【原ゆみこのマドリッド】今年ももう残り少ない…

2015.11.28 13:30 Sat
▽「ようやく決まってくれた!」。そんな風に私が喜んでいたのは金曜日、とうとう2015年最後のリーガ、17節の予定が出たのを見た時のことでした。いやあ、ここしばらくはLEP(スペイン・プロリーガ協会)のテバス会長が、大晦日の夕方からのエスタディオ・デ・ラス・バジェカスはサン・シルベストレ(マドリッドのシティマラソン)のゴール地点になるのを知りながら、その日の正午にラージョvsアトレティコ戦を開催することにやたら固執していたせいで、私もまったくお正月の予定が立てられなかったんですけどね。

▽いくらロジスティック担当のナイキの社員が「1時間もあれば、マラソンのゴールは組み立てられる」と請け合ったとて、それは全てに意味不明な時間がかかるスペインでのこと。やはり無理があると判断したんでしょうか、結局、ミニダービーは前日の30日、午後4時からのレアル・マドリーvsレアル・ソシエダ戦の後、6時15分からキックオフすることになったから、助かったの何のって。

▽え、ということは年末にマドリッドに足を運べば、1日でマドリーとアトレティコの試合が見られてしまうってことかって? そうですね、サンティアゴ・ベルナベウとラージョのスタジアム最寄りのポルタスゴまではメトロ(地下鉄)の乗り換え1回で大体、30~40分ぐらいかと思いますから、ちょっと早めにマドリー戦を切り上げて移動すれば可能ですが、その次の時間帯、8時半に予定されているヘタフェvsデポルティボ戦はかなり苦しいかと。
▽もちろん太っ腹にタクシーでも使えばいいんでしょうけどね。それともサンティアゴ・ベルナベウの隣の駅、ヌエボス・ミニステリオスからは近郊路線でコリセウム・アルフォンソ・ペレスには行きやすいことを考えて、マドリーとヘタフェの試合を見るという選択肢もありますが、年明けの1月2、3日にもリーガは開催。マドリッド勢はアトレティコとラージョ以外、アウェイ戦になりますが、この間に例えば、マドリーを追いかけて、AVE(スペインの新幹線)で1時間半のバレンシア(スペイン南東部のビーチリゾート都市)まで移動することもできますし、何より短期間にこんなに沢山、スタジアム観戦を楽しめる機会も滅多にないかと。まだ休みの計画を立てていない方は一考してみるのもいいかもしれませんね。

※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している

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