【原ゆみこのマドリッド】何とか無事に乗り切った…

2015.10.06 12:55 Tue
▽「張り切って早く行かなくて良かったわ」そんな風に私が胸を撫で下ろしていたのは月曜日。マドリーダービー開始2時間程前のビセンテ・カルデロン近辺の道にbengala(ベンガラ/発煙筒)の炎と煙が充満している風景を、お昼のニュースで見た時のことでした。先週のCLグループリーグ第2節、ベンフィカとの試合中、スタンドで大量の発煙筒を炊いたのはビジターチームの過激なファンたちだったんですけどね。

▽それでもう、最近は入場の際のボディチェックも厳しいし、IDカードの提示も求められるため、アトレティコのウルトラも発煙筒の補充はしていないんだろうとタカを括っていたんですが、とんでもない。スタジアム外なら、クラブに迷惑をかけることもないだろうとでもいうのか、宿敵との対戦前に出血大サービスで燃やしていたというのですから、迷惑もいいところじゃないですか。

▽私がキックオフの20分程前にスアジアムに着いた時にはそんな騒ぎのかけらも残っていませんでしたけどね。昔はお隣さんのウルトラとの路上闘争がダービー当日に起こったこともあったので、今回は約600人のレアル・マドリーファンの大半はバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場からバス移動、マジョール広場から徒歩で向かうグループにも警官隊が密着という具合に用心を重ねていたため、乱闘などは起きませんでしたが、ただでさえ、人込みの中を歩くのが大変な人気カードなんですから、通行を妨げるようなトラブルは遠慮してもらいたいですよね。
※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。

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