豪華ゲストがユーロ本大会を振り返る! 小柳ルミ子さん「大国と小国の差がなくなっている」

2016.08.18 21:08 Thu
©超ワールドサッカー
▽2016-17シーズンのリーガ・エスパニョーラの放送が決定したWOWOWは、17日に『リーガ・エスパニョーラ開幕記念 UEFA EURO 2016TM ネクスト・サッカー・フォーラム』のイベントを行った。

▽イベントには、ユーロ本大会でWOWOWの解説を務めた元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏や元日本代表FW野口幸司氏、サッカージャーナリストのフローラン・ダバディ氏、西部謙司氏、そして“サッカー観戦者”の肩書きも持つ歌手で女優の小柳ルミ子さんが登場。ユーロを振り返りながらそれぞれの想いを語った。

▽佐々木氏は「1つの戦術のみではなかなかトップに立つのは難しい。様々な戦術を持つことが重要だと感じました」と振り返った。一方で野口氏は日本との比較という観点で見ていたことを明かし「フランス代表のMFマテュイディのアプローチ、ボールへの寄せの早さ」に驚いたとのこと。「日本人と体格があまり変わらないですが、寄せとボールを奪う技術は将来日本が見習って守備力、運動力を学ぶべきかなと思う」と語った。
▽また、母国フランスでの大会を振り返ったダバディ氏は、「フランス社会は複雑な民族と文化の構造になっています。フランス代表もそれを反映している」と語り、フランス代表にムスリムの選手が居るエピソードを披露。「スポーツの力で1つのチームになった、この1カ月の団結がすごかった」とコメントした。また、戦術論に長けた西部氏は「大会前ですが、守備が良くなった。ボールを支配している側の優位性が減った大会だったので、どこが勝ってもおかしくなかった」と振り返った。

▽また、毎日サッカーを観ている小柳さんは「感動しました。300万人の人口しか居ないウェールズが頑張って大会を盛り上げてくれた」とコメント。「大国と小国の差がなくなっていると感じた。日本ももっと世界と戦えるんじゃないかという期待を持てる大会だった」と振り返った。
▽その他、イベントでは大会を連覇していたスペインのポゼッションサッカーとその対応についてボードを使った解説を行ったり、新たな戦い方が生まれたことを約1時間半に渡って討論していた。

▽また、最後には今シーズンのリーガ・エスパニョーラの優勝予想と得点王予想をそれぞれ発表。佐々木氏はレアル・マドリーを優勝候補に挙げ、得点王にはガレス・ベイルを挙げた。ダバディ氏はジネディーヌ・ジダン監督にフランス代表を率いてもらいたいという思いから、セビージャを優勝候補とし、得点王にはアトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマンを挙げた。また、小柳さんは大ファンであるバルセロナを優勝候補に、一方で得点王には敬愛するリオネル・メッシではなくルイス・スアレスを挙げていた。

▽この模様は9月後半にWOWOWメンバーズオンデマンドにて配信予定。様々な視点で語られるユーロ、今後のサッカー界のトレンドなどについて語られているので是非チェックしてもらいたい。

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