スペイン、ベラルーシを下してW杯本大会出場に王手《ワールドカップ欧州予選》

2013.10.12 07:49 Sat
11日に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選グループI、スペイン代表vsベラルーシ代表の一戦は、ホームのスペイン代表が2-1で勝利している。

スペインは初招集のミチュを先発に抜擢。また、ゴールマウスにカシージャスではなくバルデスを据え、ベラルーシ戦に臨んだ。

スペインは序盤、モンレアルのサイドから積極的に仕掛け、左サイドからクロスを数本送る。しかし、中央に人数がおらず、シュートまで持ち込むことはできない。

なおも攻めるスペインは12分、シルバがペナルティーエリア内に走り込んだミチュにパスを通す。だが、ミチュのコントロールが流れ、シュートを打つ前にベラルーシDFのブロックに遭う。18分にはアルベロアのクロスにシルバがニアでヘディングを叩いたが、これも枠をとらえない。

スペインは引いて守るベラルーシをなかなか崩せない。すると、32分にはカウンターを狙うベラルーシにサイドを崩され、ハンドで止めたピケがイエローカードを受けてしまう。

スペインはその直後から再び攻めに出る。34分、モンレアルのクロスにミチュがヘディングを合わせる。これは右に外れた。37分、チャビ、ペドロとつないでシルバが強烈なミドルシュートを放つが、ベラルーシGKの正面を突いた。

スコアレスで前半を終えたスペインは、デル・ボスケ監督が動く。後半開始からモンレアルに代えてイニエスタを投入。3バックにして攻撃的な布陣を敷いた。さらに57分、ミチュを下げてネグレドをピッチに送り込む。

前線の人数を増やしたスペインの攻撃が実ったのは、61分だった。右サイドからクロスを上げると、ファーサイドにいたピケが再び中央に折り返す。ベラルーシDFがクリアし損ねたところにチャビが現れ、鮮やかなボレーシュートを沈めて均衡を破った。

先制点を奪った後も、スペインは攻撃の手を緩めなかった。3バックながらセルヒオ・ラモスが果敢に右サイドを攻め上がり、78分に追加点を手にする。ペドロのヒールパスを受けて右サイドでフリーになったセルヒオ・ラモスが浅い位置からクロス。これにネグレドがダイビングヘッドで飛び込み、豪快にネットを揺らした。

スペインは終了間際に1点を許したものの、そのまま逃げ切りホームで勝利を収めた。消化試合が1試合多かったフランスとの勝ち点差を再び3ポイントに広げ、グループIの首位を維持。最終節のグルジア戦で引き分け以上ならスペインのW杯本大会出場が決定する。
提供:goal.com

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