ファーディナンド「テリーはアントンや僕に決して謝罪しなかった」

2014.09.15 10:52 Mon
▽QPRの元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドは、過去に自身の弟に対する人種差別発言をした疑いが懸けられていた元イングランド代表DFジョン・テリーを許していないと語った。

▽チェルシーに所属するテリーは2011年、当時QPRに在籍していたイングランド人DFアントン・ファーディナンド(現レディング)と試合中に口論となり、その際に人種差別発言をした疑いがかけられた。FA(イングランドサッカー協会)はテリーを代表キャプテンから外し、これに反発した当時のファビオ・カペッロイングランド代表監督(現ロシア指揮官)は代表監督の座を退任した。

▽イングランド中で波紋を呼んだテリーの人種差別発言問題は、決定的な証拠が見つからなかったとして、翌2012年の裁判で無罪の判決が下された。しかし、FA(イングランドサッカー協会)はテリーに3試合の出場停止と罰金処分を科すことを決定。同選手も自身の振る舞いを謝罪し、同選手はこの問題が元でイングランド代表からの引退を発表した。

▽ファーディナンドは、テリーが公に謝罪したとしながらも、自身やA・ファーディナンドへの謝罪が一向になかったことに憤りを感じている。イギリス『BBC』がファーディナンドのコメントを伝えた。

「彼(テリー)はアントンや僕に決して謝罪しなかった。彼は口論中に熱くなった際に使った言葉であると言って、自身の振る舞いを公に謝罪した。それで、世間からの批判を取り除くことができた」

「だけど、僕たちには、人種差別的な非難に加え、郵便で弾丸などが送られてくるなど果てしない攻撃が続いた。それ(人種差別発言)はあったと思っている。僕とアントンは(無罪の判決を)受け入れた。それでも、彼は僕たちと関わろうとしなかったんだ」

「彼とはもう話していないよ。だけど、3年が経った今でも、僕は僕や家族が受けた苦しみや痛みを、許すことや忘れることができない。それは不可能なことなんだよ」

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