本田不出場のミラン、善戦カルピにゴールレスドロー《セリエA》

2015.12.07 06:42 Mon
▽ミランは6日、セリエA第15節でカルピとのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。ミランの本田はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
PR
▽ニアンの活躍で前節サンプドリア戦を快勝し、リーグ戦3試合ぶりの白星を飾った6位ミラン(勝ち点23)は、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア4回戦のクロトーネ戦では控え主体で臨んだ中、延長戦までもつれて辛うじて勝利した。そのクロトーネ戦のスタメンからデ・シリオを除いて10選手を変更。アピールに失敗した本田は引き続きベンチスタートとなった。
▽ミランに合わせてフラットな[4-4-2]で臨んだカルピが、良い立ち上がりを見せる。前からプレスをかけ、良い距離感を保った分厚い攻めを見せ、攻守にミランを上回った。すると8分にはコフィが枠を捉えるミドルシュートを放てば、10分にもボックス左に侵入したボッリエッロがシュートに持ち込み、ミランを脅かしていく。そして13分、ロッロの放った強烈なミドルシュートが枠の右上を捉えたが、GKドンナルンマのビッグセーブに阻まれてしまった。

▽序盤のカルピの攻勢を凌ぎ、徐々にポゼッションを高めていったミランは29分にチェルチ、30分にバッカがそれぞれシュートチャンスを迎える。すると、35分に決定機を得る。しかし、ニアンの放った強烈なミドルシュートはGKベレツの好セーブに阻まれてしまった。

▽ハーフタイムにかけてもミランが押し込む展開となった中、41分にピンチを迎える。しかし、アレックスの背後を取って抜け出したラザーニャの突破はGKドンナルンマがセーブ。44分にはニアンがカウンターでチャンスを演出したミランだったが、チェルチがオフサイドにかかり、前半はゴールレスで終了した。
▽後半も好調ニアンの単騎突破を軸にミランが攻め込んでいたが、53分にドリブル力のあるディ・ガウディオの投入によってカルピに流れを引き渡してしまう。そして、61分にはボッリエッロのフィードに反応したラザーニャにシュートに持ち込まれた。

▽それでも、前半同様に序盤を過ぎると、ミランがポゼッションを高める展開となる。そして68分にチェルチに代えてルイス・アドリアーノを投入し、ニアンを右サイドに回した。対するカルピがフィジカルに優れるアタッカーのムバゴクを投入した中、ミランが圧力をかけていったが、カルピの奮闘もあって決定的なシュートに持ち込むことはできない。

▽試合終盤にかけて攻勢を続けるミランは85分、右CKからクツカのヘディングシュートが枠の右を捉えたが、GKベレツのビッグセーブに阻まれタイムアップ。善戦したカルピの牙城を崩せず、ミランはゴールレスドローに終わった。

PR
関連ニュース

2位確定済みのミラン、トリノに3失点完敗【セリエA】

ミランは18日、セリエA第37節でトリノとのアウェイ戦に臨み、1-3で敗れた。 前節カリアリに5発圧勝として2位を確定させたミラン(勝ち点74)は、レオンやジルー、GKメニャンらをベンチスタートとした。 10位トリノ(勝ち点50)に対し、最前線にヨビッチ、右にプリシック、左にオカフォーとする[4-3-3]で臨んだミランは慎重な入りとした中、25分に好機。しかし、ボックス左から放ったオカフォーのコントロールシュートはわずかに枠を外れた。 すると1分後に失点。リカルド・ロドリゲスの左クロスからサパタにヘディングシュートを決められた。 さらに40分、今度はベッラノーバの右クロスからイリッチにヘディングシュートを決められ、2点のビハインドで前半を終えた。 そして迎えた後半、開始1分に3失点目。リカルド・ロドリゲスに強烈なミドルシュートを叩き込まれた。 3点を追うミランは2分後、プリシックのミドルがバーに直撃した中、53分にPKを獲得。これをベナセルが決めて1点を返した。 その後、レオンを投入したミランだったが、2点目に迫るような好機を作るには至らない。終盤にはジルーも投入したものの、1-3のまま敗戦している。 2024.05.19 05:44 Sun

LAFC加入決定のジルー、「いつもMLSでキャリアを終えたいと思っていた」…再会ロリスにも言及

ロサンゼルスFC(LAFC)への加入が決定したフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(37)は、以前からキャリア最後の場所としてメジャーリーグ・サッカー(MLS)でのプレーを計画していたことを明かした。 母国のモンペリエで台頭したジルーは、アーセナル、チェルシーというプレミアリーグ屈指の強豪、2021年から今シーズン終了まではミランでプレー。 完全にベテランの域に入っているものの、今シーズンもセリエAで33試合14ゴール8アシストを記録するなど、衰えを知らない得点力を発揮していた。 まだまだ第一線での活躍が期待されていたが、今月14日にかねてより加入が報じられていたLAFCへの移籍が正式に発表された。 その移籍発表から数日後、ジルーはフランス『Canal Plus』のインタビューで今回の移籍の経緯を説明。以前から1人のプレーヤー、1人の父親としてMLSでキャリアを終えることを検討していたと語った。 「僕はいつもMLSでキャリアを終えたいと思っていたし、家族の観点からも、ライフスタイルや、遠い国、別の文化、別の英語圏の国に移住するチャンスを考慮していたんだ。それはロンドンで生まれた子供たちのためにも有益だと思っていた」 また、フランス代表の歴代最多得点者は、自身に先駆けて今年1月に同クラブに加入していた同国代表歴代最多出場記録者のGKウーゴ・ロリスの存在が加入を決断する上で大きかったことも認めている。 「ウーゴ、相棒、ここで彼と再会できたのは素晴らしいストーリーだ。彼は僕にロサンゼルスでの生活や、クラブとそのファンについても話してくれたんだ」 なお、ジルーとクラブの現行契約は2025年末までの1年半となるが、翌シーズンの延長オプションも付帯しており、現状のパフォーマンスを鑑みれば、あと2年は間違いなくトップレベルで活躍できるはずだ。 2024.05.17 17:21 Fri

