スタリッジ躍動のイングランドがペルーに快勝《国際親善試合》

▽30日に国際親善試合のイングランド代表vsペルー代表が“聖地・ウェンブリー”で行われ、3-0でイングランドが勝利した。イングランドは、風邪の影響でルーク・ショーが欠場したが、ウィルシャーとジャギエルカがケガから復帰した。

▽試合は序盤からホームのイングランドがボールポゼッションを高めて攻撃を組み立てる。しかし、ペルーの素早いプレッシャーの前にアタッキングサードでボールがつながらず崩しきることができない。

▽積極的なプレスからショートカウンターを狙うペルーは19分、中盤でボール奪取したジーン・デサのシュートがブロックに入ったジャギエルカにディフレクションしたボールがゴール右隅に飛ぶも、GKハートがこれをファインセーブ。

▽対するイングランドは20分、ララナが右サイドをドリブルで切り崩し、ボックス内に侵入。コーレンスのハードプレスでバランスを崩したララナがボールをロストするも、このこぼれ球を拾ったスタリッジがシュート。しかし、ボールは枠を捉えることができない。その後も攻勢をかけるイングランドは33分、右サイドからのスローインを受けたスタリッジがドリブルで切り込み、左足を振り抜くと綺麗な弾道を描いたシュートがゴール左上に決まった。先制に成功したイングランドは34分にもジェラードのスルーパスからチャンスを作り出すも、抜け出したララナの折り返しはコーレンスの守りに阻まれた。

▽両チーム選手交代なく迎えた後半、最初のチャンスはペルーが迎える。54分、センターサークルでボールを受けたクルサードが相手GKの位置を確認し、ロングシュート。だが、ボールは僅かにゴール上に外れる。

▽さらにペルーは62分、中盤でボールカットしたカリージョのスルーパスをボックス左で受けたジーン・デサがシュートを狙うも、これはジャギエルカのスライディングブロックに防がれた。

▽なかなかシュートチャンスに恵まれないイングランドだったが65分、ベインズの左CKをケイヒルがヘディングで流し込み追加点を奪うと、70分にも右CKからチャンスを迎えると飛び出した相手GKがファンブルしたボールをジャギエルカが押し込み、3点目を決めた。

▽大量リードを奪ったイングランドは、その後もペルーを圧倒。何度も相手ゴールに迫ったが、追加点は奪えず試合は3-0で終了した。なお、イングランドは6月5日にエクアドルと8日にホンジュラスと強化試合を行う。