争意識が生まれた感も。若い選手も増えたせいか、プレーのリズムも速くなっていたのも、おそらく、イタリアを含めて、アルバニア、マケドニア、イスラエルを相手にするこのグループ予選では朗報でしょうね。
▽そして試合後はシルバやノリートはチャター機でイギリスに飛び、翌朝には国内組も各チームに戻ったんですが、何せ、W杯予選は水曜までとは言っても、中南米に出向している選手たちは試合開始時間の時差もありますし、とにかく戻って来るのが大変なので、到着は金曜になる人もいますからね。それだけに土曜の午後1時というアジア向けゴールデタイムにセルタ戦を設定されたアトレティコは大変なんですが、マドリーも同日午後4時にオサスナ戦ですから、あまり大差はない?
▽逆にあまり各国代表選手のいない、マドリッドの新弟分チーム、レガネスが同様のスポルティングとの試合を日曜正午にされていたりしますが、まあ来週はいよいよCLグループリーグ第1節も始まりますしね。バルサのメッシがケガを悪化させて、アルゼンチン代表から早退してきたような例もありますし、今のところ、ベイルはウェールズ代表のモルドバ戦で2得点、カラスコはキプロス戦終盤のゴールでベルギーの0-3の勝利に貢献、グリースマンはベラルーシ戦でゴールを挙げられず、フランスはスコアレスドローで予選をスタートと主力の活躍度に関して差は少々、ありますが、マドリッドの2強では代表で選手が負傷したという報告がないだけでも感謝しないといけないですかね。
PR
▽その日はW杯予選を日曜に終えたGKオブラク、サビッチが合流し、ちょっとだけ賑わったグランドでトーレス1人が長袖を着ていたため、午前中は涼しいのだろうかと首を捻っていたところ、やはりあれだけの大物を彫ったとなれば、すぐには素肌をお日様にさらせないのは当然だった?まあ、タトゥーに好き嫌いはあったとしても要は個人の趣味。とはいえ、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)のような例外もありますが、もし今でもトーレスがスペイン代表に呼ばれていれば、とてもそんなことをしている時間の余裕はなかっただろうなと、つい私などは思ってしまったものでしたが…。▽え、今回のワールドカップ予選初戦でスペインのCF問題は完璧に解消されたようだし、もうトーレスが代表にいないことを嘆く必要はなくなったんじゃないかって?そうですね、先週木曜同様、早い時間にはスペインU21代表のユーロ予選を見ていたため、月曜はまず、ベルギーとの親善試合でA代表デビューをした後、そちらに応援に行ったアトレティコの後輩サウルが敵のCKを何の拍子か、自軍ゴールに蹴り込んでしまい、スウェーデンと1-1で引き分けに。そんなことをして、来年の本大会出場をほとんどプレーオフ頼みにするぐらいだったら、マルメなんぞには行かず、おとなしく大人の代表のベンチを温めていた方が良かったのではなどと、私が考えているうちに、ロペテギ監督率いる新生スペインもレオン(スペイン北西部にある内陸都市)で小国リヒテンシュタインと対戦をスタート。▽そう、開始早々9分にはコケ(アトレティコ)のFKを、やはりまだ2年前のリーガ優勝チームのコネクションは残っていたんでしょうね。コスタがラモスに競り勝って頭で押し込み、代表戦12試合目で自身2点目をゲット。スペインがあっさり先制してくれた上、当然のごとく、ボールを一方的に支配した彼らのペースで進んでいたから、すぐにも追加点が入るだろうと期待したものの、相手に守り倒されて1-0のまま前半は終了します。おまけに39分には数人懸かりでゴール前から狙いながら、コケなど2度もGKに弾かれるわ、最後はオフサイドの笛が鳴るわでゴールできずと、まるでここ最近のアトレティコのようなもたつき具合だったため、ちょっと心配になったんですけどね。
▽そこは才能ある選手を集めたスペイン代表。ええ、後半頭からはチアゴ・アルカンタラ(バイエルン)の代わりにノリート(マンチェスター・シティ)が投入されたんですが、これは「para jugar con cuatro centrocampistas y tres delanteros/パラ・フガール・コン・クアトロ・セントロカンピウタス・イ・トレス・デランテーロス(MF4人とFW3人でプレーするため)」(ロペテギ監督)で、彼は定位置の左のトップに。おまけにセルジ・ロベルトの起用も最初から計算づくで、何せ、この選手、U21代表時代にロペテギ監督の下でMFとしてプレーしていますからね。
▽当人も「昨季は試合前、どこでプレーするかわからなかったけど、今季はほとんどSBをしている。Cada vez me está gustando más aunque era una posición nueva para mí/カーダ・ベス・メ・エスタ・グスタンドー・マス・アウンケ・エラ・ウナ・ポシシオン・ヌエバ・パラ・ミー(自分にとって新しいポジションだったけど、だんだん好きになってきているよ)」と自身のクラブ同様、競争率の低いSBでの出場をアピールしていたものの、ここでロペテギ監督は練習の大部分を非公開にした成果を披露。「セルジ・ロベルトが先発すれば、後でポジションを変えてMFを増やすことができる。DF3人制もオプションとして練習していた」と、リヒテンシュタインがまったく攻めてこないのをいいことに、システムを4-3-3から3-3-3-1にしているんですから、その辺、50歳と若いだけあって対応が柔軟?
