スコットランドのセント・ミレン、ファンの粋な計らいで6歳の少年が年間最優秀選手に

2015.05.08 12:17 Fri
▽スコットランド・プレミアリーグ(スコットランド1部相当)に所属するセント・ミレンで、6歳の少年がファン投票のシーズン・オブ・ザ・イヤーを受賞したと、クラブの非公式ファンサイト『blackandwhitearmy.com』が発表した。スコットランド『デイリー・レコード』など複数メディアが報じている。

▽受賞したのはセント・ミレンのファンであり、同クラブのジュニア・アカデミーに在籍するアーロン・ウッダールくん。昨年に脳腫瘍と診断されたアーロンくんは、腫瘍の摘出手術に成功したものの、その後は放射線療法を受け、現在も化学療法などで治療を続けている。『blackandwhitearmy.com』は勇気と強さを示したアーロンくんが「フットボールより大切なものを思い出させてくれた」との受賞理由を明かしている。

▽『blackandwhitearmy.com』はセント・ミレンの選手たちとともに、アーロンくんをシーズン・オブ・ザ・イヤーの受賞候補者に選出。すると、アーロンくんは2位のMFケニー・マクリーンに100票以上の差をつけ、2014-15シーズンの年間最優秀選手となった。
▽ファンの粋な計らいに、アーロンくんの母親であるカレンさんは感無量の様子だ。スコットランド『デイリー・レコード』がカレンさんのコメントを伝えている。

「セント・ミレンのファンであるアーロンに、このような賞を与えてくれてとても感謝しています。この賞は家族にとって大きな後押しになります。アーロンもセント・ミレンの下部組織に入ったときと同じくらい喜んでいます。投票してくれたファンの親切心に感謝したいと思います」
▽『blackandwhitearmy.com』の管理者であるデイビッド・マクドナルド氏は、次のように述べてアーロンくんを称えている。

「ファンの1人がアーロンをリストに加えることを提案したんだ。アーロンは真のファイティングスピリッドと勇気、品格を示した。だから、我々はその提案が本当に良い考えであると考えた。今シーズンはフットボールの面で残念に終わっているが、アーロンが受賞して本当にうれしい」

▽マクドナルド氏が語っている通り、今シーズンのセント・ミレンはリーグ戦3試合を残した時点で12チーム中12番目の最下位に位置。残留・昇格プレーオフ圏内の11位マザーウェルとは勝ち点8差と非常に厳しい状況に置かれている。公式ツイッターでアーロンくんの受賞を紹介したセント・ミレンは、闘病中の少年が笑って今シーズンを終えられるよう、残りの試合全てで勝利を掴んでほしいところだ。

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