ヴェルメーレンにアーセナル退団の可能性

▽ベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレン(27)が、アーセナルからの移籍の可能性について言及している。プレシーズンに負った背中のケガの影響によりレギュラー争いで完全に出遅れたヴェルメーレンは、ここまでのリーグ戦の出場時間がわずかに10分と､ベンチを温める状況が続く。また、先日に3大会ぶりのワールドカップ本大会出場を決めたベルギー代表でも同様にポジションを失っている。この状況を受けて、ヴェルメーレンはイギリス『デイリー・メール』のインタビューで、出場機会を得るためにアーセナルからの移籍の可能性を示唆している。

▽「それ(移籍)が必要であるとき、僕はその可能性について考えなければならない。(移籍市場の開く)1月までにはあと2、3カ月あるけどね。当然ながらクラブで出場機会がないことは、ワールドカップのメンバーに選ばれる上で理想的なことではないからね」

▽「多くの人は出場機会が全くない状況について動揺しているかと尋ねてくるけど、そんなことはないよ。僕は出場機会について監督(ヴェンゲル)ときちんと話し合ってきた。物事は一瞬で変わるものだし、僕は今の状況を変えることができると思っている。ただ、このままの状況が続くようなら1月に別の選択肢(移籍)について話し合わなければならない」

▽2009年夏にアヤックスからアーセナルに加入したヴェルメーレンはすぐさまレギュラーポジションを掴むと、2012-13シーズンにはオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシの退団を受けて、同クラブのキャプテンに就任。しかし、昨シーズンはコンディション不良の影響などもあり低調なパフォーマンスに終始し、ドイツ代表DFペア・メルテザッカーとフランス代表DFローラン・コシエルニーにセンターバックのレギュラーを明け渡すことになった。