【原ゆみこのマドリッド】ゴールが入らない…

2016.01.26 13:30 Tue
▽「だったら間に合うかも」そんな風に私が喜んでいたのは月曜日、週末にかかるため、今年の冬の移籍市場がスペインで閉まるのは29日の金曜と聞いていたにも関わらず、ヨーロッパの他の国合わせるため、来週月曜の2月1日までになったという記事をスポーツ紙のサイトで見つけた時のことでした。というのもここずっと、アトレティコでは未成年選手との契約に違法性があるとして、FIFAからこの夏と次の冬の移籍市場では戦力補強ができないという処分を科されてしまったせいで、6月にミランからのレンタル移籍契約が切れるフェルナンド・トーレスに来季もいてもらうためには、今の市場が開いているうちに買い取るなり何なりのアクションが必要に。

▽いえ、もちろんそれもクラブがFIFAへの上訴手続きを済まし、2年前に同じ処分を受けたバルサと似た道をたどるなら、今年の夏はCAS(スポーツ仲裁裁判所)の一時差し止め命令を得て、選手の駆け込み登録ができるはずなんですけどね。ただ、それも取らぬ狸の皮算用ですし、実際、当人は2週間前から足首のケガで試合にも出られず、パフォーマンスでシメオネ監督の心を動かす努力すら叶わなかったんですが、ようやく月曜にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場でボールを蹴る姿が見られたということで、それならこの水曜のコパ・デル・レイ準々決勝セルタ戦2ndレグや土曜のリーガのバルサ戦で活躍するチャンスを得て、週明けに契約を勝ち取るなんてことも夢ではないと思ったから。

▽え、私がそうまでトーレスに執着するのは、昨今のアトレティコのゴール日照りの惨状に藁にもすがりたい気分になっているからじゃないのかって? うーん、それだったら、ちょっと前にマスコミに流れたジエゴ・コスタ(チェルシー)とジャクソン・マルティネスのトレードの方がいい案件に思えますが、日曜のアーセナル戦で決勝ゴールを挙げた彼もその後、負傷交代してしまったとかで、相変わらず、ケガが多いのが気になりますからね。ならば、いっそのこと、早々に来季もトーレスが大好きなアトレティコにいられることを保証してあげて、この先のシーズン佳境に気分良く、ゴールを決めてもらえるようにならないかと願ってしまうんですが…。
※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。

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