イングランド、モンテネグロ撃破で大きな一歩《ワールドカップ欧州予選》

11日に行われたワールドカップ欧州予選グループHでイングランドはモンテネグロと対戦し、ホームで4ー1と勝利した。イングランドはグループ首位をキープしている。

勝ち点1差で3位につけるモンテネグロをホームに迎えたイングランドは、序盤からゲームを支配。ボールをキープして敵陣でチャンスをうかがう。

しかし、引いて守るモンテネグロを相手に、なかなかゴール前に入ることができず、何度かカウンターから危険な場面もあった。

イングランドは33分にジェラードが惜しいミドルシュートを放つと、40分には決定機。カウンターで代表デビューのタウンゼントがボックス右外からシュートを放つと、GKが弾く。このボールをルーニーが狙うも、枠を外してしまった。前半終了間際はイングランドにチャンスが続いたが、0ー0で折り返す。

モンテネグロが望んでいた展開で後半のスタートを迎えたが、イングランドは良い形でリスタートを切った。48分、右サイドからクロスが上がるとウェルベックのシュートはGKに止められたが、ルーニーがこぼれ球を左足で押し込んでイングランドが先制。待望の先制点を奪う。

すると62分には追加点が決まった。スタリッジのヒールパスを受けて左サイドをフリーで突破したウェルベックがグラウンダーのクロスを入れると、戻りながらの守備になったモンテネグロのボスコビッチが足を出してオウンゴール。リードが2点に広がる。

71分、モンテネグロはダムヤノビッチのゴールで1点を返したが、イングランドは集中を切らさない。78分にタウンゼントが右足のミドルシュートを叩き込み、再びリードを2点とした。

アディショナルタイムにはスタリッジがPKで加点して4ー1。イングランドが勝ち点3を手にした。

モンテネグロと同勝ち点で2位につけていたウクライナは、同じ日にポーランドを1ー0で下して2位をキープ。モンテネグロが出場権争いから脱落した。

15日の試合では、イングランドがポーランドと、ウクライナがサンマリノと対戦する。
提供:goal.com