本田フル出場のミランがパレルモに快勝で連勝《セリエA》

2016.02.04 06:52 Thu
ミランは3日、セリエA第23節でパレルモの本拠地に乗り込み、2-0で快勝した。ミランの本田はフル出場している。

▽3日前に行われたインテルとのミラノ・ダービーを3-0で完勝した6位ミラン(勝ち点36)は、アレックスに代えてサパタのみをスタメン変更。本田は公式戦10試合連続先発となった。

▽6分に本田が右CKからゴールを直接狙ったミランは、直後にも本田のクロスボールがゴールを捉えて序盤からチャンスを演出していく。そして、16分にバッカがドリブルシュートでGKを強襲すると、19分に試合を動かす。本田のパスを受けたアバーテが右サイドからグラウンダーのクロスを供給。ニアに詰めたニアンが潰れて、フリーとなったバッカが難なく合わせた。
▽パレルモに攻撃の形を作らせずに主導権を握るミランは、32分にゴール正面の位置にいた本田の強烈なミドルシュートでGKを襲うと、直後に加点する。クリアボールを処理にかかったゴールダニガのボックス内でのハンドによってPKを獲得した。これをニアンがゴール右に決めて追加点を奪った。

▽その後、バッカのミドルシュートで3点目に迫ったミランは、39分にジラルディーノに決定的なヘディングシュートを許すなど、ハーフタイムにかけてパレルモの攻撃を受けたものの無失点で乗り切り、前半を2点リードして終えた。
▽後半頭からトライコフスキとモルガネッラを投入したパレルモが前がかる中、その攻撃を受け止めるミランが後半も主導権を渡さない。そして、64分のボックス右に進入したトライコフスキのシュートが枠を外れ、直後のCKからチョチェフの放ったヘディングシュートがGKドンナルンマの守備範囲に飛んで、立て続けのピンチを凌いだミランがここから試合をコントロールしていく。

▽モントリーボやニアン、バッカらをお役御免としていく中、ポゼッションしていくと、78分にはバロテッリのミドルシュートでパレルモをけん制した。結局、3点目こそ生まれなかったものの、磐石の試合運びでパレルモに快勝。ダービー完勝の勢いそのままに連勝とした。

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