FIFA、ヴァルケ元事務局長に12年間の活動禁止処分

2016.02.13 06:42 Sat
FIFAは12日、ジェローム・ヴァルケ事務局長に12年間の活動禁止処分を科すと発表した。

2007年から事務局長としてゼップ・ブラッター現会長の右腕となり、FIFAの事実上のナンバー2を務めていたヴァルケ氏は、昨年9月にワールドカップ(W杯)チケット販売契約に関する不正行為を働いた疑いで停職処分を科され、今年1月に解任されていた。

FIFAによると、倫理委員会の調査で、ヴァルケ氏は倫理規定7項目に違反していたことが分かったという。内容はW杯チケットの不正販売への関与や交通費の私的流用、カリブ海地域に対する2018年と2022年のW杯テレビ放映権やその他メディア権利の売却における不正、証拠隠滅などにわたる。

処分はすぐに行使され、ヴァルケ氏は国内外のあらゆるサッカー活動への関わりが禁じられる。また、10万スイスフラン(約1200万円)の罰金も科された。

ヴァルケ氏の弁護士は声明で、次のように反論している。イギリス『BBC』が伝えた。

「本日の決定をもって、FIFA倫理委員会は信頼性がなく、独立した客観的な決定機関でないことを示した。まったく根拠がなく、不当で、政治的な理由による決定に至るまで、無実を証明する証拠はまったく無視された」

「ヴァルケ氏は、すべての事実が明るみになれば、彼がFIFAとスポーツ界のために本来の義務を果たす上で何も不正を働いていないことが明らかになると確信している」


提供:goal.com

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