移籍金払い過ぎランキング、1位はマルシャルで2位はデ・ブライネ 最もお買い得だったのはスターリング?

2015.09.08 20:09 Tue
▽スイスのスポーツ研究グループである『CIES Football Observatory』は8日、今夏の移籍市場で成立した移籍に関して、「適正価格以上の選手」と「適正価格以下の選手」のランキングを発表した。

▽『CIES Football Observatory』は、実際の移籍金から選手の適正価格を差し引いた数字をランキング形式に発表。この結果、「移籍金を払い過ぎた選手」の1位には、モナコからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したフランス代表FWアントニー・マルシャルが選ばれた。ユナイテッドがモナコに払った5000万ユーロ(約67億円)から同選手の適正価格とされる2210万ユーロ(約29億6000万円)が差し引かれ、2790万ユーロ(約37億4000万円)のオーバーペイと見なされている。

▽2位には、マンチェスター・シティがヴォルフスブルクから獲得したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが入った。シティが支払ったとみられる移籍金は7400万ユーロ(約99億1000万円)。一方、昨シーズンのブンデスリーガ最優秀選手であるデ・ブライネの価値は4740万ユーロ(約63億5000万円)とされているため、2660万ユーロ(約35億6000万円)のオーバーペイとされた。
▽なお、『CIES Football Observatory』は、「お買い得だった選手」のランキングも伝えている。1位には、シティがリバプールから6300万ユーロ(約84億4000万円)と伝えられる移籍金で獲得したイングランド代表FWラヒーム・スターリング。実際の価値は9510万ユーロ(約127億4000万円)とされており、シティが3210万ユーロ(約43億円)も得した移籍だと評価されている。

【払い過ぎの移籍】※移籍金と評価の額は『CIES Football Observatory』
1位:FWアントニー・マルシャル(19)
(モナコ→マンチェスター・ユナイテッド)
適正:2210万ユーロ(約29億6000万円)
実際:5000万ユーロ(約67億円)
差額:+2790万ユーロ(約37億4000万円)
2位:MFケビン・デ・ブライネ(24)
(マンチェスター・シティ→ヴォルフスブルク)
適正:4740万ユーロ(約63億5000万円)
実際:7400万ユーロ(約99億1000万円)
差額:+2660万ユーロ(約35億6000万円)

3位:FWクリスティアン・ベンテケ(24)
(アストン・ビラ→リバプール)
適正:2630万ユーロ(約35億2000万円)
実際:4600万ユーロ(約61億7000万円)
差額:+1970万ユーロ(約26億5000万円)

4位:MFアンヘル・ディ・マリア(27)
(PSG→マンチェスター・ユナイテッド)
適正:4770万ユーロ(約63億9000万円)
実際:6300万ユーロ(約84億4000万円)
差額:+1530万ユーロ(約20億5000万円)

5位:MFアルダ・トゥラン(28)
(アトレティコ・マドリー→バルセロナ)
適正:1880万ユーロ(約25億2000万円)
実際:3400万ユーロ(約45億6000万円)
差額:+1520万ユーロ(約20億4000万円)

【お買い得だった選手】
1位:FWラヒーム・スターリング(20)
(リバプール→マンチェスター・シティ)
適正:9510万ユーロ(約127億4000万円)
実際:6300万ユーロ(約84億4000万円)
差額:-3210万ユーロ(約43億円)

2位:DFマプ・ヤンガ=エムビワ(26)
(ローマ→リヨン)
適正:1990万ユーロ(約26億7000万円)
実際:800万ユーロ(約10億7000万円)
差額:-1190万ユーロ(約16億円)

3位:FWロビン・ファン・ペルシ(32)
(マンチェスター・ユナイテッド→フェネルバフチェ)
適正:1690万ユーロ(約22億7000万円)
実際:550万ユーロ(約7億3000万円)
差額:-1140万ユーロ(約15億4000万円)

4位:MFデニス・スアレス(21)
(バルセロナ→ビジャレアル)
適正:1370万ユーロ(約18億4000万円)
実際:400万ユーロ(約5億4000万円)
差額:-970万ユーロ(約13億円)

5位:DFナサニエル・クライン(24)
(サウサンプトン→リバプール)
適正:2450万ユーロ(約32億8000万円)
実際:1480万ユーロ(約19億8000万円)
差額:-970万ユーロ(約13億円)

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