モイーズにソシエダ行きを勧めていたアルテタ
2014.11.12 22:07 Wed
▽アーセナルに所属するスペイン人MFミケル・アルテタが、エバートン時代の恩師であるデイビッド・モイーズ監督に対して、ソシエダの新指揮官になるよう働きかけていたことを明かした。同選手がスペイン『Cadena SER』で語ったコメントをイギリス『デイリー・スター』が伝えている。
▽モイーズ監督は、10日にハゴバ・アラサテ前監督の後任としてソシエダの新指揮官に就任した。エバートン時代にモイーズ監督の下で7年間プレーしたアルテタは、自身がエバートンに加入する前に1シーズン在籍していたソシエダのため、同氏の新監督就任を後押したことを認めている。
「僕は彼に“ラ・レアル(ソシエダの愛称)”に関する自分の意見を伝えた。モイーズはチームの手綱を締めて、グループをうまくまとめることができる。また、プレーヤーに多くを要求し、自身も一生懸命に働く。ベンチに座っているだけの典型的な英国の監督とは異なるキャラクターと言えるだろう。さらに、試合分析やチームにどんなスタイルを望むのか、という部分でも明確なアイデアを持っている」
「もちろん、言葉の問題やスペインのフットボールについての知識という面は障害となってくるだろう。ただ、ソシエダの仕事を引き受けるという決定を下したのは、そこでの仕事に前向きなものを感じたからだと思う」
▽モイーズ監督は、10日にハゴバ・アラサテ前監督の後任としてソシエダの新指揮官に就任した。エバートン時代にモイーズ監督の下で7年間プレーしたアルテタは、自身がエバートンに加入する前に1シーズン在籍していたソシエダのため、同氏の新監督就任を後押したことを認めている。
「僕は彼に“ラ・レアル(ソシエダの愛称)”に関する自分の意見を伝えた。モイーズはチームの手綱を締めて、グループをうまくまとめることができる。また、プレーヤーに多くを要求し、自身も一生懸命に働く。ベンチに座っているだけの典型的な英国の監督とは異なるキャラクターと言えるだろう。さらに、試合分析やチームにどんなスタイルを望むのか、という部分でも明確なアイデアを持っている」
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