一時は所属選手不足に陥ったブラックプール、今度は前所属選手が洗濯を強要されたと非難

▽ニューカッスルやサンダーランドでプレー経験のあるイングランド人FWマイケル・チョプラが、昨シーズンまで所属したブラックプールを痛烈に批判している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

▽チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するブラックプールは、今夏のオフシーズンで選手の大量放出を決断。その結果、一時は所属選手が8名にまで減少し、予定していたプレシーズンツアーを中止せざるを得ない状況などに追い込まれた。さらに、指揮官のホセ・リガ監督は退任を示唆し、チームの危機的状況に追い込んだカール・オイストン会長は、サポーターに辞任運動を起こされるなどクラブは混迷を極めた。

▽シーズン前に混乱した状態に陥ったブラックプールだが、チョプラはチームの体質が昨シーズンから変わっていないと主張する。チョプラによれば、選手たちは自分たちでユニフォームを洗濯することを強要されていたという。

▽「そこ(ブラックプール)で続いていたことは信じがたいことだったよ。僕たちはユニフォームを扱うスタッフのようだった」

▽「ユニフォームを扱うスタッフは、試合当日に1人しかいなかった。だから、僕たちは試合で使用したユニフォームを自分で洗うことを強いられた。他にも、スパイクも自分たちで持って行っていたんだ。試合後の適切な食事などもなかった」

▽「そんなチームが、かつていたプレミアリーグに戻れるとは思わない。彼らはリーグ1(イングランド3部)への降格が妥当だと言えるだろう」

▽「それでも、ファンは素晴らしいんだ。彼らは本当に不憫だよ。彼らは毎週、数千人がスタジアムに訪れる。ファンのためにクラブが改善されることを望むよ」

▽なお、開幕までに所属選手を増やしたブラックプールは現在、チャンピオンシップ5試合で全敗と最下位に低迷している。