【倉井史也のJリーグ】今週は中位に好調なチームがいるからそこかなぁ……あれ?! の巻

▽リーグ戦首位の浦和だけがACL敗退って決まり、12位の柏はグループリーグ突破、2位のG大阪と8位の鹿島が最終節に可能性を残すって、もうこりゃ浦和さんのファーストステージに賭ける本気度ってのがわかるってもんですよ。G大阪と鹿島はリーグ戦で直近4試合に負けがないけど、残り11節の間に3回ACLの試合が入ってくるってかなり厳しいんじゃないですかね。おっと、5位のFC東京もターンオーバー使ってナビスコカップを乗り切って、追撃態勢整ったって感じかな?

▽そんな上位陣を今後脅かしそうなのが、直近3試合で負けていないチーム、すなわち4位の川崎と10位の神戸。まず川崎に関して言えば、浦和はアウェイで1-1と乗り切ったけど、G大阪とFC東京はタイ戦を残しているし、鹿島においては第1ステージ最終節の相手なのです。

▽神戸は、FC東京こそ第3節で2-0と下しているけれど、今後鹿島、G大阪、浦和と対戦するので、台風の眼となる可能性大とみた。
▽ということで、今週の一番の注目は鹿島vs神戸、25日14時キックオフ! まぁ鹿島の質の高さは言うまでもなく、本来なら絶対的なFWとして君臨しているはずのダヴィを去年の負傷で欠きながら勝ってるんですから、どんだけ強いのって感じです。

▽一方の神戸は、これだけコマがいて優勝戦線に絡んでないのが不思議なチーム。開幕戦で柏に負け、第3節ではホームでFC東京に零封されたのに、実は今季負けたのはその2試合だけなのです。広島にも終了間際のゴールでしぶとく勝ったし、ネルシーニョ監督らしい試合巧者ぶりも身につけつつある。で、神戸としてはこの鹿島戦ぐらいから勝負を賭けていろいろやってくるんじゃないかと思えるのです。▽なぜなら! なんと神戸は過去鹿島に対して6勝6分20敗! 神戸がタイトル欲しいって思うのなら、鹿島は避けて通れない相手なのでした。

▽あれ? でもよく考えると柏ってFC東京、浦和、G大阪との対戦を残しているし、もしかして一番の台風の眼……どころかライバル全部叩いて優勝ってことも……(汗)。

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【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。