▽いえ、それに私が気づいたのは後半9分、ノリートのゴール前へのラストパスにセルジ・ロベルトが中央から突っ込んで来て2点目が入った時で、何で右SBがそんなところにいるのかと、違和感を覚えたからだったんですけどね。よく見れば、SBは卒業したはずのラモスがスローインしているし、その後もセルジ・ロベルトは頻繁にエリアに顔を出しているしと、いえ、もちろん「Hemos mejorado la presión, la rapidez y han llegado los goles/エモス・メホラードー・ラ・プレシオン、ラ・ラピデス・イ・アン・ジェガードー・ロス・ゴーレス(ボクらはプレスやスピードが良くなって、ゴールが入りだした)」(コケ)というのも、スペインの攻撃が効率的になった原因にはあったでしょうけどね。
▽その先はマドリー戦でもそうそうは見られないgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)の開幕で、13分にはビトロ(セビージャ)のパスからシルバが得点。その1分後にはそのシルバがビトロにお返して4点目が入ると、20分には最初のシュートはGKに弾かれたものの、跳ね返りを頭で決めてコスタが自身、この試合2点目をモノにします。うーん、ノーゴールだったベルギー戦の後には「自分がマドリーやバルサにいたら、生粋のスペイン人だったら、凄い試合をしたとマスコミに褒めてもらえるのに」と愚痴っていた彼でしたけどね。さすがにこの日は当人も満足したか、「Fue un calentón, pido perdón, lo que dije no fue de mala fe/フエ・ウン・カレントン、ピド・ペルドン、ロ・ケ・ディヘ・ノー・フエ・デ・マラ・フェ(カッとしたはずみだった。謝るよ。悪気があって言ったんじゃないんだ)」と試合後には素直に反省。
▽2点目のゴールのすぐ後、モラタと交代することになった時もエスタディオ・レイノー・デ・レオンのサポーターたちが温かい拍手を贈ってあげたのも良かったですし、これからもコスタには気分良く、代表に貢献してもらいたいものですが…実はまだゴレアダは続くんです。そう、ロペテギ監督就任初試合では先発に指名されたものの、この日は2番手に甘んじてしまい、モラタも発奮したんでしょうね。アセンシオ(マドリー)がビトロに代わってピッチに入り、A代表公式戦デビューを果たした後の36分と37分、立て続けにゴールを決め、存在感をアピール。何せ彼の場合、マドリーでは開幕から2試合連続スタメンを張ったものの、早ければこの週末にクリスチアーノ・ロナウドとベンゼマが復活するかもしれないため、そうなるとベンチ要員に格下げは避けられませんからねえ。
▽そうなると、コンテ監督にアトレティコ復帰を阻止され、ケガor出場停止処分でない限り、ほぼ出場が保証されているコスタにこの先、差をつけられてしまう恐れがあるため、すでにチームは大勝していても、できる限り自身のゴール嗅覚を見せつけておくのは正解かと。そして最後に試合を締め括ったのはシルバで、こちらはロスタイム1分、直前に決めたゴールがコケがオフサイドの位置にいたため、認められなかった悔しさを晴らそうと、ノリートのアシストから撃ち込んだものだから、とうとうスコアは8-0にもなってしまいましたっけ。
▽え、これなら2008年から2012年まで国際主要大会3連覇を成し遂げた後、2014年W杯グループリーグ敗退、今夏のユーロはベスト16敗退と衰退期に入ったスペインにも持ち直しが期待できるんじゃないかって?いや、これはあくまで人口3万5000人程のリヒテンシュタイン相手の話で、2001年から同国代表のGKを務めているイェーレなど、スペイン戦7試合で計31失点していますからね。この日も例外でなかっただけで、むしろ「En los próximos partidos, contra Italia, se va a ver cómo estamos/エン・ロス・プロキシモス・パルティードス、コントラ・イタリア、セ・バ・ア・ベル・コモ・エスタモス(次の数試合、イタリア戦とかでボクらの状態がわかるだろう)」(モラタ)というのが正論。
▽ただそれでも、招集した選手たちにかなり配慮していたデル・ボスケ監督時代とは違い、カシージャスの最多出場試合記録を伸ばすためにあった不自然なGK交代もなく、控えGKのレイナ(ナポリ)とアドリアン(ウェストハム)はデ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)を陰からしっかり支えていましたし、フィールドプレーヤーでもハビ・マルティネス(バイエルン)、パコ・アルカサル(バルサ)、マタ(マンチェスター・ユナイテッド)と、プレー時間がまったくなかったメンバーもいたりして、そういう意味ではチーム内に久しくなかった競争意識が生まれた感も。若い選手も増えたせいか、プレーのリズムも速くなっていたのも、おそらく、イタリアを含めて、アルバニア、マケドニア、イスラエルを相手にするこのグループ予選では朗報でしょうね。
▽そして試合後はシルバやノリートはチャター機でイギリスに飛び、翌朝には国内組も各チームに戻ったんですが、何せ、W杯予選は水曜までとは言っても、中南米に出向している選手たちは試合開始時間の時差もありますし、とにかく戻って来るのが大変なので、到着は金曜になる人もいますからね。それだけに土曜の午後1時というアジア向けゴールデタイムにセルタ戦を設定されたアトレティコは大変なんですが、マドリーも同日午後4時にオサスナ戦ですから、あまり大差はない?
▽逆にあまり各国代表選手のいない、マドリッドの新弟分チーム、レガネスが同様のスポルティングとの試合を日曜正午にされていたりしますが、まあ来週はいよいよCLグループリーグ第1節も始まりますしね。バルサのメッシがケガを悪化させて、アルゼンチン代表から早退してきたような例もありますし、今のところ、ベイルはウェールズ代表のモルドバ戦で2得点、カラスコはキプロス戦終盤のゴールでベルギーの0-3の勝利に貢献、グリースマンはベラルーシ戦でゴールを挙げられず、フランスはスコアレスドローで予選をスタートと主力の活躍度に関して差は少々、ありますが、マドリッドの2強では代表で選手が負傷したという報告がないだけでも感謝しないといけないですかね。
PR
|