“MSN”揃い踏みでアーセナル一蹴のバルセロナが9季連続のベスト8進出《CL》
2016.03.17 06:52 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の2ndレグ、バルセロナvsアーセナルが16日にカンプ・ノウで開催され、バルセロナが3-1で勝利。この結果、2戦合計5-1としたバルセロナがベスト8進出を決めた。
▽敵地で行われた1stレグを2-0で快勝したバルセロナは、国内でも連勝を継続し、公式戦37試合無敗を継続。1stレグでのアドバンテージに加え、絶好調のチームは、アーセナル戦に向けて直近のヘタフェ戦から先発5人を変更。出場停止のピケに代わってマテューが入った以外はベストメンバーが起用され、3トップにはメッシとスアレス、ネイマールの“MSN”が入った。
▽一方、ホームで痛恨の敗戦を喫したアーセナルは、国内リーグでも3戦未勝利で優勝争いから一歩後退。また、直近のFAカップでは再びホームで敗れ、3連覇の可能性が潰えた。もはや開き直って敵地での2ndレグに臨みたいヴェンゲル監督率いるチームは、直近のワトフォード戦から先発5人を変更。負傷明けがコシエルニー復帰したほか、エルネニーとイウォビが先発に抜擢され、1トップにはウェルベックが入った。また、ジルーとコクランはベンチスタートとなった。
▽非常に強い雨が降りしきるカンプ・ノウでスタートした2ndレグは、ボールを保持するバルセロナに対して、アウェイのアーセナルが前からボールを奪いに行く立ち上がりとなった。集中した入りを見せたアーセナルは10分、ペナルティアーク付近で前を向いたエジルが左足を振り抜くが、これは枠の左に外れた。
▽一方、相手のハイラインの裏を3トップやサイドバックが積極的に狙うバルセロナは16分に最初の決定機を迎える。ネイマールの好フィードに抜け出したメッシがゴール至近距離から左足のシュートを放つも、これはGKオスピナのビッグセーブに阻まれた。このチャンスを逸したバルセロナだったが、直後の18分にスアレスのスルーパスに抜け出したネイマールがボックス左から冷静にゴール左隅へ左足のシュートを流し込んだ。
▽失点以降なかなか良い形でボールを奪えないアーセナルだったが、相手が緩んできた前半終盤に猛攻を見せる。38分、ボックス左でのエジルの仕掛けから中央でタメたサンチェスからパスを受けたエルネニーがボックス右でシュート。直後の39分にはベジェリンの右クロスをゴール前のサンチェスが頭で合わすが、いずれのシュートも枠を捉えることができなかった。
▽バルセロナの1点リードで折り返した後半も試合展開に変化はなし。前半終了間際に負傷したフラミニに代えてコクランを投入したアーセナルは、後半も前がかりになって攻める。
▽すると51分、右サイドのサンチェスがボックス手前のスペースに丁寧な折り返しを入れると、エルネニーが右足のインサイドでダイレクトシュート。これがゴール右上隅に突き刺さった。勢いづくアウェイチームは58分にもマテューのクリアミスを奪ったウェルベックがボックス内でシュートチャンスも、ここはマスチェラーノのスーパーブロックに阻まれた。
▽立ち上がりの失点で追いつかれたバルセロナは、ここから攻撃のギアを上げていく。ボックス付近でのメッシとネイマールの連係を軸にアーセナルゴールへ迫ると、65分に勝ち越しゴールを奪う。右サイドでダニエウ・アウベスが入れた浮き球のクロスをボックス右のスアレスが窮屈な体勢から見事な右足のダイレクトボレーで合わせると、これがゴール右上隅に突き刺さった。
▽このゴールで試合の体勢が決した中、両チームのベンチは後半半ばに動く。勝利を確信したバルセロナは、イニエスタとラキティッチを下げてセルジ・ロベルトとアルダを投入。対するアーセナルは、イウォビとウェルベックを下げてジルーとウォルコットを同時投入した。80分にはアーセナルに絶好機。ボックス手前で得たサンチェスの直接FKが枠の左上隅を捉えるも、ここはGKテア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれた。
▽その後も試合をコントロールするバルセロナは、88分にボックス内でDFガブリエウとのルーズボールの競り合いを制したメッシが飛び出したGKの頭上を抜くループシュートで3点目を奪い、勝負あり。“MSN”揃い踏みでアーセナルを一蹴したバルセロナが、CLホーム10連勝で9年連続のベスト8進出。また、公式戦の無敗記録を38試合に伸ばした。一方、敗れたアーセナルは今シーズンの無冠が濃厚となった。
