【倉井史也のJリーグ】そして誰もいなくなった?! の巻

2016.02.18 22:24 Thu
▽行ってきましたよ、Jリーグプレスカンファレンス。今年はこれまでと全然違います。
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▽だって監督が来てない。いや、ACL出場組とJ1昇格組の7人の監督はいました。でも、あとはほとんど不参加。プレスカンファレンスってのは「行けたら行くわ」的な集まりだったんですね、そうなんですね、わかります。▽じゃあ、みなさんにとって「行けたら行くわ」ってどんな会合ですか? ぶっちゃけ行きたくない、気持ちの中では余分な会合じゃないの? そりゃ監督たちがそう思ってたら、メディアはますます取り上げませんって。Jリーグできたころの「一緒にサッカーを盛り上げましょう」なんて雰囲気はないんですから。
▽もしかしてもしかして……。実は去年のプレスカンファレンスで某監督から「初戦に勝てば優勝できると思う」と聞いていたのですが、結局勝てなくて非常に苦しいシーズンを過ごし、その後監督が辞任しちゃったってことがあったんです。もしかしてそれがみんなに知られて、「何か言うと唇が寒いぞ」ってことでみなさん、いらっしゃらなかったんですかね。

▽来てても「リハビリ中です」なんて言ってる選手って、チームから「お前、練習しなくてもいいんだから行ってこい」って言われてそうなのがミエミエで、しかもそんな選手に何聞けばいいの? 「レッグプレス、どれくらいできるようになったんですか?」みたいな話題が記事になるわけでもなし。だいたい、自分たちのことを記事にしてほしいとか、Jリーグの記事を増やそうなんて気は、誰にどこまであったのやら……。このままじゃ来年は選手も任意になって誰も来なくなって、とうとう報道陣だけの宴会に……。おっと、それなら悪くないかも。
▽それからとうとうJリーグ公式記録集、通称赤本が配布されなくなりました。去年から内容が少なくなっていたので今年はどうなるかと思ったら、こんなことになるなんて。しかもそのリリースが今日だったもんだから、受付には「赤本寄越せ~赤本寄越せ~」とメディアがゾンビの如く殺到してましたよ。あ、そこまでじゃなかったか。

▽そんな絶望的な中で、一筋の光明がありました。福島ユナイテッドFC代表としてやってきた渡辺匠選手、33歳。川崎、山形、熊本、松本、横浜FCを経て、今年福島に入りました。

▽「もし福島の話がなかったら本当は引退しようと思っていました。だけど福島から話が来た。福島出身の僕にとって、福島は違うんです。だからまだやります」

▽ガンバレ! 匠! でも、そんな福島の思い、監督の口からも聞いてみたかったよ……。


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