スコラーリ「今日がW杯当日ならD・コスタを招集する」

ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、アトレティコ・マドリーFWヂエゴ・コスタを同代表に招集する姿勢を示している。

今季、リーガエスパニョーラで9試合10得点と勢いに乗るD・コスタ。ブラジルとスペインの二重国籍を有す同選手は、スペイン代表からも招集を打診されており、2014年ワールドカップ(W杯)を控えてどちらの代表を選択するかに注目が集まっている。

スコラーリ監督は、11月にアメリカで行われるホンジュラス代表、チリ代表との国際親善試合にD・コスタを招集する可能性を示唆した。同選手の代理人であるホルヘ・メンデス氏に、その意向を伝えたようだ。スペイン複数メディアが、そのコメントを伝えている。

「ホルヘ・メンデスと話をした。彼に、ヂエゴを11月にマイアミとトロントで行われる親善試合に招集する意思があると伝えた。その試合の後に、私はワールドカップの招集メンバーを決定するつもりだ」

「我々は、スペイン代表がヂエゴを招集するという情報を得ている。だが、彼はすでにブラジル代表で2試合に出場している。スペインではなく、ブラジルを選ぶと考えているよ。それは選手の決断になる」

スコラーリ監督は、現在のD・コスタの調子であれば、ワールドカップ本大会に確実に招集すると明言した。一方、D・コスタ招集をめぐるスペインサッカー連盟の対応には不快感をあらわにしている。

「今日か明日がW杯の当日だったら、ヂエゴは招集されている」

「ブラジルサッカー連盟の会長との会合を続けていき、スペインサッカー連盟のプレッシャーに不満があることを示していくよ」
提供:goal.com