内田のシュートが先制点につながるも…3ー3のドロー《ブンデスリーガ》
2013.11.24 02:00 Sun
23日に行われたブンデスリーガ第13節、フランクフルトvsシャルケは、3ー3の引き分けに終わった。シャルケDF内田篤人はフル出場で得点に関与。フランクフルトMF乾貴士は出番がなかった。
リーグ戦12試合終了時点で勝ち点10の15位に沈むフランクフルト。インターナショナルブレーク明けのホームゲームは是が非でも勝ち点3が欲しい試合で、開始早々からトップ下のバルネッタを軸に積極的な攻めを仕掛ける。12分には右サイドの崩しからゴール前に詰めていたラニヒが惜しいシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせた。
出足が非常に悪かったシャルケだが、14分にワンチャンスから先制点を奪う。左に開いたボアテングからマイヤー、ドラクスラー、内田とボールがつながると、内田はペナルティエリア右手前から内側に持ち込んで左足でシュート。これが相手に当たってコースが変わり、クロスバーに当たってゴールに飛び込んだ。この攻撃の際、ファルファンが倒れ、フランクフルト側がプレーを止めるようなしぐさを見せたため、ホームのサポーターは大きな不満をのぞかせたが、結局得点は認められた。
フランクフルトにとっては嫌な形の失点になり、いかに立て直しを図るかが重要だったが、集中力を欠いて瞬く間に2点目を奪われる。シャルケは18分、アオゴの右寄りの位置からのFKを、ファーサイドに飛び込んだマティプがヘッドで合わせて、追加点を奪う。
早々と2点をリードしたシャルケは、ここから余裕ある試合運びを披露。内田がファルファンと絡んで攻め上がる回数も目に見えて増えた。この日はボアテングと2トップを組んだマイヤーの動きもキレがあり、相手に脅威を与えていた。
フランクフルトはバルネッタのリスタートからきっかけを見出そうとしたが、相手の手堅い守りを崩せない。41分のフルムのミドルシュートも左ポストを強襲。どうしてもネットを揺らせない。前半は2ー0のまま折り返した。
このままでは終われないフランクフルトのフェー監督は、後半開始と同時に交代カードを切ると思われたが、意外にも変更はなし。その影響もあって、後半立ち上がりもなかなかリズムを引き寄せられないように見えた。
だが、56分の一撃でガラリと流れを変える。バルネッタのFKで混戦になると、中央で競って流れたボールをフルムがヘディング。1点差に詰め寄る。
サポーターの後押しを受け、一気にペースを握ったフランクフルトは61分、右からのクロスにホセルが豪快なヘディングで合わせてゴール。同点に追いつく。失点するまでは非常に安定していたシャルケ守備陣だったが、この時間帯は相手の電光石火の攻めに圧倒されてしまった。
その後、内田のオーバーラップなどで少し高い位置を取れたシャルケだったが、またも手痛いカウンターを食らってしまう。
68分、中央を抜け出したバルネッタのスルーパスが右サイドに流れたホセルに渡り、エースFWはDFをかわして豪快な左足シュートを叩き込む。フランクフルトはとうとう逆転に成功した。
シャルケのケラー監督は崩れた守備陣を立て直すため、左サイドバックのコラシニクに代えてフクスを投入。これで最終ラインがやや落ち着いた。が、2点のリードを跳ね返されたダメージは大きく、3点目が遠い。サライを入れて前線を分厚くしたが、それでも攻撃が活性化されない。
それでも、このまま敗戦かと思われた86分、シャルケはキャプテン・へヴェデスが起死回生のゴールを決め、何とか3ー3に追いつき、試合は終了した。
26日にCLのステアウア・ブカレスト戦を控えるシャルケにとっては最低限の結果。フランクフルトとしては一時のリードを生かせず勝ち点2を取り損ね、下位脱出のきっかけをつかみきれなかった。
提供:goal.com
リーグ戦12試合終了時点で勝ち点10の15位に沈むフランクフルト。インターナショナルブレーク明けのホームゲームは是が非でも勝ち点3が欲しい試合で、開始早々からトップ下のバルネッタを軸に積極的な攻めを仕掛ける。12分には右サイドの崩しからゴール前に詰めていたラニヒが惜しいシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせた。
出足が非常に悪かったシャルケだが、14分にワンチャンスから先制点を奪う。左に開いたボアテングからマイヤー、ドラクスラー、内田とボールがつながると、内田はペナルティエリア右手前から内側に持ち込んで左足でシュート。これが相手に当たってコースが変わり、クロスバーに当たってゴールに飛び込んだ。この攻撃の際、ファルファンが倒れ、フランクフルト側がプレーを止めるようなしぐさを見せたため、ホームのサポーターは大きな不満をのぞかせたが、結局得点は認められた。
フランクフルトにとっては嫌な形の失点になり、いかに立て直しを図るかが重要だったが、集中力を欠いて瞬く間に2点目を奪われる。シャルケは18分、アオゴの右寄りの位置からのFKを、ファーサイドに飛び込んだマティプがヘッドで合わせて、追加点を奪う。
早々と2点をリードしたシャルケは、ここから余裕ある試合運びを披露。内田がファルファンと絡んで攻め上がる回数も目に見えて増えた。この日はボアテングと2トップを組んだマイヤーの動きもキレがあり、相手に脅威を与えていた。
フランクフルトはバルネッタのリスタートからきっかけを見出そうとしたが、相手の手堅い守りを崩せない。41分のフルムのミドルシュートも左ポストを強襲。どうしてもネットを揺らせない。前半は2ー0のまま折り返した。
このままでは終われないフランクフルトのフェー監督は、後半開始と同時に交代カードを切ると思われたが、意外にも変更はなし。その影響もあって、後半立ち上がりもなかなかリズムを引き寄せられないように見えた。
だが、56分の一撃でガラリと流れを変える。バルネッタのFKで混戦になると、中央で競って流れたボールをフルムがヘディング。1点差に詰め寄る。
サポーターの後押しを受け、一気にペースを握ったフランクフルトは61分、右からのクロスにホセルが豪快なヘディングで合わせてゴール。同点に追いつく。失点するまでは非常に安定していたシャルケ守備陣だったが、この時間帯は相手の電光石火の攻めに圧倒されてしまった。
その後、内田のオーバーラップなどで少し高い位置を取れたシャルケだったが、またも手痛いカウンターを食らってしまう。
68分、中央を抜け出したバルネッタのスルーパスが右サイドに流れたホセルに渡り、エースFWはDFをかわして豪快な左足シュートを叩き込む。フランクフルトはとうとう逆転に成功した。
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26日にCLのステアウア・ブカレスト戦を控えるシャルケにとっては最低限の結果。フランクフルトとしては一時のリードを生かせず勝ち点2を取り損ね、下位脱出のきっかけをつかみきれなかった。
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