ニアング躍動のミラン、サンプドリアに快勝して3試合ぶりの白星 本田は7試合連続の終盤投入《セリエA》

2015.11.29 06:48 Sun
▽28日にサン・シーロで行われたセリエA第14節のミランvsサンプドリアは、ミランが4-1で勝利した。ミランの本田が80分から途中出場している。

▽前節、ユベントスに敗れて6試合ぶりの敗戦を喫したミランは、その試合と同じ11人を起用。しかし、ミハイロビッチ監督は前もって予想された通り、システムを[4-3-3]から[4-4-2]に変更した。一方のサンプドリアは、モンテッラ新監督の初陣となったウディネーゼ戦に0-1の敗戦。昨シーズンまで率いたミハイロビッチ監督との初対戦で、新体制での初勝利とリーグ5試合ぶりの白星を目指した。

▽キックオフ直後、相手ゴールに迫ったのはアウェイのサンプドリア。エデルがプレスでGKドンナルンマのキックミスを誘い、敵陣でボールを拾ったソリアーノがシュートに持ち込んだが、ここは懸命に戻ったGKドンナルンマに防がれた。
▽いきなり冷や汗をかいたミランは、前線につけるボールが合わずに攻撃が単調になり始めるが、時間の経過とともにチャンスを作り出す。8分には左サイドから受けたパスをうまく右足に収めたバッカがボックス内からシュート。GKヴィヴィアーノに弾かれたボールをチェルチが押し込むが、オフサイドの判定が下される。

▽続く14分には右サイドからチェルチが左足で入れたクロスにボナヴェントゥーラが飛び込んだが、惜しくも合わせきれない。それでも16分、右サイドのチェルチから受けたパスをニアングがリターンせずにボックス右にターン。ニアングがゴール前に入れたシュート性のボールをボナヴェントゥーラが押し込んだ。
▽先制したミランは、自陣に構えてサンプドリアにチャンスを与えず、機を見て追加点を奪いにいく。すると37分、右サイドのアバーテが入れたクロスがファーサイドに流れると、これに反応したボナヴェントゥーラがデ・シルベストリに倒されてPKを獲得。キッカーのニアングはゴール左上に決め、ミランがリードを広げて前半を終えた。

▽迎えた後半もミランのペースで推移。48分には左サイドからチェルチが入れたFKにニアングが巧みにヒールで合わせてゴール左隅に飛ばす。これはGKヴィヴィアーノの攻守に防がれたが、直後にこの守護神のミスで3点目を奪った。49分、GKヴィヴィアーノがフェルナンドを狙ったお粗末なパスをボックス付近でニアングがかっさらうと、そのままシュートを流し込んだ。

▽3-0としたミランは52分、クツカを下げてポーリを投入。一方、反撃に出たいサンプドリアは、ムリエルとデ・シルベストリを下げ、ボナッツォーリとペドロ・ペレイラの10代2人を送り出す。しかし、その後もサンプドリアの低調ぶりが続き、ミランが悠々と時間を進めていった。

▽ミランは69分、殊勲のニアングに代えてルイス・アドリアーノを投入。すると79分、右サイドで仕掛けたチェルチのクロスをルイス・アドリアーノが胸トラップから右足ボレーで決めて4点目を挙げた。この直後に本田を送り出したミランは85分、敵陣でのボール奪取から本田のプレゼントパスを受けたバッカが決定機を迎えるも、決めきることができない。

▽何とか一矢報いたいサンプドリアは87分、ボックス左で仕掛けたエデルがポーリに倒されてPKを獲得。これをエデル自ら決めて意地を見せた。しかし、このまま試合は終了。ホームで大勝したミランが3試合ぶりの白星を飾った。

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