ミランの後任最有力候補はフォンセカ監督? クラブはプロジェクトの継続路線を採用か

ミランは退任が噂されるステファノ・ピオリ監督(58)の後任として、リールのパウロ・フォンセカ監督(51)を最有力候補としたようだ。 今シーズン、5シーズン目を迎えたピオリ監督の下で思うようなシーズンを送れなかったミラン。セリエAでは2位につけるも宿敵インテルに大差をつけられ優勝を譲り、チャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ3位で敗退となった。 ファンからの批判も強まりつつあるピオリ監督とミランの契約は2025年夏まで残るものの、クラブはシーズン終了後の解任を検討。新シーズンの指揮を執るのは誰になるか、後任候補に注目が集まっていた。 そんな中、イタリア『スカイ・スポーツ』ら複数メディアによると、ミランはフォンセカ監督を最優先ターゲットに設定した模様。ミランの選手に合致する [4-2-3-1]を基本布陣とするなど、ピオリ体制で続いたプロジェクトを継続しつつ、ブラッシュアップできる人材だと見込んでいるようだ。 フォンセカ監督はかつてローマでも指揮官を務め、2022年夏からリールの指揮官に就任。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではアストン・ビラにPK戦の末に敗れてベスト8敗退となったが、リーグ・アンでは現在3位とCL出場権を争っている。 そんなフォンセカ監督とリールの契約は、今季まで。近日中にクラブ関係者との会談が予定されているとのことだが、新契約について合意しなかった場合はミランの動きがさらに加速していくことが予想される。 2024.05.16 13:10 Thu

CB補強に動くユナイテッド、今夏フリーのアダラバイヨ争奪戦に参戦?

マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場で、フルアムのイングランド人DFトシン・アダラバイヨ(26)の獲得を検討しているようだ。 今シーズン、守備陣に負傷者が相次いだユナイテッド。ラファエル・ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショーは度重なるケガに悩まされ、タイレル・マラシアに至ってはここまで1試合も出場していない。 守備陣が整わなかったことも災いして、今シーズンのプレミアリーグでは残り2試合の時点で8位に低迷。エリク・テン・ハグ監督の去就も不透明となる中で、クラブは来シーズンに向けた動きを進めている。 すでにヴァランの今シーズン限りでの退団が決定となり、ユナイテッドは夏の移籍市場でセンターバック探しが急務に。そんな中で、イギリス『スカイ・スポーツ』によるとクラブはアダラバイヨへの関心を深めているとのことだ。 196cmの長身を武器とするセンターバックのアダラバイヨは、下部組織時代から過ごしたマンチェスター・シティで主力に定着できずも、2020年に加入したフルアムで定位置を確保。今シーズンは序盤こそ負傷欠場が続いたものの、復帰してからは主軸としてここまで公式戦25試合に出場している。 アダラバイヨとフルアムの契約は今季までとなることもあり、フリーでの獲得も狙える状況。ニューカッスルやミランも獲得に動いているが、ユナイテッドも本格参戦となれば争奪戦への発展が予想される。 2024.05.15 18:10 Wed

ミランとメニャンの契約交渉は停滞中…クラブは今夏の売却も視野に?

ミランとフランス代表GKマイク・メニャン(28)の契約交渉は平行線をたどっているようだ。 メニャンは2021年夏にリールから加入すると、ジャンルイジ・ドンナルンマが去ったチームで瞬く間に守護神へと定着。加入シーズンはセリエA最優秀GK賞を獲得する活躍で、チームのスクデット獲得にも貢献した。 その後もやや稼働率に不安がある点を除いて文句なしのパフォーマンスを披露するメニャンだが、2026年夏までとなっている契約の交渉は停滞中。イタリア『カルチョメルカート』のダニエレ・ロンゴ記者によると、ミランはメニャンに対して年俸約450万ユーロ(約7億6000万円)+ボーナスの条件を提示するも、合意に至っていないとのことだ。 クラブとしては現在の年俸280万ユーロ(約4億7000万円)から昇給の形となり十分なオファーと考えているが、メニャン側はより高額を希望。現在のところ双方に譲歩の意思はなく、合意は遠い状況だ。 メニャンに対しては、かねてよりチェルシーが関心を寄せるほか、今夏の移籍市場ではバイエルンも獲得を検討する可能性がある模様。クラブは仮に7000万ユーロ(約118億円)のオファーがあれば受け入れる構えではあるが、優先は契約延長であり今後の動きが注目される。 2024.05.15 13:40 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly