トルコの熱狂を歓迎するファン・ハール

オランダ代表は15日、ワールドカップ(W杯)予選でトルコと対戦する。ルイス・ファン・ハール監督は試合を前に、トルコの熱狂的な雰囲気が本大会に向けての良い準備になると語った。

グループD首位オランダは、すでに予選突破を決めており、トルコとの最終戦は消化試合となる。一方で、トルコは勝ち点で並ぶルーマニアとプレーオフへの切符を争っているところ。ルーマニアが最終戦でエストニアと対戦するだけに、トルコはオランダ相手の勝利を必要としている。それだけに、トルコのサポーターは死にもの狂いでチームを後押しすることだろう。

ファン・ハール監督は、そういった厳しい雰囲気の中で戦うことに意義があると考えているようだ。また、FIFAランキングのためにも結果を出す必要があると主張している。オランダ『NUスポーツ』が、同監督のコメントを伝えた。

「これまで出場機会が多くなかった選手たちが、この試合でどのようにやれるか興味深いところだ。(本大会の舞台)ブラジルも雰囲気はそう違わないだろう。トルコの観客は素晴らしい。サッカーマンとして、素晴らしいと思うよ。私は心配していない」

また、ファン・ハール監督はトルコのメディアに対し、プレーオフ進出に有利なのはルーマニアだと発言。その理由は、オランダがトルコに勝つからだと話している。

「どうして(ルーマニアが有利か)分かるかい? 我々がトルコを倒すからだ。少なくとも我々はベストを尽くす。トルコと最初に戦ったとき、私は彼らがグループ内でオランダに次ぐチームだと言った。我々はランキングのためにも勝ちたいと思っている」


提供:goal.com