ベント「C・ロナウドはW杯制覇しなくても時代に残る」

ポルトガル代表のパウロ・ベント監督が、レアル・マドリーに所属する同代表FWクリスチアーノ・ロナウドを称賛している。

ポルトガルは、ワールドカップ(W杯)欧州予選グループFで首位の座をロシアに明け渡し、2位でプレーオフに回ることとなった。プレーオフの対戦相手はスウェーデンに決まり、11月15日と19日にホーム&アウェイでW杯本大会出場を懸けて戦う。

ベント監督は、グループステージで首位を勝ち取り直接W杯出場を決めたかったと認めている。一方、すでにプレーオフへの準備を進めていることも明かした。FIFAの公式サイトで、以下のように述べている。

「我々の目標は、ブラジルに行くこと。当初の目標は、ダイレクトに行くことだった。だから、期待と失望が入り混じっているね。目標達成へと前進するためにうまくやれなかったところはあるが、まだプレーオフにチャレンジできる」

「いくつかの試合で、もっと良いプレーをするべきだった。イスラエルとの2試合や、ホームでのアイルランド戦などね。うまくプレーできていても、効率性に欠けることがあった。その3試合は、勝利できる可能性があったのに、逃してしまったんだ」

ベント監督は、主将として代表をけん引するC・ロナウドに賛辞を送っている。

「クリスチアーノは、確かにまだ若い。しかし、彼は経験を重ねより成熟した。彼はプレーやリーダーシップだけでキャプテンになっているんじゃない。チームメートが彼を心から尊敬しているからなんだ」

「彼は素晴らしい選手だ。彼が引退する頃には、時代を築いたことになっているだろう。そのために、W杯を制覇しなければいけないとは私は思わない。もちろん、彼はそれを望むだろうがね。そして、それは我々も同じだ」
提供:goal.com