【倉井史也のJリーグ】古き人に学んできたよ?! の巻

2015.05.14 21:50 Thu
▽22年前の5月16日って、派手な試合が続いたのですよ。横浜フリューゲルスが前年のナビスコカップ2位だった清水を3-2で下し、広島は開始1分に風間八宏がゴールを決めて2-1で勝利。鹿島は伝説とも言えるジーコのハットトリックで名古屋を5-0とすると、G大阪はハーフタイム空けにライトが点かないというハプニングを乗り越えて浦和を1-0と退けたのです。

▽Jリーグの日程を決めるのは「日程くん」というソフトだから文句は言いたくないけど、ここは少し工夫が欲しかった。Jリーグ創設当時から在籍するクラブ、オリジナル10同士の試合を組んで、当時のユニフォームっぽいのを着させるとか、せっかく5月16日に試合があるんだからね。ちなみに、5月15日、16日が土日だったのは2010年。ワールドカップ前で、興味は南アフリカに集中してたし、そのときも1993年と同一カードは、ホームとアウェイが裏返った名古屋vs鹿島だけでした。

▽ってことで、勝手にこじつけて盛り上がるの会~!! って、ちょっと古めのアゲ方なんすけど。とりあえず、オリジナル10同士の試合は、鹿島vs広島と、清水vs横浜FM。お、このうち鹿島と広島と言えば、1993年と1994年の第1ステージ優勝チームじゃありませんか。
▽鹿島があの時のようにゴールラッシュを見せるのか、あるいは広島が1993年の時のように電光石火のゴールで勝つのか!

▽ベテランだから動きが落ちてるんじゃ無いかと思われちゃう小笠原満男が、もしかして大爆発? でもってここまで苦しんできた鹿島が息を吹き返し――ってのも考えられるシチュエーションですよ。
▽でもね、こりゃやはり広島でしょう。日本代表候補に呼ばれた浅野拓磨はトレーニングでもスピードキングっぷりを見せてたよ。1分あれば浅野だったら自陣から相手ゴール前まで行けそうだから、風間ゴールの再現って夢じゃないかも。

▽でもって、気管支を痛めているって関係者が言ってた鹿島の植田直通と昌子源、柴崎岳に遠藤康まで代表合宿に行って体を休める暇なんてなかったから。サクッと広島が点を取って鹿島が追いつくけど、広島が決勝点を奪うっていうストーリーがありそうでねぇ?

▽ってな、いろんな楽しみ方をリーグが観客のために考えておかないと、いけないと思うんですけどねぇ。改革は進んでいると思うけど、もっとスピードが欲しい! って、今日辛口なのは、今週練習取材に行って、62歳のハリルホジッチ監督から影響を受けたからですかねぇ。

【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。

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