ウルグアイ監督「D組は死のグループではない」

ウルグアイ代表のオスカル・タバレス監督は、イタリア、イングランド、コスタリカと同居するブラジル・ワールドカップ(W杯)のグループDが「死のグループ」と呼ばれることには同意していないようだ。

前回大会の4位に続いての上位進出を狙いたいウルグアイだが、グループステージから楽ではない戦いを強いられることになったと見られている。だが、タバレス監督はブラジル『フォリャ・ジ・サンパウロ』のインタビューに次のように語った。

「コスタリカ、イングランド、イタリアとのグループを死のグループと呼ぶのは言いすぎだ。だが、どんな相手も難しい相手だし、刺激になることではある。グループを突破できれば、より強くなることができるだろう」

「2010年もある程度同じようなものだった。誰も我々がトップ4に入るとは考えていなかったが、サッカーに不可能はない。偉業と失敗との境界はしばしばごく薄いものだ」

ブラジルでの開催ということで、同じくブラジルで開催された1950年大会でウルグアイが開催国を破って優勝したいわゆる「マラカナンの悲劇」が盛んに話題に上る。現在のチームの指揮官としては歓迎すべきことではないようだ。

「いつもそのエピソードが思い出されてしまうのは集中力を乱されることだ。歴史の中にとどめておくことであり、我々のチームの精神には良くも悪くも影響すべきではない」

「”マラカナッソ”はネガティブな影響をもたらしてきた。真のウルグアイは当時のチームであり、現在のチームではないと言うようなものだからだ。その後に成し遂げてきたことには意味がないかのようだ。できるだけ話題にならないならその方がいい」


提供:goal.com