ウィルシャー発言がさらに波紋、クリケット選手と衝突

2013.10.11 03:01 Fri
外国出身選手や外国籍選手がイングランド代表でプレーすることをめぐって、アーセナルに所属するイングランド代表MFジャック・ウィルシャーの発言がさらなる波紋を呼呼んでいる。

ベルギー出身で、複数の代表チームでプレーする資格を持つマンチェスター・ユナイテッドのMFアドナン・ヤヌザイに対し、イングランド代表が招集を検討し始めたことが騒動の発端となった。

ウィルシャーはこの件で、「イングランド代表のためにプレーすべきなのはイングランド人だけ」と発言。その後、ヤヌザイ個人について代表入りに反対したわけではないとしながらも、基本的には外国人選手がイングランド代表でプレーすることには反対する立場を『ツイッター』で改めて表明していた。

このウィルシャーの一連の発言に対して、南アフリカ出身でクリケットのイングランド代表選手であるケビン・ピーターセンが反論。『ツイッター』でウィルシャーとやり合うことになった。

ピーターセンはウィルシャーに対し、他にもイングランド代表としてプレーするスポーツ選手の名を挙げつつ「外国人の定義は?」と質問。ウィルシャーは「すみません、サッカーの話です。クリケットやサイクリング、陸上などは僕の分野ではないですので」と返答したが、「どんなスポーツでも同じことで、国を代表するという話だ」と返された。

その後ウィルシャーは、次のように付け加えた。

「はっきりさせておくと、『イングランド生まれ』とは言っていない。イングランド代表ではイングランド人がプレーすべきだと言っただけだ。KP(ケビン・ピーターセン)や(ソマリア生まれの陸上選手)モー・ファラー、(コートジボワール生まれのマンチェスター・ユナイテッド所属FW)ウィルフリード・ザハのことは強くリスペクトしている。彼らはこの国に誇りを感じさせてくれる」

「サッカーについての僕の見方は、大人になってから新しい国に行って、パスポートを手に入れられたからその国の代表チームでプレーするということには同意できないということだ」


提供:goal.com

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