【原ゆみこのマドリッド】好調が続くといいのだけれど…

2016.01.23 14:21 Sat
▽「意外と時間があったのね」そんな風に私が驚いていたのは金曜日。ちょうどアトレティコがコパ・デル・レイ準々決勝1stレグで苦労していた頃、お隣のレアル・マドリーはミッドウィークに試合がないことを利用して、アルコベンダ(マドリッド近郊)の創作アジア料理レストラン、シルク&ソヤで選手たちだけの決起ディナーを開催。ベンゼマとヴァラン以外、全員が参加したと聞いて、「試合が少ないチームは余裕があっていいわね」と思った矢先…。負けじとばかりにアトレティコもオフをもらった木曜日に、マドリッド市内の流行りのレストラン、テン・コン・テンで同様のディナー会を開いていたとTVのニュースで知った時のことでした。

▽いやあ、今季は12月30日からリーガが再開、三が日にも試合があったため、どちらのチームも遅めの新年会みたいな意味合いがあったのかもしれませんけどね。とりわけ1月はリーガとコパの繰り返しで、気の休まる週が1つもないアトレティコにしてみれば、セビージャ、バルサとハードな対戦相手が続くこの先のシーズン後半戦序盤の戦いを前に、精をつけておきたかったところかと。…が、ちょっと残念なのは、そのレストランが割と私の家から近くにあったということ。事前に知っていれば、選手たちが来るのを見に行けたのにと思うと、悔しい気もします…。最近のマドリッドの夜はとても冷えますからね。どちらのチームの選手たちもディナーの後は早々に帰宅したということで、風邪を引いた人がいなかったのは良かったですね。

▽まあそんなことはともかく、まずはアトレティコのコパ1stレグがどうだったのかをお伝えしておかないと。ビゴ(スペイン北西部)で行われたセルタ戦は、さすが準々決勝ともなると、どこのチームも目の色が変わってくるという典型で、両者共にかなりリーグ戦に近いレギュラー選手を並べてスタート。開始6分にはイアゴ・アスパスの至近距離シュートをコパ専任GKモヤがparadon(パラドン/スーパーセーブ)。序盤はアトレティコも積極的に点を取りに行ったんですけどね。その後はだんだん敵に押されてしまい…、かといって守備で弱みを見せる彼らでもないため、前半はゴールレスで終わります。
※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している

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