【コラム】新たな時代の鹿島の底力

2015.04.09 19:00 Thu
▽真冬並みの寒さに見舞われたカシマスタジアムに中国王者の広州恒大を迎えた鹿島は、ラストプレーで決めた高崎の決勝ゴールで劇的な勝利を果たした。3連敗でグループステージ敗退の危機に瀕していた鹿島にとっては待望の勝ち点3。自力での決勝トーナメント進出に望みをつないでみせた。
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▽4年ぶりに参戦した今季のACLの戦いぶりを振り返ると、内容的には悪くないにも関わらず、3連敗という結果に終わっていた。ただ、見方を変えれば勝負弱さを露呈しているということ。チャンスを数多く作りながらもゴールを奪いきれず、競り負けた結果が勝ち点0でグループHの最下位という位置だった。そして、このチーム状態はリーグ戦にも影響し、J1開幕からの3試合で2敗1分と苦境が続いていた。▽負の連鎖に陥っていた鹿島にとって、最も必要なのは結果(勝利)以外になかった。そういった意味で4月最初の公式戦となったJ1の鳥栖戦で今季の初勝利を収めたことは、「何が変わったという訳でもないが、一つ結果が出たことがチームに良い影響を与えているかもしれない」と梅鉢が語るように、苦境から脱し始めたことを表していたといえる。
◆課題だったセットプレーの守備
▽そして迎えた今回、広州恒大とのホームゲーム。鹿島は立ち上がりこそ相手に押し込まれたが、昌子を中心にしっかりと凌いで試合の主導権を握ると、前半19分にこの日が27歳の誕生日だった遠藤がPKを沈めて先制した。その後、後半33分にカウンターからエウケソンに同点ゴールを奪われたものの、冒頭に述べたように高崎の劇的弾で中国王者を下した。

▽個人的に、今回の試合で注視していたのはセットプレーの守備。これはトニーニョ・セレーゾ監督が「セットプレーからの失点が非常に多い」と試合後に認めたように、最近の鹿島とって改善すべき課題だった。前回の広州恒大とのアウェイ戦ではFKからヘディングシュートを2本決められ、直近のリーグ戦2試合(セットプレーに強い名古屋と鳥栖が相手だったが)で喫した計2失点もセットプレーから許したものだったからだ。
▽今回の広州恒大戦では、セットプレーからの失点を防いでおり、課題を修正できたといえる。集中力を切らさずに各々のマーキングを徹底してボールを跳ね返せていた。また、自陣の危険な位置でFKをあまり与えなかったことも影響したように思う。そして、「セットプレーさえ守れれば、そんなに失点しないのではないかと思っていた」という梅鉢の言葉通り、流れの中で崩されたシーンも少なかった。一方で、ディフェンスリーダーの昌子は「セットプレーから失点しないことが普通」と語気を強めていた。

◆試合巧者を発揮できるか
▽トニーニョ・セレーゾ監督は今回の劇的勝利について、「最後まで諦めずに、自分の望みを信じて勝利を手にした。私はこのクラブで何年も仕事をしているが、これ(最後まで諦めずにやり続けること)こそがこのクラブが持っている伝統」だと強調した。

▽その一方で、もう1つのクラブの色である「試合巧者」を発揮できているとは言い難い。試合運びに“鹿島らしさ”がない現状がある。ただ、柴崎や昌子、土居、梅鉢といった92年組を中心にチームが若返りつつある中、一朝一夕で身に着けられるものでもない。

▽それでも、「辛うじてつながった道だから、この可能性を大事にしたい」と柴崎が語るように、グループステージ突破の可能性を残した鹿島はチーム力を向上させるチャンスを手にした。残り2試合で連勝すれば、自力で決勝トーナメントに進める。プレッシャーのかかる状況で結果を残して次のラウンドに進むことができるか。新たな時代に突入した鹿島の底力に期待したい。
《超ワールドサッカー編集部・菅賢治》

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