▽敵地で行われた1stレグを2-0で快勝したバルセロナは、国内でも連勝を継続し、公式戦37試合無敗を継続。1stレグでのアドバンテージに加え、絶好調のチームは、アーセナル戦に向けて直近のヘタフェ戦から先発5人を変更。出場停止のピケに代わってマテューが入った以外はベストメンバーが起用され、3トップにはメッシとスアレス、ネイマールの“MSN”が入った。
▽一方、ホームで痛恨の敗戦を喫したアーセナルは、国内リーグでも3戦未勝利で優勝争いから一歩後退。また、直近のFAカップでは再びホームで敗れ、3連覇の可能性が潰えた。もはや開き直って敵地での2ndレグに臨みたいヴェンゲル監督率いるチームは、直近のワトフォード戦から先発5人を変更。負傷明けがコシエルニー復帰したほか、エルネニーとイウォビが先発に抜擢され、1トップにはウェルベックが入った。また、ジルーとコクランはベンチスタートとなった。
▽一方、相手のハイラインの裏を3トップやサイドバックが積極的に狙うバルセロナは16分に最初の決定機を迎える。ネイマールの好フィードに抜け出したメッシがゴール至近距離から左足のシュートを放つも、これはGKオスピナのビッグセーブに阻まれた。このチャンスを逸したバルセロナだったが、直後の18分にスアレスのスルーパスに抜け出したネイマールがボックス左から冷静にゴール左隅へ左足のシュートを流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したバルセロナは、背後を気にして前からボールを獲りに来なくなったアーセナルに対して、ストレスなくボールを回す。30分には左サイドで裏に抜け出したジョルディ・アルバからマイナスのパスを受けたネイマールがシュートを放つが、これはGKオスピナの正面を突いて2点目とはならず。
▽失点以降なかなか良い形でボールを奪えないアーセナルだったが、相手が緩んできた前半終盤に猛攻を見せる。38分、ボックス左でのエジルの仕掛けから中央でタメたサンチェスからパスを受けたエルネニーがボックス右でシュート。直後の39分にはベジェリンの右クロスをゴール前のサンチェスが頭で合わすが、いずれのシュートも枠を捉えることができなかった。
▽バルセロナの1点リードで折り返した後半も試合展開に変化はなし。前半終了間際に負傷したフラミニに代えてコクランを投入したアーセナルは、後半も前がかりになって攻める。
▽すると51分、右サイドのサンチェスがボックス手前のスペースに丁寧な折り返しを入れると、エルネニーが右足のインサイドでダイレクトシュート。これがゴール右上隅に突き刺さった。勢いづくアウェイチームは58分にもマテューのクリアミスを奪ったウェルベックがボックス内でシュートチャンスも、ここはマスチェラーノのスーパーブロックに阻まれた。
▽立ち上がりの失点で追いつかれたバルセロナは、ここから攻撃のギアを上げていく。ボックス付近でのメッシとネイマールの連係を軸にアーセナルゴールへ迫ると、65分に勝ち越しゴールを奪う。右サイドでダニエウ・アウベスが入れた浮き球のクロスをボックス右のスアレスが窮屈な体勢から見事な右足のダイレクトボレーで合わせると、これがゴール右上隅に突き刺さった。
▽このゴールで試合の体勢が決した中、両チームのベンチは後半半ばに動く。勝利を確信したバルセロナは、イニエスタとラキティッチを下げてセルジ・ロベルトとアルダを投入。対するアーセナルは、イウォビとウェルベックを下げてジルーとウォルコットを同時投入した。80分にはアーセナルに絶好機。ボックス手前で得たサンチェスの直接FKが枠の左上隅を捉えるも、ここはGKテア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれた。
▽その後も試合をコントロールするバルセロナは、88分にボックス内でDFガブリエウとのルーズボールの競り合いを制したメッシが飛び出したGKの頭上を抜くループシュートで3点目を奪い、勝負あり。“MSN”揃い踏みでアーセナルを一蹴したバルセロナが、CLホーム10連勝で9年連続のベスト8進出。また、公式戦の無敗記録を38試合に伸ばした。一方、敗れたアーセナルは今シーズンの無冠が濃厚となった。
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