【倉井史也のJリーグ】アメリカ永住権じゃないグリーンカードについて名案あり?! の巻

▽ちまたで話題になってる……かもしれない、グリーンカードって、もう少し使い方を考えてみてらどうなんでしょ?

▽このグリーンカード、いいことをした選手に出されるもので、審判から「偉い!」って言ってもらっている感じです。セリエBで導入されることになって、はたしてプロの世界でどれだけ効果があるか注目されてるんだけど、ひねくれ者のワタクシとしては、ちょっと失敗すんじゃね? ぐらいで思ってるものでした。

▽だって、提示されたって何にもならないんだもん。シミュレーションしてPK取ったことがあるって言ってる監督がいるくらいだから、グリーンカードの運用はもっと考えないと絵に描いた餅になるはずでしょ? だいたい、最初に始めた日本よりも先にイタリアでプロリーグに導入されるって、ちょっと悲しいじゃないですか。
▽ということで、日本も運用を考えてグリーンカードを導入しましょ! たとえばグリーンカードをもらうとイエローカード1枚が取り消しになるとか。ね? いい風景じゃないですか。酷いファウルをした選手が、超改心したように相手選手に親切にするなんて! 魂胆見え見えだけど。

▽あ! さらに選手がグリーンカードをもらいたくなる方法を考えた! こうすりゃ選手はこぞってフェアプレーしますよ。それはグリーンカード3枚で次の試合は有給休暇! これなら他のカードと運用が似てるし、わかりやすい!▽とか、こんなにグリーンカードの運用を考えてるのは、前節の新潟の戦いぶりに感激したから。だって第11節はレオシルバ、加藤大、川口尚紀の3人を出場停止で欠いていたのです。降格圏に近いチームがそれってかわいそう。どうにか救える手が無いかと思ったときに、グリーンカード使えるじゃん! って。

▽まぁ、新潟は3人いなかったにも拘わらず、神戸に乗り込んで2-1で勝っちゃったのですけどね。しかも逆転勝ち。いやぁ、すごかった。

▽ということで、今週は出場停止がいるチームをピックアップ。山形はキム・ポムヨン、浦和が那須大亮、FC東京は高橋秀人、松本はオビナが今節は出られません。

▽胸がつまる試合になりそうなのは山形vs仙台のみちのくダービーか、FC東京vs松本か。山形は残り6試合で15位との勝点差が9ってかなりヤバイのですが、仙台との試合はそんなの関係なく気合いが入るでしょうし。松本は、FC東京に勝って甲府や新潟が負ければ、降格圏脱出が目の前に見えてくるし。うーん、迷う感じのいいカードじゃないですか。

▽え? もしグリーンカードで警告が消えてれば、新潟のようなドラマも生まれないかも? え、えぇ、それは……(汗)。

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【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。