前代未聞!まさかの全チームに優勝の可能性!? 大混戦のアルジェリアリーグ

2015.04.27 22:02 Mon
▽日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、昨年のブラジル・ワールドカップで率いたアルジェリア代表。そのアルジェリアの1部リーグであるアルジェリア・シャンピオナ・ナシオナルで、まさかの事態が起こっている。イギリス『デイリー・メール』が報じている。

▽2014-15シーズンのアルジェリア1部リーグは、残すところ4試合。全16チームが参加しているこのリーグでは、昨年行われたFIFAクラブワールドカップ2014にも出場し5位に輝いたセティフが勝ち点41で首位に立っている。2位のベジャイア、3位のオラン、4位のエル・アラクは勝ち点39で並び、首位とは勝ち点差2。シーズン残す所わずかだが、白熱した優勝争いが繰り広げられている。

▽シーズン終盤ともなれば、どのリーグも優勝の可能性が残されているのは大抵2〜3チームだろう。現に今シーズンは、バイエルンが4試合を残してブンデスリーガを制覇、プレミアリーグではチェルシーも3試合を残して優勝を決めそうな状況だ。セリエAで首位に立つユベントスも、5試合を残して優勝を決める可能性がある。
▽しかし、アルジェリア1部リーグはそんなものではなかった。なんと、最下位である16位のフサイン・デイにも優勝の可能性が残されている。順位表をみると、首位のセティフと最下位のフサイン・デイの勝ち点差は11。残りが4試合のため、数字上は勝ち点12を稼ぐことができ、逆転が可能となる。

▽もちろん、最下位からの大逆転には多くの条件をクリアする必要があるが、逆転可能の目安とされる「試合数=勝ち点差」を考えると、勝ち点37を挙げている7位のチームにまで可能性がありそうだ。今シーズン、世界で最も熱い優勝争いを繰り広げているであろうアルジェリアリーグ。果たしてどのチームがタイトルを掴むのか、最終節は6月13日に行われる。
[写真は現在首位のセティフ・イレブン]
◆第26節終了時点
(勝/分/負/得失点)

1 セティフ 41
(11/8/7/+7)

2 ベジャイア 39
(10/9/7/+10)

3 MCオラン 39
(10/9/7/0)

4 エル・アラク 39
(12/3/11/-1)

5 USMアルジェ 37
(9/10/7/+8)

6 ASMオラン 37
(10/7/9/-1)

7 ベルイーズダッド 37
(10/7/9/-7)

8 カビリー 35
(10/5/1/0)

9 コンスタンティーヌ 35
(9/8/9/0)

10 アルバ 35
(11/2/12/-7)

11 エル=ウルマ 34
(10/4/12/+3)

12 MCアルジェ 34
(9/7/10/+2)

13 サウラ 32
(8/8/10/-4)

14 ベル・アッベス 32
(8/8/10/-5)

15 シュレフ 31
(7/10/9/-3)

16 フサイン・デイ 30
(7/9/10/-2)

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