【CL決勝展望】「得点の決まる時間帯」が鍵とライター・河治氏は予想!

2015.06.06 16:00 Sat
▽5日、超ワールドサッカーはサッカー情報に特化した新アプリ『超WORLDサッカー!PLUS』のAndroidアプリの配信を開始した。このアプリは、4月21日に先行して配信を開始したiOS版と同様にサッカー情報に特化した“キュレーションアプリ”で、ありとあらゆるサッカー関連情報をお届けする。

▽今回はアプリ配信を記念して、ライターの河治良幸氏からお祝いコメントと、差し迫ったチャンピオンズリーグ(CL)決勝の展望を頂いた。

■お祝いコメント■
新アプリの開設おめでとうございます。サッカーファンがわくわくしてチェックできる様な素晴らしいコンテンツになっていくことを期待しています。そのために微力ながらサポートできれば幸いです。
■河治良幸CL決勝展望■
Getty Images
▽どちらが勝利しても国内リーグ、カップと合わせて3冠という、まさに王者を決めるに相応しいカードとなった。強力なアタッカーに目が行きがちだが、両者に共通するのは攻守のバランスが非常に取れていること。バルセロナのルイス・エンリケ監督は“MSN"ことメッシ、スアレス、ネイマールの3トップの打開力を頼りに、過去数年よりシンプルなパスを多用する。その間も中盤はあまりバランスを崩すことなく、ボールを奪われても高い位置にブロックを築ける守備組織を築いている。

▽前線の破壊的な攻撃力と安定した守備を兼ね備えるバルセロナに対し、戦術的な柔軟性の高いユベントスがどこに守備のラインを設定してバルセロナを迎え撃ち、そこからどう攻撃に持ち込むか。アッレグリ監督は[4-3-1-2]を採用し、中盤にはピルロ、ポグバ、マルキジオ、ビダルという攻撃的な選手を配置する。その布陣は選手にアクシデントでも無い限りバルセロナが相手でも変わらないが、中盤の底に構えるピルロをバランサーとして、ポグバとマルキジオがGKブッフォンを後ろ盾とした最終ラインと協力して“MSN"を縦に挟み込み、ビダルはブスケッツやイニエスタの効果的な縦パスを封じるために動き回る。準決勝ではレアル・マドリーが誇るベイル、ベンゼマ、ロナウドの3トップをかなり封じることに成功したが、より流動的なバルセロナの前線に対し両SBのチョイスはより守備的なものになるかもしれない。
▽攻撃はピルロを起点に効率よく、ディフェンスの裏を突くエースのテベスにタイミング良くパスを供給していきたい。もっともユベントスのアッレグリ監督としては前半をスコアレスでしのぎ、接戦に持ち込むことでバルセロナの焦りを誘えば勝機は拡大する。終盤には長身のジョレンテや俊足のコマン、活動的なペレイラといった個性的なジョーカーを駆使できる。早い時間に先制すればバルセロナ、接戦ならユベントスが有利と見る。



河治氏が選出したCL決勝の注目選手は『超WORLDサッカー! PLUS』で公開中!!


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